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イラストレーターってどんな仕事?仕事の流れや年収を分かりやすく紹介

【確認済】03 (3).png「イラストレーターの仕事内容は?」「イラストレーターって稼げるの?」など、イラストレーターに興味を持っている人も多いでしょう。イラストレーターは自分のイラストによってクライアントの売り上げに貢献できるやりがいのある仕事です。

本記事では、イラストレーターの仕事の流れや具体的な仕事内容、年収について詳しく解説しています。イラストレーターになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。



【目次】

①イラストレーターとは?

②イラストレーターの仕事の流れ

③イラストレーターの具体的な仕事

④イラストレーターの年収

⑤まとめ

<①イラストレーターとは?>

イラストレーターは、雑誌やポスター、ゲーム、商品などに使われるイラストを描く仕事です。クライアントから依頼を受け、要望に合わせてイラストを完成させます。個性的なイラストが求められることもあれば、シンプルで分かりやすいイラストが求められることもあり、クライアントごとに柔軟に対応しなければなりません。特定のファンが付けば、オリジナルキャラクターのグッズ化や企業とのコラボレーションなど仕事の幅が広がる可能性もあります。

<②イラストレーターの仕事の流れ>

では、早速イラストレーターの仕事の流れを見ていきましょう。

1.クライアントから依頼を受け、打ち合わせをする

まずはクライアントから届いた依頼の内容を確認します。その後、詳細を擦り合わせるために打ち合わせを行うのが一般的です。打ち合わせでは、どんな雰囲気のイラストを希望しているのか、どこにイラストが使われるのか、いつまでにどういう形式で納品するのか、などさまざまなことを相談・確認します。

2.下描き(ラフ)を作成する

打ち合わせで大まかな方向性が確認できたら、下書き(ラフ)を作成します。イラストを描く方法は主に紙とペンを使う「アナログ」と、機材とソフトを使う「デジタル」の2種類に分けられます。どちらを採用するかは案件によって異なりますが、現在はデジタルが主流です。下描きが完成したらクライアントに提出し、修正点がないか確認してもらいます。

3.清書・納品する

下描きにOKが出たら、次は清書を行います。清書作業では着色もセットで行うことが多く、配色バランスのセンスが必要です。清書が完成したらクライアントに納品します。納品はデータ化してメール等で送るのが一般的です。

4.必要に応じて修正する

案件によっては、納品後に修正や追記を求められることもあります。クライアントの意図を読み取り、適宜対応しましょう。

<③イラストレーターの具体的な仕事>

一口にイラストレーターと言っても、その仕事内容はさまざまです。ここではイラストレーターの仕事内容を具体的に紹介します。

・書籍の表紙や挿絵を描く

イラストレーターの仕事の一つに、書籍の表紙や挿絵の制作が挙げられます。小説を読んでいるとページの角にイラストが載っていたり、雑誌の占いページに星座のイラストが描かれていたりしますよね。また書籍の顔となる表紙を担当できる場合もあり、小説がヒットすれば自分のイラストの知名度アップにつながることもあります。

・ゲームのキャラクターや背景を描く

ゲームに登場するキャラクターやゲームの背景を描く仕事もあります。アクションゲームやほのぼの系、美少女系などそのゲームに合わせてイメージを膨らませる必要があります。またキャラクターだけではなくアイテムや衣装のイラストを担当することもあり、マルチな対応力が求められます。

・広告やポスターを描く

イベントのポスターや広告用のイラストなど、企業の売り上げを左右する仕事を任されることもあります。自分がポスターを手掛けたイベントが盛り上がったり、商品がヒットしたりすればやりがいを感じられるでしょう。ただし広告・ポスターの案件はコンペ形式で選ばれるケースもあり、他のイラストレーターと競うことになるかもしれません。

・商品パッケージを描く

化粧品や玩具などのパッケージイラストを描く仕事は、イラストの技術だけではなくデザイン力や素材などの知識も必要です。企業や商品のイメージに合ったキャラクターを考案したり商品の魅力が伝わる配色・バランスを調整したりと、イラスト以外の要素もトータルで任されることもあります。

・オリジナル商品を作る

自分が生み出したキャラクターなどが企業の目に留まれば、商品化の声が掛かるかもしれません。自分のオリジナルキャラクターがぬいぐるみやフィギュアになると思うと夢が広がりますよね。商品化を目指すためには、SNSでイラストを発信したりイベントに出店したりと、営業力が必要です。

<④イラストレーターの年収>

厚生労働省による職業情報提供サイト『jobtag』によると、イラストレーターの平均年収は521.2万円となっています。就業形態は自営・フリーランスが88.7%ともっとも多いですが、フリーランスは知名度や裁量によって収入が左右されるため、毎月決まった収入がもらえるわけではない点に注意しましょう。一方、ハローワークの求人賃金は月額25万円となっています。まずは月25万を目標に知名度やスキルを高めていくのがいいかもしれません。

参考サイト:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/342

<⑤まとめ>

イラストレーターは、商品やポスター、ゲーム、書籍など色々なものに携われる魅力的な仕事です。打ち合わせや修正を重ね、クライアントの要望を叶えるイラストを制作できるかが求められます。イラストレーターの平均年収は521.2万円となっており、フリーランスであれば自分のスキルや知名度によってさらに年収を上げることもできるでしょう。イラストレーターとして活躍するためには、日々の積み重ねが大切です。さまざまな作品に触れたり、自分の技術力を高める努力をしたりとイラストレーターへの道を切り開いていきましょう!

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