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ゲーム専門学校の学費は平均いくら?授業料の相場感や奨学金について解説
ゲーム業界を目指すなら、必要な知識を体系的に学べるゲーム専門学校やゲーム専門校がおすすめです。しかし、学費や授業費が平均どれくらいかかるか、心配な方もいらっしゃるでしょう。そこで本記事では、ゲーム専門学校・専門校の学費について解説します。
ゲーム専門学校・専門校の学費の内訳や平均的な相場
ゲーム専門学校・専門校の学費の内訳や平均相場について、次のポイントから解説します。
- 学費にはさまざまなものが含まれる
- ゲーム専門学校・専門校の平均学費は年間120万~150万円前後
- 専門の学校の学費は一般的に複数回に分けて支払う
- 専門の学校では大学より実践的な知識が学べる
学費にはさまざまなものが含まれる
ゲーム専門学校・専門校の学費の内訳は、主に「入学金」「授業料」「設備費」「実習費」などです。設備費はパソコンやタブレットといった電子機器、プログラミングやCG制作に使用するソフトウェアの利用料、さまざまな設備の維持管理費などが該当します。
実習費には、実技や実習などにかかる費用や材料費などが含まれます。初年度の学費は「初年度納付金」と呼ばれており、入学金も含まれるためほかの年度より高額になることに注意が必要です。また、一人暮らしの場合は学費だけではなく、生活費もかかるためトータルコストを考えることが大切です。
ゲーム専門学校・専門校の平均学費は年間120万~150万円前後
ゲーム専門学校・専門校の1年あたりの学費の平均相場は、120万~150万円ほどです。2年制のゲームゲーム専門学校・専門校の場合は、平均的な総額の相場は240万~300万円前後となります。学校によっては、修業年数や設備費・実習費などの違いから、学費や授業料も変わります。より実践的な実習や演習を行う学校では、学費も高くなる傾向がありますが、そのぶん就職に役立つという点で魅力的です。
ゲーム専門学校・専門校の学費は一般的に複数回に分けて支払う
ゲーム専門学校・専門校の学費は、一般的には前期と後期の2回、もしくは3回に分けて支払う形式が多いです。そのため、一括で支払うことができなくても、後述する方法で学費を用意することができます。支払い方法や期限については、学校ごとに異なるため、事前に確認して学費を用意しておくことが大切です。
ゲーム専門学校・専門校では大学より実践的な知識が学べる
ゲーム専門学校・専門の学校と大学には、学費以外にも「カリキュラム」や「学習内容」にも大きな違いがあります。一般的な大学では、まずは一般教養として幅広い分野について学び、一定期間後に専攻分野の知識を習得していきます。また、大学ではそもそもゲーム分野専攻の学科が少ないうえに、実務に近い実習や開発を行う機会も少ないため、実戦的なスキルの習得には限界があるのです。
一方で、ゲーム専門の学校では座学だけではなく実習・制作が中心となるため、実務に直結する実践的な知識・スキルが身につきます。そのため、ゲーム業界に就職したいのであれば、ゲーム専門の学校で学ぶほうがおすすめです。
ゲーム専門学校・専門校に通うための学費を用意する方法
ゲーム専門学校・専門の学校に通うためには学費が必要ですが、すべてを自費でまかなうのが困難なことも珍しくありません。しかし、次のような方法を活用することで、学費を用意しやすくなるでしょう。
各種奨学金
「奨学金」とは、進学のために必要な費用の付与・貸与が受けられる制度で、本人名義で借りて卒業後に自分で返していくという形式です。主な奨学金制度として、日本学生支援機構や地方公共団体のものがあります。
日本学生支援機構の奨学金は「独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金制度で、地方公共団体の奨学金は各自治体が提供しています。いずれも給付型奨学金と貸与型奨学金の2種類のものがありますが、貸与型の場合は卒業後に全額返済しないといけません。ただし、学校や世帯年収の上限によってはこうした奨学金が利用できない場合があるため、ほかの方法も検討してみましょう。
教育ローン制度
奨学金のほかに「教育ローン」を利用することも可能で、次のようなものがあります。なお、未成年の場合はいずれも親権者の名義で申請する必要があります。
- 日本政策金融公庫
- 中央労働金庫教育ローン
- 金融機関の教育ローン
- 民間の教育ローン
それぞれ貸付の条件や金利などが異なるため、詳細を確認しておくことが重要です。例えば、金融機関や民間の教育ローンは審査に比較的通りやすい一方で、金利がほかより高い傾向があるなどです。基本的には日本政策金融公庫や、中央労働金庫教育ローンを選ぶのがおすすめですが、それらが利用できない場合に検討してみるといいでしょう。
新聞奨学生制度
「新聞奨学生」は、新聞配達や集金などの仕事を行うことで、学費の貸与が受けられる制度です。仕事の給与から奨学金が差し引かれるため、在学中から返済が始まることになり、ほかの奨学金より完済が早い傾向にあります。できるだけ奨学金の負担を減らしたい人に、新聞奨学生が特におすすめです。
