声優・俳優
声優養成所は未経験でも大丈夫?オーディションの条件や内容を解説
プロの「声優」として活動するためには、声優事務所や声優プロダクションに所属する必要があります。「声優」になる道のひとつとして、「声優養成所」で学ぶという方法があります。「声優養成所」に入ることで、声優として求められるスキルを習得し、プロの声優を目指しやすくなります。しかし、声優養成所に入る際もオーディションがあるため、その条件や内容が心配な方も多いでしょう。そこで本記事では、声優養成所のオーディションについて解説します。
声優養成所とは
「声優養成所」とは、声優事務所・プロダクションが運営している育成機関を指します。自社が参画する作品やプロジェクトで声優をデビューさせるために、新人声優を育成することが目的です。声優養成所では、プロの声優になるために欠かせない知識やスキル、演技力などを身につけることができます。つまり、声優養成所に入所することは、その声優事務所・プロダクションの「門下生」になることを意味します。
声優養成所に入るための条件
声優養成所によっても異なりますが、一般的には次のような条件を満たす必要があります。
- 年齢や学歴
- 声優や演技のスキル
- オーディションの結果
年齢や学歴
声優養成所によって異なりますが、入所オーディションを受けることができる年齢が定められていることが多いです。一般的には、高卒から30歳前後までの年齢であれば、多くの声優養成所のオーディションを受けることができると考えられます。
なかには年齢の上限が20代後半など厳しいところもあれば、高校生未満でも受けられる声優養成所や年齢の上限がない場合もあるため、さまざまな声優養成所の条件を確認してみましょう。
声優や演技のスキル
声優養成所によっては、声優や演技などの知識や経験が求められるところもあります。例えば、声優専門校やスクールで指導を受けた経験や、卒業していることが条件などです。声優養成所の多くは未経験者にも扉を開いており、同期の半分以上は未経験者というケースも珍しくありません。しかし、声優として最低限の知識やスキルは求められるため、あらかじめ対策しておくことが重要です。
オーディションの結果
声優養成所で避けては通れないのが「オーディション」で、これに受からなければ声優養成所に入所できません。声優養成所の主な目的は「自社の声優事務所で活躍できる声優の育成」なので、入所の段階である程度の実力やタレント性などが求められます。入所オーディションに合格することで、声優養成所に入所し、さらに卒業することで声優事務所に所属できるようになります。
声優養成所の入所オーディションの内容
声優養成所の入所オーディションは、次のような試験内容で行われることが多いです。
- 書類審査
- 対面面接
- 実技試験
書類審査
声優養成所の入所オーディションは、「一次審査」「二次審査」など、複数のステップに分けられていることが多いです。最初の一次審査では、まず書類審査が行われて、履歴書・志望動機・写真などのチェックが行われます。書類審査に通過しなければ、対面面接や実技試験などで自分の魅力をアピールできないので、書類をしっかり作成しておくことが大切です。
対面面接
書類審査に通過したあとは、対面での面接が行われます。志望動機や自己PRなどに加えて、声優業に対する熱意や応募者の人柄などがチェックされます。自己PRの際は、自由に自分の個性や特技をアピールできますが、歌・ダンス・語学力など声優業や俳優業と関係の深いものが有利です。
また、近年では声優にタレント性も求められるため、審査員とのコミュニケーションや姿勢で「人柄」をアピールすることも大切です。声優養成所がどんな声優を求めているかを考えて、それに合わせた自己PRを行いましょう。
実技試験
声優養成所の入所オーディションでは、声優としての知識やスキルを判断するための実技試験も行われます。このとき手渡される台本に合わせて、審査員の目の前で演技を披露してその内容が評価されます。
台本の内容はアニメのキャラクターのセリフや、テレビのナレーションのような朗読などさまざまです。審査員が言い方や雰囲気を変えてほしいなど、要望を出すことがあるので、それに合わせた臨機応変な演技ができるかどうかもチェックされます。
声優養成所のメリットとデメリット
声優養成所のメリットとデメリットについて、次のポイントから見ていきましょう。
- 【メリット】短期間でデビューできる可能性がある
- 【デメリット】運営元の事務所でしかデビューできない
- 「声優専門校」を検討してみるのもおすすめ
【メリット】短期間でデビューできる可能性がある
声優養成所を卒業すると、運営元の声優事務所でプロとして活躍できるようになります。スキルが特に評価される場合は、在学中からオーディションに参加することも認められるため、短期間でプロの声優としてデビューできる可能性があるでしょう。
このように、最短でデビューできる可能性が高いのが声優養成所の特徴ですが、進級審査などで合格できなければ、基礎課程のまま2年3年と経ち、アフレコの授業を経験できないといったケースも少なくありません。そのため、短期間で進級審査に合格できるような、技術を持ち合わせた人が養成所に向いているといえます。
【デメリット】運営元の事務所でしかデビューできない
前述したように、声優養成所は声優事務所・声優プロダクションが運営する機関なので、その事務所でデビューすることが前提となり、基本的にはほかの事務所・プロダクションではデビューできません。さまざまな選択肢を検討したい場合は声優養成所ではなく、声優専門校に通って知識・スキルを習得してから、声優事務所のオーディションを個別に受けるほうがいいでしょう。
「声優専門校」を検討してみるのもおすすめ
プロの声優を目指す場合は、声優養成所ではなく「声優専門校」も検討してみましょう。声優専門校では、声優になるために欠かせない専門的な知識・スキルが学べます。学校によっては、専門知識がある講師や現役プロが丁寧に教えてくれるので、オーディションに受かるために必要なスキルについてしっかり学ぶことができます。
「総合学園ヒューマンアカデミー」の声優専門校のように、企業やプロダクションと連携した独自のオーディションシステムを展開し、養成所を経由せず声優事務所に所属できる可能性がある学校も存在するので、ぜひ検討してみましょう。
未経験から声優を目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」へ!
声優養成所に入るためには、年齢やスキルなどの条件を満たしたうえで、入所オーディションに合格する必要があります。声優養成所を卒業すると、プロの声優として事務所に所属する道が開けますが、その事務所でしかデビューできないことや、そもそも入所オーディションのハードルが高いなどの課題があります。そのため、未経験からプロの声優を目指すのであれば、声優専門校でスキルを磨きながらオーディション対策を行うのがおすすめです。
「総合学園ヒューマンアカデミー」の声優専門校では、声優として活躍するために欠かせない知識やスキルを磨くことができます。年間オーディション数は400件以上、在学中のデビュー数は500件以上もあるため、未経験から声優デビューできるチャンスが多いです。
現役プロ講師や声優業界との連携も充実しており、少人数制も導入しているため、サポート体制が不安な方でも安心して学べます。さらに、全国に校舎を展開しているため、地元にいながら本格的なスキルを身につけることができるでしょう。