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VALORANTプロの年齢は?最年少・最高齢のプロや平均年齢層を解説
FPS(一人称視点シューティングゲーム)の人気タイトル「VALORANT(ヴァロラント)」は、eスポーツシーンでも盛り上がっています。そのため、VALORANTのプロを目指す人も増えていますが、FPSタイトルということもあり「年齢」が気になるのではないでしょうか。そこで本記事では、VALORANTのプロプレイヤーの年齢について詳しく解説します。
VALORANTプロになるには年齢が重要?
「VALORANT」は、ライアットゲームズ社が開発・運営しているオンラインFPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームです。eスポーツは頭や指先を働かせるスポーツであり、FPSは特に動きが激しい傾向があるため、プロを目指す際に「年齢」を気にする方もいることでしょう。まずはVALORANTのプロの年齢について、次の基本的なポイントから解説します。
- 「エイム」は年齢が若いほうが有利
- 「戦略性」は経験が深いほうが有利
- VALORANTには年齢が高いプロも存在する
「エイム」は年齢が若いほうが有利
一般的に、eスポーツでは瞬間的な判断力や反射神経が要求されるため、「年齢が若いほど有利」だといわれる傾向があります。そのなかでもFPSタイトルは、敵を狙って撃つことがメインです。武器の照準を敵に合わせることを「エイム」と呼びますが、そのスキルの習得・発揮には視力や反射神経が特に重要なので、基本的に年齢が若いプロが有利だといわれています。
「戦略性」は経験が深いほうが有利
VALORANTは5対5のチームで戦う「対戦型タクティカルFPS」であり、エイム以外に戦略性も重要となっています。例えば、それぞれのキャラクターが保有する超能力をどのように活用するか、いかに敵の動きを読んで立ち回るかなどです。
こうした点は経験の深さが大事なため、必ずしも年齢が若いプロが有利とは限りません。チーム戦はお互いに補い合うものなので、戦略やキャラクターによっては若いプロに対抗できることも珍しくないのです。
VALORANTには年齢が高いプロも存在する
詳細は後述しますが、VALORANTのプロの年齢は20代前半が最も多く、これはほかのFPSタイトルと比較すると同程度の水準であるといえます。一方で、30歳を超えて活躍しているプロも確実に存在するため、VALORANTは年齢が高くても活躍できる可能性があるタイトルだといえるでしょう。
VALORANTプロの平均年齢層・最年少・最高齢
世界最大級のeスポーツトラッカーの「Liquipedia」では、VALORANTプロの年齢を含めたさまざま情報が公開されています。そのデータを基にして、VALORANTプロの平均年齢層・最年少・最高齢を解説します。なお、本記事の情報は2024年10月現在のものなので、最新情報についてはLiquipediaのページをご確認ください。
VALORANTプロの平均年齢層は20代前半が多い
「Liquipedia」のAge Distributionでは、プロの年齢ごとの人口が公開されています。平均的な年齢層は20代前半であり、特に23歳が231名と最も多く全体的に若い傾向にあるといえますが、前述したようにFPSタイトルとしては標準的な水準であると思われます。なお、10代後半のプロや30歳以上のプロがいることも注目ポイントです。
VALORANTプロの最年少は15歳
VALORANTのプロで最年少は15歳で、アメリカ人の「ion2x」さん1人となっています。ちなみにVALORANTの公式の規定によると、公式競技に参加できるのは満16歳以上です。そのため16歳未満のプロは、チームとは契約しているものの、まだ競技には出場していないという状態であると考えられます。
VALORANTプロの最高齢は38歳
VALORANTのプロで最も年齢が高いのは38歳で、ドイツの「nookyyy」さんとカナダの「missharvey」さんの2人となっています。ちなみに36歳のプロはベルギーの「nGL」さん1人で、34歳と35歳のプロは6人ずつ存在します。なお年齢が高くなったVALORANTプロは、より高年齢層が活躍しやすい「Counter-Strike(カウンターストライク)」のような、ほかのゲームに移行する傾向があるようです。
VALORANTのプロチーム選手の年齢層
実際のVALORANTプロチーム選手の年齢層について、2024年度の賞金獲得トップ3チームについて解説します。なお本記事の情報は、2024年10月現在で「Liquipedia」に掲載されているものです。
