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2025. 12. 12

学園長コラム

【学園長コラム vol.69】「交友関係」

忘年会や年賀状の季節となりました。
私はもう69歳ですので、夜の忘年会はほとんど参加しませんが、
一方、同年代やあるいは先輩たちとはランチ忘年会や午後のお茶の忘年会で旧交を温めています。

以下は私の自慢ですが、かつて私がIT企業で情報システムの設計・開発を提供した、
ユーザー企業のご担当者、システム担当ではなくて業務担当の方、こういった人たちとの交流がいまだに続いています。

例えばある大手金融機関の企画部門にいらっしゃった私と同年代の方、情報システムの設計のときに、
私がIT企業のリーダー、その人がユーザー企業のリーダーとして半年ほどを過ごしただけでしたが、
その後もお付き合いが続いており、35年経った今でも親交が続いています。
お互いの息子の就職先について話し合うなど会話の幅は広く、私にとって大切な友人の一人です。

また、別な方、数年前にその人は定年退職を迎えましたが、
その後、東京名所を歩き回りながらFacebookを介して近況を伝え続けて下さっています。

ITの仕事は、IT企業に就職する場合と、
ユーザー企業に就職してそのIT部門やIT担当として役割を担う二つの道があります。

今回、前者のケース、IT企業に就職した場合で、
ユーザー企業の業務担当の方と知り合いになる、ひいては交友関係を築くという話をします。

この交友関係は他のケースとは異なり、なかなか面白いものです。
特に、プロジェクトが終わり、その後も連絡などを取り合い、交友関係が続く場合に独特の味が出てきます。

プロジェクト進行中は、お互いに、相手がどんな企業のどういう立場・役職であるかを意識しながら接点を持ちますが、
数年後、相手が全く予想できなかった所にいることがあります。

この文章の冒頭で申し上げた方は、その人が金融機関のときに知り合い、
その後、不動産会社、コンビニ、そして自立・起業して社長になるといった道を進みました。

一方、その人からみた私も、IT企業の金融システム設計担当であったときに知り合いましたが、
その後、事業会社むけのシステム設計担当から、独立してITコンサルタントになり、
その後、人材会社のシステム担当、生命保険会社のシステム子会社、
再び独立コンサルタント兼ITカレッジの学園長といった具合に変化を続けて来ましたから、
お互いに、「今度は何？」という具合で近況を報告しあう関係がいまだに続いています。

IT企業だからといって、あるいはIT要員だからといって、ITの技術的なことばかりに関心を持つだけであると、
なかなか交友関係は広がりませんが、ユーザーの人や組織が、ITを何に使うか、
何の目的で使うか、いかに使うかといったことに関心を持てば、ユーザー部門の人たちと面白い関係が築けます。

是非、チャンスが来たら挑戦してください。

ITカレッジ佐藤学園長50.png

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