アルバイトで学費を稼ぐ
奨学金や教育ローンの利用に抵抗がある場合は、「アルバイト」で学費を稼ぐのも効果的です。専門の学校の授業料は、一般的に前期と後期に分けて支払う、もしくは学年ごとに支払うシステムなので、その納付期限までに学費をまかなうことができれば、奨学金や教育ローンを利用する必要はありません。
アルバイトというとコンビニや飲食店などのイメージがあるかもしれませんが、近年ではクラウドソーシングサービスが普及しているため、ゲーム専門学校や専門校で身につけた知識やスキルを活かして稼ぐことも可能です。ただし学業が疎かになっては本末転倒なので、入学したい学校の時間割と照らし合わせたりオープンキャンパスに参加したりして、アルバイトしながら通学できるか確認しておきましょう。
ゲーム専門学校・専門校の学費に関する注意点
ゲーム専門学校・専門校の学費について、次のポイントに注意が必要です。
- 学費以外にも必要な費用がある
- 奨学金やローンは返済する必要がある
学費以外にも必要な費用がある
ゲーム専門の学校に通うためには、次のように学費以外の費用がかかることに注意が必要です。
- パソコン
- 受験料
- 教材費
- 交通費
- 生活費
ゲーム専門の学校では、プログラミングやCGなどの制作を行うため、自宅で使用できるパソコンが欠かせません。ゲーム制作にはそれなりのスペックのパソコンが必要になるため、それだけで20万円前後の費用がかかるでしょう。また、ゲーム専門の学校の入学申請時に必要な受験料や専門知識を学ぶための教材費、学校に通うための交通費に加えて、一人暮らしの場合は生活費も必要となります。
奨学金や教育ローンは返済する必要がある
奨学金や教育ローンなどを活用すれば、在学中の時点での学費の負担を抑えることができます。しかし、これらはあくまで「借金」であるため、将来的に全額を返済する必要があるうえに利子の負担なども生じます。ライフステージのさまざまな場所で、こうした借金は足かせになってしまう恐れがあるため、長期的な視野で学費について検討することが重要です。
学費が厳しい場合は「夜間講座」も検討
何らかの事情により、奨学金や教育ローンを利用しても学費をまかなうことが難しい、もしくは利用したくないという場合もあるでしょう。そのような場合には、「夜間講座」があるゲーム専門の学校やスクールを検討してみるのがおすすめです。基本的には全日制の講座よりも、夜間講座のほうが学費が抑えられているため通いやすくなります。
例えば「総合学園ヒューマンアカデミー」のゲームカレッジは、「夜間・週末講座」も利用できるゲーム専門校です。ゲーム業界で活躍するための知識やスキルを週1回の通学で習得することができ、学習や就職のサポートも手厚いため安心して学べます。もちろん、総合学園ヒューマンアカデミーの設備や施設も全日制と同じように利用できます。
総合学園ヒューマンアカデミーの「ゲーム専門校」の学費
総合学園ヒューマンアカデミーの「ゲーム専門校」のプログラマー専攻やCGデザイナー専攻は、3年制となっており学費は次のとおりです。
入学金
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30万円
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年間授業料
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92万円(3年目は620,000円) |
学校の設備費
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25万円 |
諸経費
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14万円(校舎により異なる)
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なお、プランナー専攻は2年制となるため、3年目の学費は不要となります。
ゲーム業界を目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」がおすすめ
ゲーム専門の学校の1年あたりの学費の平均相場は120万~150万円ほどで、2年生のゲーム専門の学校の場合はトータルで180万~300万円前後、3年制の場合は240~400万円前後の学費がかかります。決して安価な学費ではないため、教育ローンなどの制度を利用してみるのがおすすめです。
これからゲーム業界を目指す方には、「総合学園ヒューマンアカデミー」のゲームカレッジがおすすめです。第一線で活躍する現役プロ講師の指導を受けることができ、全国に校舎を展開しているため、地元でも高いスキルを学べます。また、さらに、少人数制を導入しているためサポート体制が充実しており、未経験の人でもしっかりゲーム業界への就職を目指していくことが可能です。
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