- EDward Gaming:平均年齢21歳
- Team Heretics:平均年齢20歳
- Gen.G Esports:平均年齢24歳
EDward Gaming:平均年齢21歳
「EDward Gaming」は、2024年度に1,05万アメリカドルの賞金を獲得し、ランキング1位となっています。このチームの各選手の年齢は次のとおりです。
プレイヤーID | 年齢 |
CHICHOO | 20歳 |
nobody | 21歳 |
ZmjjKK | 20歳 |
Smoggy | 22歳 |
WoodAy1 | 非公開 |
S1Mon | 20歳 |
Team Heretics:平均年齢20歳
「Team Heretics」は、2024年度に65万アメリカドルの賞金を獲得し、ランキング2位となっています。このチームの各選手の年齢は次のとおりです。
プレイヤーID | 年齢 |
Boo | 26歳 |
benjyfishy | 20歳 |
MiniBoo | 19歳 |
RieNs | 19歳 |
Wo0t | 18歳 |
Gen.G Esports:平均年齢24歳
「Gen.G Esports」は、2024年度に58万アメリカドルの賞金を獲得し、ランキング3位となっています。このチームの各選手の年齢は次のとおりです。
プレイヤーID | 年齢 |
t3xture | 25歳 |
Karon | 21歳 |
Munchkin | 26歳 |
Lakia | 23歳 |
Meteor | 24歳 |
VALORANTのプロになるための方法・コツ
VALORANTのプロになるためには、年齢に関わらず次のようなポイントを意識することが大切です。
エイムを良くするために練習を重ねる
あらゆるFPSタイトルにいえることですが、試合に勝つためには敵を正確に狙って攻撃を当てる必要があり、そのために「エイム」を良くすることが大切です。例えば、「KovaaK's」のようなエイム練習ソフトを使って毎日エイムを鍛えれば、確実に敵に攻撃が当たりやすくなり、試合が有利に進むようになるでしょう。
積極的にアマチュアの大会に参加する
プロゲーマーのキャリアは、基本的にはチームからスカウトされることで始まることが多い傾向があります。スカウトを受けるためには、チームの目に留まるような活躍・実績が必要なので、アマチュアが参加できる大会に積極的に参加することが重要です。例えば、プラチナランク以下のプレイヤーが参加できる「VALORANT GGL Flat」や、より上位のプレイヤーが参加できる「VALORANT GGL」などがあります。
SNSでスキルや実績をアピールする
プロゲーマーとして活躍するには、セルフプロデュースも欠かせないため、自身のSNSでスキルや実績をアピールすることも大切です。典型的な例が「クリップ(良い場面を集めた動画)」の掲載です。
例えば、自身のエイムや立ち回りの良さが分かるようなクリップ、危機的な状況から挽回する「クラッチ」を決めたクリップなどを掲載し続ければ、プロチームの注目を集めることができるかもしれません。ただし、不適切な投稿は炎上の原因となるため、投稿内容には最新の注意を払う必要があります。
専門の学校やスクールで学ぶ
独力でVALORANTプロを目指すのは難易度が非常に高いため、専門の学校やスクールで学ぶのもひとつの手です。学校によっては現役プロゲーマーの指導や、プロチームのバックアップが受けられることもあります。VALORANTのプロとして必要なスキルが学べるため、プロとして活躍できる可能性が高まるでしょう。
VALORANTのプロを目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」がおすすめ!
VALORANTのプロは20代前半の年齢が多く、最年少プロは15歳、最高齢プロは38歳となっています。VALORANTのプロになるためには、基本的なエイム練習をしながらゲームをプレイしてスキルを磨くことや、大会への参加やSNSなどによるセルフプロデュースが必要です。そのハードルが高く、プロとしてデビューするのは容易ではありません。
これからVALORANTのプロを目指したい人には、「総合学園ヒューマンアカデミー」e-Sportsカレッジの「プロプレイヤー専攻」がおすすめです。トップリーグで戦うeスポーツのプロチーム「Human Academy CREST GAMING」の現役プロによる直接指導を受けることができ、チームに所属するためのトライアウトにも参加できます。この機会にぜひ検討してみてください。