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【おすすめ朗読本】短編集&アンソロジー10選

114.jpg作品紹介

世の中には多くの本がありますが、いざ朗読に挑戦するときにどんな作品を読もうかと悩む人も多いのではないでしょうか?

「限られた時間で読めて、自分に合うものを...」を考えると、台本選びも慎重に行いたいところですよね。

そこで今回は、朗読台本におすすめしたい短編集やアンソロジー本を紹介します。

多くの作家・作品に出会えるお得でボリュームある一冊を、ぜひ見つけてみてはいかがでしょうか?

作品選びのポイント

膨大な作品の中から自分の朗読にピッタリなものを探し出すのはなかなか大変なもので、「これが読みたい!」と思っていても内容が難しかったり文量が多かったなんてこともありますよね。

ですが、短編集であれば短く読みやすいストーリーが多数収録されており、著名な作家を中心に豊富なジャンルが揃っています。

また、作品を選ぶ際は、およその朗読時間や誰に何を伝えたいか?など、テーマやポイントを決めておくと探しやすいです。

以下は、はじめて挑戦する人におすすめな本の選び方や朗読の組み立て方などを紹介しているのでぜひこちらも参考にしてみてください。

【朗読作品の選び方】初心者におすすめしたい作品選びのポイント(2021.02.08)

【朗読入門】上手くなるのための本の読み方と表現のコツ【徹底解説】(2021.0618)

朗読向きおすすめ短編集

15! 小学生のうちに読んでおきたい名作101

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『声に出して読みたい日本語』の著書で知られる教育学者・齋藤孝さん監修の5分で読める日本と世界の名作選。

小難しい文学作品や海外の童話が柔らかい文章とポップなイラストで約300作品まとめられています。

さらに、それぞれ解説まで添えられた作りは知育や読み聞かせとしても重宝する一冊となっていますね。

「読書が苦手」「作品選びに困っている」など、あらゆるニーズに応えてくれるイチオシの入門書です。

『齋藤孝のイッキによめる! 名作選 中学生』


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講談社より出版されている「イッキによめる!名作選シリーズ」の中学生版。

サブタイトルにあるように約10分で完結する内容ばかりでサクサク読めるのが魅力です。

芥川龍之介、中原中也、太宰治、夏目漱石といった著名な文豪はもちろん、現在活躍する作家作品も含めて全14編を収録。

ふりがなや現代仮名遣いなど、手にとったときの読みやすさが魅力で、「中学生」だけでなく幅広い世代が共感できる名作が多数ラインナップされているおすすめの短編集です。

『ベスト・エッセイ2021


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日本文藝家協会によるエッセイアンソロジー「ベスト・エッセイシリーズ」。

各分野で活躍する著名人が体験した身近な出来事や心情を垣間見れるのが魅力で、読者が共感しやすい時代を反映した旬なエッセイを楽しめます。

2021年版より以前のものも数多く出版されており、お気に入りの作家や"あの時代"を見つけて手にとってみるのもいいかもしれません。

3分で読める! コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語』

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各編3分で読めるショートストーリーが25本収録された短編小説集。

誰でも一度は利用したことのある身近な場所「喫茶店」をテーマにしたアンソロジーで、一冊を通して笑えて泣けて心温まるバラエティ豊かな内容が揃っています。



3分で読める! 眠れない夜に読む心ほぐれる物語』

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こちらも宝島社から出版されている「このミス」大賞シリーズ。

空想的で心を優しく刺激してくれる短編作を中心にラインナップされていますが、「明晰夢発生装置」(海堂尊)、「夜のラジオ」(一色さゆり)など、一度読んだら忘れられない印象的なストーリーも盛りだくさんです。

110分のしあわせ NHK国際放送が選んだ日本の名作』

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世界各国17言語に翻訳、ラジオ放送されたNHK WORLD-JAPAN110分シリーズ」の第一作。

登場人物の心情を繊細に描いた「バスに乗って」(重松清)、本と人間の不思議なエピソード「旅する本」(石田衣良)などを収録した短くも読みごたえのあるアンソロジー作品。

第二弾の「ごほうび」、第三弾の「ぜいたく」と、どれも適度なボリューム感で重すぎない内容から朗読向きな一冊です。

『とっておき名短篇』

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作家・北村薫さんと宮部みゆきさんがタッグを組んだイチオシの名選集シリーズ。

個性の強いストーリーがひとつの本にうまくまとめられており、短編ながら各編言葉巧みな表現によって読みごたえのあるものに仕上がっています。

巻末にある両者の対談も必見で、「しかし、よく書いたよね、こんなものを...」という北村さんの言葉通り、あえて名作を外した"掘り出しもの"を見つけるならぜひおすすめしたい一冊です。

『教科書でおぼえた名詩』

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「レモン哀歌」(高村光太郎)、「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)など、子どもの頃に国語の教科書で目にした"あの作品"が多数収録されている短編詩集。

その他にも、俳句や短歌、漢詩や海外作家の作品も収録されており、読み返すときに便利な巻末の索引も掲載されてます。

Amazonのベストセラーにもなっており、誰もが馴染み深く共感できる内容が詰まったおすすめの朗読題材です。

『特選 小さな名詩集』


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2019年に星雲社から出版された『特選 小さな名詩集』の新装改訂版。

「汚れちまった悲しみに...(中原中也)、「生きる」(谷川俊太郎)といった情緒あふれる名作が詰まったお得な一冊です。

ページごとの文字が大きくシンプルに記載されているので読みやすく、装丁もしっかりしているので長く愛用できるのも魅力です。

『声でたのしむ 美しい日本の詩』

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読書の楽しみ方を良い意味で裏切ってくれる作品。

詩人・大岡信さん、谷川俊太郎さんが「声でたのしむ」をテーマに編纂し、音読・朗読することでふと口ずさみたくなるような耳に残りやすい名作が多数収録されています。

古語の響きが楽しめる和歌や俳句、自由な口語調の近・現代詩まで、無駄のないシンプルな構成で、音を通して朗読表現の奥深さを再認識できる詞華集です。

まとめ

というわけで、今回は朗読におすすめの短編集・アンソロジーを紹介しました。

短い作品は入門としても最適で、短編小説や詩・童話など誰でも慣れ親しんだものが多いですよね。

朗読のテーマや時間に沿って、ぜひお気に入りの一冊を探してみてください。

【朗読入門】初心者におすすめの短編作品を紹介(2020.06.25)

ライター:ゆうき

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