マンガ・イラスト
イラストレーター専門の学校とは?通うメリットや学校の選び方を解説
イラストを描くことが好きな人は、一度はプロのイラストレーターになることを考えたことがあるかもしれません。そんな夢をかなえるために専門知識やスキルを学べるのが、イラストレーター専門の学校です。本記事では、イラストレーター専門の学校に通うメリットや学校の選び方について解説します。
プロのイラストレーターになる方法
プロのイラストレーターになる方法として、次の3つの進路が挙げられます。それぞれの特徴や注意点について見ていきましょう。
- 独学
- 大学
- 専門の学校
独学
学校に通わなくても、独学でイラストのスキルを身に付けることは可能です。書籍や動画講座などで技術を学んだり、イラスト制作を繰り返したりすることで画力が向上します。
ただし、独学は相当のモチベーションがなければ続かないうえに中途半端になることもあるため、学校でスキルを習得するほうが効果的です。また、分からない箇所は自分で調べないといけないため習得に時間がかかることや、制作したイラストの添削が受けられず良し悪しを判断しづらいことがデメリットとして挙げられます。
大学
芸術大学や美術大学、短期大学などでイラストの技術を学ぶこともできます。芸大や美大ではイラストに限らず美術全般、例えばデッサンやデザイン技術に加えて美術史・一般教養なども学べるため、幅広い知識を身に付けることが可能です。ただし、大学によっては入学時から高度なスキルを要求されるため、入学のハードルが高い傾向があります。
専門の学校
イラストレーター専門の学校では、プロのイラストレーターになるための知識やスキルが学べます。一般的に専門の学校は2年制なので、大学よりもイラスト技術に特化して効率的に学びやすいことが魅力です。また、現役のイラストレーターや経験者の講義が受けられるため、実務で役立つ深い知識が身につきます。就職のサポートも充実しているため、身につけたスキルを就職後に活かしやすくなるでしょう。
イラストレーター専門の学校に通うメリット
イラストレーター専門の学校に通うメリットとして、次のようなものが挙げられます。
- 効率的にイラスト技術が学べる
- 機材など学習環境が整っている
- 現役のプロの指導が受けられる
- 大学よりも学費が抑えやすい
- 就職サポートが充実している
効率的にイラスト技術が学べる
イラストレーター専門の学校では、経験豊富なプロがカリキュラムを組むため、イラスト・デッサン・CGなどの専門技術が効率的に学べます。こうした技術は制作会社・出版社・広告代理店などあらゆる分野で要求されるため、卒業後の活動の幅も広がるでしょう。
機材など学習環境が整っている
近年では、アナログではなくデジタル媒体のイラストが増えていますが、デジタル制作には専用の機材が必要になります。イラストレーター専門の学校には、最新の機材が整備されているため、デジタル技術を駆使したイラストスキルを習得することが可能です。
現役のプロの指導が受けられる
イラストレーター専門の学校の大きな魅力が、プロのイラストレーターの指導が直接受けられることです。独学ではどうしても知識が偏ったり、自身の作品のどこを直すべきか分からなかったりすることがあります。専門の学校でプロに添削してもらうことで、具体的に改善すべきポイントを教えてもらえるので、イラストのスキルが格段に向上します。
大学よりも学費を抑えやすい
2年制のイラストレーター専門の学校の学費は、トータルで一般的に250~350万円前後が相場です。東京の有名な私立美術大学の場合は、4年間で700万円以上の学費がかかることがあるため、専門の学校のほうが大幅に学費が抑えられます。また、専門の学校によっては学費の減免や免除などの制度もあるため、必要に応じて活用してみましょう。
就職サポートが充実している
イラストレーター専門の学校では、充実した就職サポートも受けられます。イラスト関連の企業との協力関係があるため、就職先やインターンシップの紹介などがあり、就職活動が優位に進められます。企業案件の紹介を受けて、在学中に自分の作品を発表してデビューできるチャンスもあるため、実績として就職活動も有利に進められることが大きな魅力です。さらに、履歴書の添削や面接対策なども受けられるので、就職活動の際も安心できます。
イラストレーター専門の学校で学べること
イラストレーター専門の学校では、次のようなことを学ぶことができます。
- デッサン
- キャタクターデザイン
- グラフィックデザイン
- デジタルスキル
デッサン
絵の基本となる「デッサン」は、イラストレーター専門の学校でも最初に学びます。まずは単純な図形から初めて、徐々にハイレベルなものに挑戦していくため、デッサン経験があまりない人でも安心して学ぶことが可能です。
キャタクターデザイン
イラストレーター専門の学校によっては、アニメやゲーム業界への就職希望者を対象として、キャラクターデザインが学べる場合があります。魅力的なキャラクターを生み出すために必要なキャラクターの描き方や設定方法などを身に付けることができ、業界でプロとして活躍できる幅が広がります。
