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ゲーム専門の学校の就職率は高い?学べる知識や学校の選び方も解説

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ゲーム専門の学校では、ゲーム業界に就職するためのさまざまな知識やスキルが学べます。しかし、卒業後にどれくらいの割合でゲーム業界に就職できるか、就職先や就職率が心配ではないでしょうか。そこで本記事では、ゲーム専門の学校を卒業後の就職率や、学ぶメリット・デメリットなどについて解説します。

目次

  1. ゲーム専門の学校の就職率は高い傾向がある
    1. ゲーム業界にも幅広い分野がある
    2. IT業界に就職する人も多い
    3. ただしゲーム業界への就職は簡単ではない
  2. ゲーム専門の学校で習得できる知識・スキル
    1. マルチメディアの基礎知識
    2. プログラミングやエンジニアリング
    3. デザインやグラフィック制作技術
    4. プランニングやマネジメントスキル
    5. コミュニケーションスキル
  3. 専門の学校でゲーム業界を目指すメリット
    1. ゲーム業界で必要なスキルが身につく
    2. チームでの開発経験を積める
    3. 業界とのつながりや就職サポートが得られる
  4. 専門の学校でゲーム業界を目指すデメリット
    1. 大手企業への就職は難しいことがある
    2. 必ずしもゲーム業界に就職できるとは限らない
  5. 自分に合うゲーム専門の学校の選び方
    1. 専攻やカリキュラムを吟味する
    2. 学校の雰囲気や体制を確認する
    3. 業界との提携や就職実績を比較する
  6. ゲーム業界を目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」がおすすめ

ゲーム専門の学校の就職率は高い傾向がある

ゲーム専門の学校の就職率は比較的高い傾向があり、高い学校では95%前後のところもあります。そもそも専門の学校は主に「就職」を目的とした場所であり、ゲーム専門の学校ではゲーム関連業界に就職するための知識やスキルを身に付けられることが、就職率の高さの理由です。ゲーム専門の学校の就職率が高い理由について、次のポイントから見ていきましょう。

  • ゲーム業界にも幅広い分野がある
  • IT業界に就職する人も多い
  • ただしゲーム業界への就職は簡単ではない

ゲーム業界にも幅広い分野がある

ひとくちに「ゲーム業界」といっても、次のようにさまざまな職種や分野があります。

ゲームの企画を担当する ゲームプロデューサー ゲーム開発プロジェクトの総監督
ゲームディレクター ゲーム開発現場の指揮者
ゲームプランナー ゲームの企画や設定を作る
ゲームの制作を担当する ゲームプログラマー ゲームの機能を実装する
グラフィックデザイナー デザインやCG制作を担当する
シナリオライター ゲームのシナリオを作成する
サウンドクリエイター ゲームのBGMやSEを作成する
デバッガー ゲームのバグやエラーを調べる

このようにゲーム業界は多様であり、ゲーム専門の学校ではゲーム業界に関する幅広い知識が学べるため、業界への就職率は高い傾向があります。

IT業界に就職する人も多い

ゲーム専門の学校のカリキュラムにもよりますが、プログラミングを重点的に学ぶ場合は、IT業界への就職率も高い傾向があります。ゲーム開発には高度なプログラミングスキルが必要ですが、その技術は通常のシステムやアプリ開発にも役立ちます。ゲーム専門の学校の卒業生は「即戦力」となるため、IT業界でも重宝されているのです。

ただしゲーム業界への就職は簡単ではない

ゲーム専門の学校で学んだからといって、必ずしもゲーム業界に就職できるわけではありません。専門の学校の卒業生は「即戦力」となることを求められるため、学校のカリキュラム以上のことに自主的に取り組む努力をしなければ、人気の高いゲーム業界への就職は難しくなります。

特に業界大手のゲーム企業は、大卒や大学院卒に比べて専門学校卒の採用枠は少ないため、「狭き門」であることも事実です。一方で、実際にゲームの開発を担当しているのは中小のデベロッパー(開発会社)であることが多いので、ゲーム開発者を目指すのであれば努力次第で十分なチャンスが得られます。

ゲーム専門の学校で習得できる知識・スキル

ゲーム専門の学校では、次のような知識やスキルを習得できます。

  • マルチメディアの基礎知識
  • プログラミングやエンジニアリング
  • デザインやグラフィック制作技術
  • プランニングやマネジメントスキル
  • コミュニケーションスキル

マルチメディアの基礎知識

ゲームはプログラムやグラフィック、サウンドやシナリオなどの要素から構成されています。ゲーム業界に携わるためには、分野に関わらずこれらの基本を理解する必要があるため、ゲーム専門の学校では情報倫理・マーケティングなどさまざまな観点からITの基礎を学びます。

プログラミングやエンジニアリング

プログラミングは、ゲーム業界に携わるうえで必須といっても過言ではない技術です。プログラマー志望ではなくても、グラフィックやサウンドなどの分野で簡易的なプログラミングが要求される場面はあります。ゲーム分野で特に重要なC++に加えて、近年ではUnityやUnreal Engineといったゲームエンジンの使い方を学ぶこともあります。

デザインやグラフィック制作技術

ゲームに欠かせない要素であるグラフィックを制作するために必要な、デッサンやアニメーションの手法・表現力を身につけます。そのツールとして一般的である、Photoshopやllustratorといった画像編集ソフトや、Mayaのような3DCGソフトの操作方法も学びます。

