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理想の講師とは?最速で声優になるための秘訣

51-2_アートボード 1.jpg自分を成長させる人について

現在、声優を目指す多くの人が「早くプロになりたい」という思いで日々努力を重ねているはずですが、現実はなかなか上手くいかないのが声優を目指すことの難しさでもありますね。

僕自身も、当時は22歳から声優学校に通いはじめたことからたくさんの不安やコンプレックスがありましたが、それでも数年後にプロダクション所属という夢を叶えられたのは、とても良い人たちに出会えたからだと思っています。

とくに、その声優学校で師事した講師の影響はとても大きいと思っていて、今でもその経験がなければ恐らく大した結果も出ていなかったと感じています。

今後、みなさんがどこかの学校や養成所でレッスンを受けるとしたら、必ず意識してほしいのが講師の存在です。

そこで今回は、夢を叶える上で大きな助けになる「理想的な講師」について解説していきます。

あくまで個人的な意見ですが、きっと多くのことを学べるきっかけになると思うのでぜひ参考にしてください。

理想の講師とは?

心・技・体を指導してくれる人

理想の講師とはどんな人なのか?

一つは、心・技・体を指導してくれる講師です。

あまりピンとこない人もいると思うので、以下で詳しく解説していきます。

  • 発声
  • 滑舌
  • 基礎演技
  • ボイストレーニング
  • アフレコ実習
  • ナレーション

各学校や養成所では上記のようなレッスンがあり、これらは文字通り声優になるための必要なスキルといえますね。

しかし、声優として大切な要素は必ずしも技術的なことだけではありません。

  • 声優スキル
  • 業界知識
  • プロ意識
  • 精神力
  • 人間性
  • 自主性

将来、どこかに所属し個人事業主として活動していく中で、魅力的な人間性があらゆる場面で仕事につながる可能性もありますし、自主的な行動力が身につくことで学校生活だけでなくレッスン以外の時間を有効活用できることもたくさんあると感じます。

そして、仮に声優以外の道に進んだとしても実生活で確実に活きてくる力です。

カリキュラムにあることは基本的にどの講師からでも学ぶことができますが、「」の大切なことは限られた人にしか教わることができないと思っています。

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愛情を持って親身に接してくれる人

なんだかすごく抽象的なことかもしれませんが、一つポイントを挙げるなら、みなさんにとって「毎回のレッスンが刺激的で充実しているか?」ということを意識してみてください。

僕にとっては、それが「厳しさ」だったわけですが、毎回心がえぐられて息が詰まるようなレッスンに臨めたことはとても貴重な経験でした。

そんな、生徒一人一人に愛情を持って親身に接してくれる人の言葉はやっぱり心に刺さるものがあって、声優の魅力だけでなく業界厳しさや礼儀や言葉遣い、さらには私生活の自己管理まで、今になって当時の"教え"が活きてくることがたくさんあります。

しかし、どんな生徒にも厳しく愛情を注ぐことは大変なエネルギーを使いますし、昨今では、こうした厳しい指導に対して否定的な意見もあることから苦慮する講師の方がとても多く、年々指導の仕方も優しく柔らかくなっているのが現状です。

こうしたことから、生徒にとっては現状に危機感を持ちにくい環境が増えていると思います。

もちろん、すでに成熟した考えを持っている人なら理想の講師なんて必要ないかもしれません。

しかし、多くの声優志望者は20歳前後で、声優がいかに危険な職業でのんびりしていればどれだけ不安定な将来が待っているか実感の湧かない人がほとんどかもしれません。

だからこそ、多くを吸収できる若いうちに理想の講師に出会えることは、毎日を充実させてくれるきっかけでもあり今後の大きな財産になります。

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まとめ

今回は、声優を目指す人に向けた理想の講師について紹介してきました。

人間関係と同じように、講師と生徒で互いに合う・合わないは必ずありますが、みなさんが良い講師に出会えたときは、ぜひその貴重な時間を大切にしてください。

ライター:ゆうき

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