グラフィックデザイン
商品パッケージやロゴなどに採用されるグラフィックデザインには、イラストを使用することが多いため、グラフィックデザインの知識はイラストレーターに必須といえます。イラストレーター専門の学校では、グラフィックデザイン特有の配色や文字の入れ方、配置などのルールについても習得可能です。
デジタルスキル
イラスト業界では、イラスト制作にデジタルソフトが使用されるため、プロとして活躍するためにはその使い方やテクニックを理解しておく必要があります。イラストレーター専門の学校では、プロが多く活用している「クリップスタジオ」や「Illustrator」を使いこなせる技術のほか、アナログのイラスト技術も学べるため実務でも即戦力として活躍できるでしょう。
イラストレーター専門の学校で目指せる主な職業
イラストレーター専門の学校で学ぶことで、次のような職業を目指すことができます。
- イラストレーター
- グラフィックデザイナー
- CGデザイナー
- Webデザイナー
イラストレーター
イラストレーターは、雑誌・書籍などの紙媒体や、Webのようなデジタル媒体におけるイラストを制作する職業です。顧客の希望どおりのイラストを制作できる能力が要求されますが、イラストレーター専門の学校ではそのための知識が身につきます。フリーランスのイラストレーターとして成功すれば、ゲームのキャラクターデザインなどを担当するチャンスも得られるでしょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、専用のデジタルソフトを活用して書籍やポスターなどのデザインを制作する職業です。イラストが描けるグラフィックデザイナーは重宝されるため、イラストレーター専門の学校でイラストとデザインを学ぶことで活躍の幅が広がります。
CGデザイナー
CGデザイナーは、コンピューターグラフィックス技術を活用して、キャラクター・背景・アニメーションなどを制作する職業です。CGデザイナーはゲームやアニメなどの分野で重宝されており、3DCG制作のスキルを身につけておくとさらに有利になるでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやページのワイヤーフレーム・背景・ボタンなどのデザインや、コーディングを行う職業です。Web業界の需要は高まり続けているため、HTMLやCSSなども学んでおくと就職で有利になります。
自分に合うイラストレーター専門の学校の選び方
イラストレーター専門の学校を選ぶときは、次のようなポイントを意識しましょう。
- なりたい職種について考える
- 産学共同に力を入れているか
なりたい職種について考える
イラストレーターの業界では、職種によって働き方に違いがあるため、選ぶべき学科も変わってきます。例えば、キャラクターデザインの仕事をしたい場合は、フリーランスで活躍することが多いため、そのためのスキルが必須です。一方で、就職も視野に入れる場合は、ゲーム・デザイン・3DCG・Illustratorなどのデジタル技術が必要になります。
ゲーム系の就職を目指すならゲーム学科、デザイン系の場合はデザイン学科など、目標とする業種に応じて選ぶ学科が変わってきます。現段階では選べない場合は、さまざまな学科がある専門の学校のオープンキャンパスや説明会などに参加し、相談してみるといいでしょう。
産学共同に力を入れているか
イラストレーター専門の学校と出版社・広告代理店・ゲームやアニメ制作会社が連携する、「産学共同」に力を入れているかどうかも重要なポイントです。産学共同を重視した専門の学校では、現役イラストレーターの講義や現場の経験などのチャンスが多いため、より深い知識を身に付けることができます。さらに、企業から求人の紹介があって就職先の選択肢が増えるため、将来の選択肢も広がるでしょう。
イラストレーターを目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」がおすすめ!
イラストレーターになるための知識・スキルは独学や大学でも習得できますが、モチベーションを維持して効率的に学ぶためには専門の学校がおすすめです。イラストレーター専門の学校では、効果的なカリキュラムや機材が揃った環境でプロの指導を受けることができ、充実した就職サポートも受けられます。
今からイラストレーターを目指す方には、「総合学園ヒューマンアカデミー」のマンガ・イラストカレッジがおすすめです。現役プロ講師やイラスト業界企業との連携も充実しており、丁寧な就職サポートも受けられます。全国に校舎が展開しているため、地元にいながら本格的なスキルを習得可能です。さらに少人数制を導入しているため、サポート体制が不安な方でも安心して学べます。
さらに、「全国イラスト研修」や「マンガ・イラストコンテスト」のようなイベントへの参加機会もあり、モチベーションを高めて技術向上に励めます。在学中に企業案件を獲得できるチャンスもあるため、実績を積んで卒業後の進路の幅も広がるでしょう。