プランニングやマネジメントスキル

ゲームディレクターやゲームプランナーを目指す場合は、プランニングやマネジメントのスキルが必要です。ゲーム専門の学校では、グループでのゲーム制作実習を通じて、共同制作に欠かせない協調性やマネジメント能力を身に付けることができます。

コミュニケーションスキル

ゲーム業界ではさまざまな職種とその担当者がいて、全員で協力してひとつのゲームを開発します。そのため、ほかのメンバーとの情報共有や意見交換が必須となり、コミュニケーションスキルが求められるのです。

専門の学校でゲーム業界を目指すメリット

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専門の学校でゲーム業界を目指すメリットとして、次のようなものが挙げられます。

  • ゲーム業界で必要なスキルが身につく
  • チームでの開発経験を積める
  • 業界とのつながりや就職サポートが得られる

ゲーム業界で必要なスキルが身につく

ゲーム専門の学校では、一般的に2~3年間でゲーム業界で働くための知識が習得できます。専門的な知識が求められる場面が多いですが、講師から丁寧な指導が受けられるため、未経験からでもゲーム業界を目指すことが可能です。学校によってはゲーム業界の経験者の指導も受けられるため、より深く実践的なスキルが身につくでしょう。

チームでの開発経験を積める

ゲーム専門の学校では、同級生と共同でゲームを開発する機会が多いため、チームワークやコミュニケーションスキルが磨かれます。大学や独学で学ぶ場合は、こうした経験が得られる機会が少ないため、専門の学校で学ぶことは大きなアドバンテージになる可能性があるのです。

業界とのつながりや就職サポートが得られる

専門の学校によっては、ゲーム業界の著名人を招いた講演や講義が受けられることがあり、ゲーム業界のリアルな働き方を知ることができます。さらに、ゲーム企業とのコネクションもあるためインターンシップに参加しやすく、丁寧な就職サポートを受けることも可能です。

専門の学校でゲーム業界を目指すデメリット

ゲーム専門の学校で学ぶことには、次のようなデメリットがあります。

  • 大手企業への就職は難しいことがある
  • 必ずしもゲーム業界に就職できるとは限らない

大手企業への就職は難しいことがある

業界大手のゲーム企業は、学歴の条件が厳しい場合があり、専門学校卒では就職できないことがあります。大手企業やいわゆる「AAAスタジオ」への就職を目指す場合は、在学中に自主的にスキルを高めて優れたポートフォリオを制作することが重要です。

必ずしもゲーム業界に就職できるとは限らない

ゲーム専門の学校の就職率は最大95%と高い水準ですが、就職先にはゲーム業界だけではなく、関連するITやデザインなどの業界も含まれます。そのため、必ずしもゲーム業界に就職できるわけではなく、関連する業界に就職するケースも珍しくありません。

ただし、ITやデザイン関連などの業界の場合は即戦力として評価されやすいため、さまざまなスキルを身に付けるゲーム専門の学校の卒業生は就職に有利になりやすいです。また、面接でカギとなる「コミュニケーション能力」は専門の学校でのチーム開発経験で磨けるうえに、丁寧な就活対策が受けられるため安心です。

自分に合うゲーム専門の学校の選び方

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自身に合うゲーム専門の学校を選ぶために、次のようなポイントを意識しましょう。

  • 専攻やカリキュラムを吟味する
  • 学校の雰囲気や体制を確認する
  • 業界との提携や就職実績を比較する

専攻やカリキュラムを吟味する

前述したように、ゲーム業界はさまざまな分野から成り立っており、求められる知識やスキルが異なります。自身がゲーム業界とどのように関わりたいかを踏まえて、学びたい分野のカリキュラムが充実した学科を選ぶことが大切です。

学校の雰囲気や体制を確認する

ゲーム業界で活躍するためには、座学で身につけた知識やスキルを上手く活用することが重要で、実習が欠かせません。専門の学校の設備・企業との連携・カリキュラム・サポートなどの体制が充実していれば、実務に近い経験が積めます。専門の学校を検討する際は、オープンキャンパスや説明会に参加して、学校の雰囲気や体制を確認しましょう。

業界との提携や就職実績を比較する

ゲーム業界との提携が充実した専門の学校では、専門家の講習機会が得られるうえに、就職サポートも充実している傾向があります。就職率の高さはもちろん、どのような業界や企業への就職実績があるかが重要なポイントです。就職実績が充実した専門の学校に通えば、それだけゲーム業界に就職できる確率が高まるでしょう。

ゲーム業界を目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」がおすすめ

ゲーム専門の学校の就職率は高い傾向があります。ただし、ゲーム業界にはさまざまな職種があって高いスキルが求められるため、目指したい方向を見極めて学校を選び、在学中は自主的に学ぶことが大切です。

これからゲーム業界を目指す方には、「総合学園ヒューマンアカデミー」のゲームカレッジがおすすめです。就職率はなんと97.8%と非常に高く、スクウェア・エニックスやバンダイナムコスタジオなど、業界最大手のスタジオへの就職実績も豊富にあります。

ゲーム関連企業300社以上との協力関係もあり、ゲーム関連企業の求人社数も150社以上にのぼります。在籍中にゲームを10本制作でき、コンテストや企業講評会の機会も豊富で、さらにチーム制作も重視しているため実務に役立つスキルが身につくでしょう。

また第一線で活躍する現役プロ講師の指導を受けることができ、全国に校舎を展開しているため、地元でも高いスキルを学べます。さらに、少人数制を導入しているためサポート体制が充実しており、未経験の人でもしっかりゲーム業界への就職を目指していくことが可能です。

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