動画クリエイター

YouTube(ユーチューブ)で動画クリエイターになるには?必要スキルやコツを解説

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「YouTube(ユーチューブ)」は、多くの人に親しまれている動画共有サービスです。その自由で華やかな印象から、YouTubeの動画クリエイターになることを志す人が増えています。しかし、YouTube動画クリエイターは具体的にどんな仕事で、どのようなスキルが必要か分からない方も多いでしょう。そこで本記事では、YouTube動画クリエイターについて解説します。

YouTube動画クリエイターとは

「まずはYouTube動画クリエイターの概要について、次のポイントから解説します。

  • 自身で作成した動画を「YouTube」で継続的に公開する職業
  • YouTube動画クリエイターとYouTuber(ユーチューバー)の違い
  • 企画から撮影・編集まで自身で行うことがほとんど
  • YouTube動画クリエイターの主な収入源は「広告収入」

自身で作成した動画を「YouTube」で継続的に公開する職業

「YouTube動画クリエイター」とは、動画共有サービス「YouTube」において、自身が作成した動画を継続的に公開する職業のことです。配信スタイルは個人・ペア・グループなどさまざまで、動画のテーマや内容も多岐にわたります。チャンネル登録者(フォロワー)が100万人を超えるような有名クリエイターも多く、「中高生のなりたい職業ランキング」にもYouTuberはランクインしているほどです。

YouTube動画クリエイターとYouTuber(ユーチューバー)の違い

「YouTube動画クリエイター」と「YouTuber(ユーチューバー)」は、基本的には同じものを意味します。ただし、複数人で活動するYouTuberグループの場合は、YouTube動画クリエイターというと「動画作成や編集」の担当者を指す場合があるでしょう。ちなみに、YouTubeに動画作品を投稿する人のことが「YouTuber」と呼ばれるようになりましたが、これは前述したYouTube動画クリエイターの定義と同じです。

ただし、単に「動画クリエイター」と呼ぶ場合は、YouTubeに限定されずテレビ番組・CMや動画作品など、幅広いジャンルにおける動画制作者を意味します。つまり、動画クリエイターという大きな枠組みの職業のひとつのジャンルとして、YouTube動画クリエイターやYouTuberが存在するということです。

企画から撮影・編集まで自身で行うことがほとんど

YouTube動画クリエイターは、基本的に動画の企画から撮影・編集までをすべて自分で行います。複数人でYouTubeチャンネルを運営している場合は、ミーティングでアイデアを出し合って企画を決めたり、撮影や編集などの作業を分担して行ったりすることが基本です。ただし、YouTuber事務所に所属するYouTube動画クリエイター(YouTuber)の場合は、企画や編集など一部の作業を事務所側が行うこともあります。

YouTube動画クリエイターの主な収入源は「広告収入」

YouTube動画クリエイターの主な収入源は、動画内に挿入される広告から生じる「広告収入」となっています。YouTubeは広告主の企業がYouTube側に広告を出稿し、視聴者がその広告を視聴することで、再生数に応じた収益がYouTube動画クリエイターに分配されるというシステムです。

ただし、YouTubeチャンネルで広告収益を得るには、後述するように一定の条件を満たす必要があります。また、YouTube動画クリエイターとして有名になれば、企業から個別に案件を受けて報酬を受け取ることも可能です。

YouTube動画クリエイターになるには?

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YouTube動画クリエイターになるための条件や、必要なスキル・機材などについて次のポイントから見ていきましょう。

  • 必要な資格はないが収益化には条件がある
  • 収益を得るためにはマーケティングが欠かせない
  • 動画制作にはカメラやマイクなどの機材が必須
  • 動画制作には膨大な時間がかかることも

必要な資格はないが収益化には条件がある

YouTube動画クリエイターになるために「必要な資格」というものはありません。YouTubeはGoogle社が運営しているサービスなので、Googleアカウントを取得したうえで自身のYouTubeチャンネルを開設する必要はあります。

それから動画を作成して投稿すれば、すぐにでもYouTube動画クリエイターとして活動を始めることが可能です。ただし、開設したYouTubeチャンネルから収益を得るためには、一定条件を満たして「YouTubeパートナープログラム(YPP)」に登録しないといけません。

収益を得るためにはマーケティングが欠かせない

YouTube動画クリエイターとして活躍するためには、動画制作や編集などのスキルに加えて、マーケティング能力が欠かせません。近年ではYouTube動画クリエイターが急増しており、あらゆるジャンルで競争が激化しているためです。

