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プロゲーマーの平均年収は?日本・世界のランキングや主な収入源などを解説!
プロゲーマーの平均年収は「400万〜500万円」程度です。具体的な年収は収入源の数やプレイヤーのスキル、参加する大会規模、ゲームタイトルなどで変動しますが、中には1億円以上稼いでいる人もいます。さらに、世界のプロゲーマーの中には10億円近く稼ぐ人もおり、自分が好きなゲームで高い年収を獲得できる可能性があるというのは魅力的です。
もっと高い年収を目指すのであれば、大会の賞金だけでなく、スポンサー収入や動画配信による収入など幅広い方法を活用しましょう。
本記事では、日本・世界のプロゲーマーの年収や収入を伸ばすためのコツなどを解説します。
プロゲーマーの平均年収は400万〜500万円!
プロゲーマーの平均年収は「400万〜500万円」程度です。中には1億円以上を稼いでいる人もいます。プロゲーマーの主な収入源は以下の通りです。
- 大会の賞金
- スポンサーによるサポート
- 動画配信の収入(広告や投げ銭)
「プロゲーマーの年収は、こうした収入源の数やプレイヤーのスキル、参加する大会規模、プレイするゲームタイトルなどに応じて変動するため、一概にはいえません。
日本のプロゲーマーの年収ランキングTOP10
まずは、日本のプロゲーマーの年収ランキングTOP10を確認しましょう。「Esports Earnings」に掲載されたトーナメントでの合計獲得賞金をもとに、ランキングを作成しています。(2025年1月現在)
※レートは「三井住友銀行|リアルタイム為替レート」をもとに、1ドル=150円で計算。小数点以下は四捨五入
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
カキブ | 1億8,428万2,731円 |
フェグ | 1億5,045万円 |
ガチくん | 9,691万2,680円 |
むぎ | 9,133万7,832円 |
ときど | 9,132万852円 |
カケル | 6,834万2,228円 |
レジル | 6,692万8,214円 |
デュエロ | 6,359万3,879円 |
天才 | 6,357万5,001円 |
ネギま | 6,142万7,577円 |
1位のカキブ選手は、オンラインカードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプレイヤーで、世界ランキング143位の実績があります。2021年に開催された「Shadowverse World Grand Prix 2021」で1位となり、上記の賞金を獲得しました。
2位のフェグ選手は、世界ランキングで195位のShadowverseプレイヤーです。ひとつの大会で獲得した最高額は、2018年に開催された「Shadowverse World Grand Prix 2018」の1億5,000万円でした。獲得賞金総額の99.7%を占めています。
3位のガチくん選手は、世界ランキングで373位の格闘ゲームプレイヤーです。ひとつの大会で獲得した最高額は、2018年に開催された「カプコンカップ2018」の3,750万円でした。獲得賞金総額の38.69%を占めています。
世界のプロゲーマーの年収ランキングTOP10
続いて、世界のプロゲーマーの年収ランキングTOP10を確認しましょう。「Esports Earnings」に掲載されたトーナメントでの合計獲得賞金をもとに、ランキングを作成しています(2025年1月現在)。
※レートは「三井住友銀行|リアルタイム為替レート」をもとに、1ドル=150円で計算。小数点以下は四捨五入
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
N0tail | 10億7,762万4,458円 |
JerAx | 9億7,299万3,597円 |
ana | 9億366万1,794円 |
Ceb | 8億9,187万6,410円 |
Topson | 8億8,482万1,590円 |
Miposhka | 8億8,114万724円 |
Collapse | 8億3,836万6,661円 |
Yatoro | 8億3,726万408円 |
Mira | 8億3,443万4,858円 |
KuroKy | 7億9,429万940円 |
FIFA23位のN0tail選手(デンマーク)は、複数プレイヤーがチームに分かれて戦う「Dota2」のプレイヤーです。ひとつの大会で獲得した最高額は、2019年に開催された「The International 2019」の4億6,860万5,430円でした。獲得賞金総額の43.49%を占めています。
2位のJerAx選手(フィンランド)は、Dota2のプレイヤーです。ひとつの大会で獲得した最高額は、2019年に開催された「The International 2019」の4億6,860万5,430円でした。獲得賞金総額の48.16%を占めています。
3位のana選手(オーストラリア)は、Dota2のプレイヤーです。ひとつの大会で獲得した最高額は、2019年に開催された「The International 2019」の4億6,860万5,430円でした。獲得賞金総額の51.86%を占めています。
ゲームタイトル別!日本人プロゲーマーの年収ランキングTOP5
最後に主要なゲームタイトル別で、日本人プロゲーマーの年収ランキングTOP5を発表します(2025年1月現在)。
- Apex Legends
- VALORANT
- 鉄拳8
- Fortnite
なお、参照サイトに記載された各ゲームのトッププレイヤーから、日本人のみを抜き出して「TOP5」として並べております。
※レートは「三井住友銀行|リアルタイム為替レート」をもとに、1ドル=150円で計算。小数点以下は四捨五入
