声優・俳優

未経験でも声優のオーディションに受かる?合格のコツと学び方を解説

image01.jpg

声優として活動するためには、オーディションに受かる必要があります。近年では、映画やアニメなどの影響で声優という職業の人気が高まり、声優を目指す人が増えています。声優は経験やスキルが要求されるので、「未経験で合格できるのか」と不安を抱えている人もいらっしゃるでしょう。そこで本記事では、声優オーディションの概要や未経験でも合格するためのコツについて解説します。

未経験から声優オーディションを目指す方法

声優業界は人気が高く競争が激しいため、未経験者が活躍するには「ハードルが高い」と感じられるかもしれません。しかし、次のような方法でチャレンジすることで、プロの声優になれる可能性を高めることができます。

  • 一般公募オーディションに応募する
  • 声優養成所で学ぶ
  • 声優専門校で学ぶ

一般公募オーディションに応募する

「一般公募オーディション」とは、一般の応募者が参加できる声優オーディションのことを指し、主に新人発掘が目的です。例えば、アニメ・映画・ゲームなどのキャラクターの声優を決めるために、声優事務所が開催しています。

一般公募オーディションに合格することで、未経験からでも声優としてデビューする道が開けます。一般公募オーディションは未経験でも参加できるため、後述する声優養成所や声優専門校に通わなくても声優になれる可能性があるのです。それだけに多くの人が参加するため、まったくの未経験から合格するのは非常に難易度が高いといえます。

声優養成所で学ぶ

「声優養成所」は、声優として活躍するために必要な実践的なスキルが習得できる機関です。一般的には声優事務所・プロダクションなどが運営しており、声優養成所を卒業することでプロの声優として活躍する道が開けます。ただし、声優養成所の入所にもオーディションがあるうえにレベルが高いため、未経験者には向いていない方法です。

声優専門校で学ぶ

未経験から声優を目指す場合、最も現実的な方法だと考えられるのが、声優専門校で学ぶことです。声優専門校では、声優になるために欠かせない専門的な知識・スキルを学ぶことができます。例えば、滑舌やアクセントの訓練はもちろん、演技の技術やオーディション対策などです。

学校によっては、専門知識がある講師や現役プロが丁寧に教えてくれるので、オーディションに受かるために必要なスキルを未経験者でもしっかり学ぶことができます。総合学園ヒューマンアカデミーの声優専門校のように、企業やプロダクションと連携した独自のオーディションシステムを展開し、養成所を経由せず声優事務所に所属できる可能性がある学校も存在します。

声優オーディションの主な流れ

image02.jpg

声優オーディションは、主に次のような流れで行われます。

  • 書類審査
  • テープ審査
  • 実技審査
  • 対面面接

書類審査

声優オーディションでは、まず書類審査が行われます。応募者は必要事項を記載した書類・自己PRを提出し、その内容で審査員が判断します。この段階で「ボイスサンプル」も合わせて提出することが一般的で、基本的には自由に録音できるため、声質や演技の幅など自身の魅力をアピールできるチャンスです。

テープ審査

テープ審査では、あらかじめ指定されたセリフどおりに演技したものを送り、その内容を審査員がチェックします。ボイスサンプルと同様に事前収録した音声を送りますが、自由に演技できるボイスサンプルとは異なり、テープ審査では演技内容があらかじめ指定されています。そのため、主催者側の意図を理解したうえで演技することが大切です。

実技審査

テープ審査に通過したあとは、会場で実技審査が行われます。あらかじめ指定された役やセリフに合わせて、審査員の目の前で演技を披露し、その内容が評価されます。言い方や雰囲気を変えてほしいなど、審査員が要望を出すことがあり、その指示に合わせた臨機応変な演技ができるかどうかもチェックされるポイントです。

対面面接

実技審査と合わせて、対面で面接が行われることもあります。志望動機や自己PRなどに加えて、応募者の人柄や声優業に対する熱意などがチェックされます。場合によっては、歌・ダンス・フリートークなどの要望が出ることがあるので、臨機応変に対応することが大切です。

未経験者が声優オーディションに受かるためのポイント

未経験者が声優オーディションに受かるためには、次のようなポイントを意識してオーディションに臨みましょう。

  • 志望動機や自己PRで積極的にアピールする
  • ナチュラルで明るい印象を与える写真を選ぶ
  • 審査員を魅了できるボイスサンプルを用意する
  • ほかの応募者と差別化できる「個性」を磨く
  • 複数の声優事務所に応募して可能性を広げる
  • オーディション前に何度も練習を重ねておく