多くの人に動画を見てもらわなければ収益が増えませんが、自身のチャンネルの認知度を高めるためには、YouTube内の検索で上位に表示される必要があります。そのためには、ほかの動画や社会のトレンドを研究して、何が流行していてどんな動画が好まれるかなど、マーケティングの観点から動画を制作することが大切です。

動画制作にはカメラやマイクなどの機材が必須

YouTube動画クリエイターとして活動を始めるためには、次のような機材は最低限必要となります。

  • カメラ
  • マイク
  • ライト
  • 動画編集ソフト

動画の撮影自体はスマートフォンでも可能ですが、音声の品質に限界があるため、できるだけマイクを利用することが好ましいです。顔出しをする場合は、表情の印象を良くするためにライトも必要になります。ただし、ゲーム実況のように人物や風景の撮影が不要なジャンルに関しては、カメラやライトは基本的に不要になるなど、ジャンルによって必要な機材は変わります。

動画編集は無料ソフトでも可能ではありますが、「Adobe Premiere Pro」のようなソフトを購入すれば、プロ顔向けの動画を個人で作ることも可能です。

動画制作には膨大な時間がかかることも

良質な動画コンテンツを制作するためには、膨大な時間がかかる傾向があります。人気のYouTube動画クリエイターは、1本の動画を作るために撮影5時間・編集5時間ほどをかけることも珍しくないといわれているほどです。動画制作に慣れていない初心者のころは、丸1日かかることもあるでしょう。撮影した動画素材を繋ぎ合わせて余分なところをカットし、字幕やBGMを入れる必要があるなど、その作業量は多岐にわたります。

YouTube動画クリエイターになるために必要なスキル

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YouTube動画クリエイターになるためには、次のようなスキルを磨く必要があります。

  • 企画スキル
  • 撮影スキル
  • 編集スキル
  • マーケティングスキル

企画スキル

YouTube動画クリエイターとして欠かせないのが、動画のテーマや全体の流れを構成する「企画力」です。どれだけ撮影や編集のスキルが優れていても、動画そのものが魅力的でなければ視聴者に見てもらえず、十分な収入を得ることができません。ユーザーの関心が高いテーマを設定して、どのように見せれば魅力的に映るかを検討することで、動画の企画の質を高めることができるでしょう。

撮影スキル

実写系の動画を制作するのであれば、撮影スキルも必須となります。動画は編集によってクオリティーを高めることができますが、映像が暗い・ブレていたり、必要な映像が撮れていなかったりすると、どれだけ編集しても良い動画にはなりません。安定感のある映像を撮れるスキルや、魅力的な見え方を意識したカメラワークで撮影するなど、撮影スキルを磨く必要があります。

編集スキル

あらゆるジャンルのYouTube動画クリエイターに必須なのが「編集」のスキルです。撮影した動画素材を組み合わせて、不要な部分をカットし、必要に応じてテロップやBGMを挿入するのが編集作業です。

この編集の質によって、動画コンテンツの最終的なクオリティーが決まるといっても過言ではないため、編集スキルを磨くことがYouTube動画クリエイターとして活躍するために欠かせません。そのためには、「Adobe Premiere Pro」のような動画編集ソフトを使いこなせるようになることも大切です。

マーケティングスキル

YouTube動画クリエイターとして活躍するためには、「マーケティングスキル」も欠かせません。どれだけ動画制作自体のスキルが優れていても、ユーザーに動画を見てもらえなければ収益化することはできないのです。YouTubeのアナリティクス(分析ツール)を活用したり、人気の高いクリエイターの動画を研究したりして、どんな動画がユーザーに好まれるかを理解した動画制作を意識しましょう。

YouTube動画クリエイターを目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」へ!

YouTube動画クリエイターとして活躍するためには、企画・撮影・編集・マーケティングなど幅広い知識やスキルが求められます。これらを独学で習得したクリエイターもいますが、競争が激しい現在では難しいことも多いため、専門学校やスクールなどで学ぶのがおすすめです。

「総合学園ヒューマンアカデミー」の動画クリエイターカレッジでは、動画編集のために必要な知識やスキルを磨くことができます。動画編集の方法はもちろん、動画編集ソフトの使い方についても実践的なスキルを習得可能です。全国に校舎を展開しているため、地元にいながら本格的なスキルを身につけることができるうえに、少人数制の導入によりサポート体制にも定評があります。

さらに、ソニーミュージックエンターテインメントBe社との連携カリキュラムのような、特別講師から専門的・実践的な講義を受けられるチャンスもあります。現役プロ講師や映像業界との連携も充実しているため、安心して知識・スキルが習得できるでしょう。

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