Apex Legends
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
YukaF | 2,422万1,400円 |
Meltstera | 1,537万4,100円 |
MatsuTasu | 1,373万5,800円 |
Ftyan | 1,270万1,250円 |
saku | 1,157万6,850円 |
参照:Esports Earnings|Apex Legends
1位のYukaF選手がひとつの大会で獲得した最高額は、2022年に開催された「ALGS Championship 2022」の800万円でした。獲得賞金総額の33.03%を占めています。
VALORANT
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
Laz | 918万7,050円 |
crow | 863万9,250円 |
Dep | 534万150円 |
TENNN | 500万7,300円 |
SugarZ3ro | 483万4,650円 |
1位のLaz選手がひとつの大会で獲得した最高額は、2022年に開催された「VCT 2022: Stage 1 Masters - Reykjavík」の255万円でした。獲得賞金総額の21.23%を占めています。
鉄拳8
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
Double | 1,167万3,600円 |
NOBI | 437万9,550円 |
Chikurin | 421万1,250円 |
Keisuke | 226万7,100円 |
Ao | 193万800円 |
1位のDouble選手がひとつの大会で獲得した最高額は、2024年に開催された「Esports World Cup 2024(T8)」の1,125万円でした。獲得賞金総額の63.99%を占めています。
FIFA23
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
eb Nasri | 165万円 |
Tera | 75万円 |
AGU | 52万5,000円 |
youxme | 50万6,250円 |
Taka | 37万5,000円 |
1位のWeb Nasri選手がひとつの大会で獲得した最高額は、2024年に開催された「Esports World Cup 2024(FIFA)」の450万円でした。獲得賞金総額の32.75%を占めています。
Fortnite
プレイヤーID | 合計獲得金額 |
Maufin | 2,076万4,350円 |
Shelom | 1,960万8,750円 |
Russ | 1,689万円 |
Melius | 1,669万7,400円 |
Zagou | 1,417万650円 |
1位のMaufin選手がひとつの大会で獲得した最高額は、2019年に開催された「Fortnite World Cup Finals 2019 - Solo」の750万円でした。獲得賞金総額の36.04%を占めています。
上記の年収ランキングからわかるように、日本はまだプロゲーマーという職業が一般的ではないため、世界と比べ年収も低い傾向にあります。しかし、一般社団法人日本eスポーツ連合が発表した「日本eスポーツ白書2023」によると、日本のeスポーツの市場規模は2022年時点で約126億円であり、今後も大きくなると予測されています。プレイ人口が増えプロゲーマーの認知度が高まれば、年収も上がると期待できるでしょう。
プロゲーマーの主な収入源
上記はあくまでも、大会の賞金を獲得した際の年収目安です。プロゲーマーであれば、以下のように他の収入源を持つこともできます。
- スポンサー収入
- 所属チームの給料
- 動画配信による収入
- メディアへの出演料
スポンサー収入
実力と人気が伴っているプレイヤーであれば、スポンサーから広告収入を獲得できます。支援の形は、以下のように企業ごとで異なります。
- ロゴ入りのユニフォームを着用して広告料を受け取る
- ゲーミング機器を提供してもらう
- 遠征先までの交通費を支給してもらう
定期収入が得られるため、生活を安定させられます。
ただし、大会で成果が残せなかったり配信での人気が落ちたりすれば、スポンサーから打ち切られる可能性はあります。そのため、ゲームのスキルを磨いたり、SNSでフォロワーを増やし拡散力をつけたりする努力が必要です。
所属チームの給料
スポーツ選手と同じように、プロチームに所属しながら活動する方法もあります。スカウトやトライアウトで入団することが一般的です。チーム所属なら、基本的に年俸制で給料が入るため、契約期間中は生活基盤を安定させつつプレイに集中できます。
ただし、大会で成果が残せなかったり知名度が低かったりすれば、給料の変動や契約打ち切りもあり得るシビアな世界です。そのため、チームに所属しただけで安心しないよう、変わらずスキルアップに励みましょう。
動画配信による収入
人気プロゲーマーであれば、YouTubeやニコニコ生放送、ツイキャスなどのプラットフォームで動画を配信し、広告収入を得たり投げ銭を受け取ったりできます。
配信者として投げ銭を受け取るには、ゲームのプレイスキルに加え、視聴者を楽しませるトーク力が必要です。また、SNS上でフォロワーを増やし、インフルエンサーとして影響力を伸ばすことも考えましょう。
メディアへの出演料
大会で好成績を残したり配信者としての知名度が高かったりすれば、テレビやYouTubeチャンネルなどへ出演できます。番組に出演して知名度が上がり、別のチャンネルに呼ばれたり自分の配信視聴者数が増えたりすれば、どんどん年収は高くなるでしょう。
プロゲーマーになって高い年収を実現するには?