志望動機や自己PRで積極的にアピールする

声優オーディションでは、志望動機や自己PRの内容が重要になります。オーディションは基本的に書類選考から始まるため、志望動機や自己PRが魅力的でなければ、その時点で不合格となってしまうかもしれません。

審査員は短時間で多数の書類をチェックする必要があるため、志望動機や自己PRは具体的で簡潔にまとめることが望ましいです。自分の特徴や強みを理解して、「何ができるか」「何を得意とするか」などを分かりやすく表現するようにしましょう。

ナチュラルで明るい印象を与える写真を選ぶ

一般企業の履歴書でも同じことではありますが、第一印象は表情や印象で決まりやすいといわれています。以前は声優が表舞台に立つことは少なく、いわば「裏方」のような存在でしたが、近年ではさまざまな媒体で顔を出す機会が増えています。

そのため、声優オーディションでは「顔写真の印象」についても、審査員に確認される可能性が高いのです。色彩が暗い写真や無表情な写真は審査員が受ける印象が良くないため、ライトを当てたり自然な笑顔を作ったりして魅力的な写真を用意しましょう。ただし、高品質な写真を自分で撮るのは限界があるため、写真館などでプロに依頼して宣伝写真を撮ってもらうのもひとつの手です。

審査員を魅了できるボイスサンプルを用意する

声優オーディションでは、自身の「ボイスサンプル」がポートフォリオのような役割を果たします。ボイスサンプルでは、自身の声質や演技力などを伝えることができるため、可能な限り審査員にアピールできるものを提出することが大切です。

自分の声にどのような魅力や強みがあり、どんなシチュエーションやセリフで個性を最大限に発揮できるかを考えて、ボイスサンプルを作成しましょう。ノイズのない高品質な録音データを作るために、できればレコーディングスタジオでプロに録音してもらうのが理想です。声優専門校であればそのようなサポートが得やすいため、安心して声優オーディションに臨めます。

ほかの応募者と差別化できる「個性」を磨く

声優は演技力が重要ですが、それ以外に「個性」や「特技」を磨くことも求められます。例えば、楽器の演奏やダンス・歌唱力などを磨くことでほかの応募者との差別化につながり、審査員に強いインパクトを与えることが可能です。前述したように、近年では声優がメディアに露出する機会が増えているため、魅力的な個性や特技がある人は審査員の注目を集めやすくなるでしょう。

複数の声優事務所に応募して可能性を広げる

複数の声優事務所のオーディションに応募するほうが、声優としてデビューできる可能性が高まります。声優業界は競争が厳しいため、希望する声優事務所がある場合でも、そこだけに絞り込むのは避けましょう。応募先を増やすことで合格の可能性が高まりますし、オーディションの経験が深まり今後に活かしやすくなります。

オーディション前に何度も練習を重ねておく

声優オーディションに挑むときは、事前に練習やシミュレーションを重ねておくことが大切です。準備なしでいきなりオーディションに臨むと、緊張したり要点がまとまらなかったりして、審査員に自身の魅力を最大限にアピールしきれません。どんな質問にどう答えるか、審査員の要望に対するアクションなど、さまざまなパターンを想定しておきましょう。

未経験から声優オーディションを目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」がおすすめ!

image03.jpg

声優業界は競争が激しいため、未経験から声優オーディションを目指すのは容易ではありません。声優オーディションでは、演技力はもちろん特技・個性もチェックされるため、オーディションの前は入念に準備しておく必要があります。そのため、未経験から声優オーディション合格を目指すのであれば、声優専門校でスキルを磨きながらオーディション対策を行うのがおすすめです。

「総合学園ヒューマンアカデミー」の声優専門校では、声優として活躍するために欠かせない知識やスキルを磨くことができます。年間オーディション数は400件以上、在学中のデビュー数は500件以上もあるため、未経験から声優デビューできるチャンスが多いです。

現役プロ講師や声優業界との連携も充実しているうえに、少人数制を導入しているため丁寧なサポートが受けられます。さらに、全国に校舎を展開しているため、地元にいながら本格的なスキルを身につけることができるでしょう。

RELATED

この記事に関連する記事