「将来はプロゲーマーになって高年収を目指したい!」という人は、以下のポイントを意識しながら活動しましょう。
- プレイスキルを磨く
- 人気が高いゲームをプレイする
- SNSや動画配信を活用して知名度を高める
- プレイスキル以外の能力も磨く
プレイスキルを磨く
まずはプレイスキルを磨くことが大前提です。スキルを磨いて、大会で実績を残したり視聴者を魅力するプレイができたりすれば、「スポンサーについてもらう」「人気配信者になって投げ銭をもらう」など、さまざまな収入源が確保できます。
スキルを磨くには、毎回「◯◯の場面でもっとこうすべきだった」「次は新しい技を試そう」といった、次につながる反省と改善を繰り返すことが大切です。
人気が高いゲームをプレイする
人気が高いゲームタイトルほど、大会の規模が大きくなったり配信需要が伸びたりするため、年収も増やしやすい傾向にあります。
例えば今回紹介したゲームの中では、日本人の上位プレイヤー5人の年収が1,000万円を超えている「Fortnite」なら、今後も人気が出て高い収入がゲットできるかもしれません。 ームを選ぶ際は、プレイ人数をチェックしてサービス終了のリスクがないかも見極めましょう。もちろんプレイ人口が多いと競争率も高くなるため、よりスキルアップを意識することが欠かせません。
とはいえ、人気の高さや将来性だけでなく、単純に自分が好きなゲームをプレイする気持ちも大切です。自分が好きなタイトルであれば、長時間にわたる練習も楽しんで乗り越えられます。
SNSや動画配信を活用して知名度を高める
動画配信の投げ銭やメディア出演で年収を伸ばしたいなら、SNSや動画配信を活用した知名度アップが欠かせません。例えば「フォロワーと積極的に交流する」「動画配信で軽快なトークで視聴者を楽しませる」といった方法で知名度を高め、ファンを増やしましょう。
SNSや動画配信での知名度が高まれば、スポンサーからのサポートが受けられるかもしれません。
プレイスキル以外の能力も磨く
大会での賞金以外で年収を上げるには、以下のようなプレイスキル以外を磨くことが大切です。
- 配信や出演メディアで視聴者を楽しませるトークスキル
- 動画編集スキル
- スポンサーとの交渉能力
- SNSにおけるテキストコミュニケーション能力
- 将来性が高いゲームタイトルを見極める能力
収入源が増えれば生活も安定するため、気持ちに余裕を持ってプレイのスキルアップに時間を使えるようになります。
「総合学園ヒューマンアカデミー」でプロゲーマーに必要なスキルを磨こう!
プロゲーマーは、個人のスキル次第で億単位の年収も目指せる夢のある仕事です。到達までには厳しいスキルアップが必須ですが、自分の好きなことに打ち込んで高い年収を獲得できれば幸せでしょう。さらに、スポンサー収入や動画配信の収入といったさまざまな収入源を作るには、プレイスキルに加え「SNSでの発信力」「視聴者を楽しませるトークスキル」などの能力も必要です。
もし、上記のように「プロゲーマーに必要な幅広くスキルを学びたい!」と思う人がいれば、ぜひ「総合学園ヒューマンアカデミー」への入学をご検討ください。
総合学園ヒューマンアカデミーには、2年間の実績的なカリキュラムでプロを目指す「プロプレイヤー専攻」と、ストリーマーや大会運営などについて学べる「e-Sportsビジネス専攻」などの専攻があります。2026年度にはストリーマーに特化した「ストリーマー専攻」も開講予定です。
プレイスキルを磨きつつ、年収アップに必要なスキルも体系的に学べるため、eスポーツ業界に長く携わりたい人にぴったりです。
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