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プログラマーはAIに取って代わられる？今後のプログラマーに求められるスキルとは？
ここ数年、機械学習を利用したAI（人工知能）の進歩は目覚ましく、近い将来、人間の仕事がAIに奪われるのでは？とよく取り沙汰されるようになりました。
特にプログラマーはAIに仕事を奪われる職業の筆頭のように語られることも少なくありません。この記事では「プログラマーの仕事は本当にAIに置き換えられてしまうのか？」「AIが活躍する世界でプログラマーに必要なスキルは何なのか？」に焦点を当てて解説します。
【目次】
①AIの発展で本当にプログラマーの仕事はなくなるの？
②これからのプログラマーに必要なスキルは？
③AIエンジニアを目指すという選択肢も
④まとめ
＜①AIの発展で本当にプログラマーの仕事はなくなるの？＞
プログラマーは10年後にはAIに仕事を奪われる職業といわれることがありますが、本当でしょうか？実はその兆しはすでに見えています。
2022年6月には、米Microsoftの子会社である米GitHubがコメントを書くだけでAIがコードを自動生成してくれる『GitHub Copilot』というサービスを開始しており、2023年4月には米Amazon Web Servicesからも『Amazon CodeWhisperer』という同種のサービスが開始されています。
AIに注目が集まるようになる以前から、ソフトウェア開発プラットフォームの発展により視覚的な操作を用いてデザイナーが直接開発業務に携わるようになるといった流れはありました。AIの発展がこの流れを加速し、様々な業種の人にとってプログラミングがより身近な存在となっていくのは間違いないでしょう。
問題解決に必要なコードをネットなど大量の過去データから探してくるといった処理は正にAIが得意とする分野ですから、ネットから必要なコードを探してきて再利用するとか単にコードを書くだけといった、単純な仕事をするだけのプログラマーに活躍の余地がないであろうことは想像にかたくありません。
＜②これからのプログラマーに必要なスキルは？＞
ではプログラマーという職業が完全になくなってしまうのか？というと必ずしもそうではないでしょう。
AIは大量のデータを処理し有用なパターンを特定する能力に秀でていますが、新たなアイディアの創出や最終的な意思決定までは行ってくれません。またAIがコードを生成できるようになるといっても、生成されたコードを評価できる人材は必要とされます。
単純作業をAIに任せることで、人間はよりクリエイティブな作業に集中するようになっていくはずです。つまり将来的にプログラマーという職種は、現在SE（システムエンジニア）と呼ばれる職種が担っている分野の比重が大きくなっていくと考えられます。プログラマーは一般的にコードの設計と開発を担っているのに対し、SEはシステム全体の設計・開発・運用に従事する為、コードを評価できるだけのプログラムスキルはもちろんのこと、プロジェクト全体をまとめて仕事を進めるための技術などが求められてきます。
また、業務でAIを活用する場面が増える以上、AIと機械学習に関する知識やデータ分析といったスキルの重要性が増すであろうことも間違いありません。
今後のプログラマーは従来のプログラミングに関する技術的な知識に加え、AI関連の知識や、マネジメントスキル、コミュニケーションスキルなど、広範な知識とスキルを求められる職種へと変遷していくことが予想されます。SEへのステップアップも見据えたスキル習得が重要といえるでしょう。
＜③AIエンジニアを目指すという選択肢も＞
AIによる職業の淘汰を考えたとき、AI分野専門のエンジニアを目指すというのも有効な手段と言えます。
近年急速にAI分野が発展を遂げたこともあり、AIエンジニアの人材は不足している状態です。さらに今後様々な分野でAIが活用されるようになれば、より広い分野、より多くの企業で、AIに精通し、さらにメンテナンスを行うことのできる人材が必要とされるようになるのは間違いありません。
＜④まとめ＞
駆け足の内容になってしまいましたが、AIがプログラマーの仕事を一部肩代わりするようになったとしても、プログラマーの仕事の全てがなくなってしまう訳ではないということは理解してもらえたのではないでしょうか。
とはいえ、これまでのようにただプログラミングの勉強だけをしていればよいという訳ではないこと確かです。
SEを目指すのであれば、まずは基礎的なIT知識が問われる「ITパスポート」やSEやプログラマーとしてより専門的な知識を求められる「基本情報技術者試験」といった国家資格の取得を目指して勉強に取り組むのがよいでしょう。
これらの資格を取得するには、やはり専門学校を利用するのが近道と言えるでしょう。総合学園ヒューマンアカデミーでも、ITパスポートの合格保証や基本情報技術者試験午前試験免除などのメリットがありますので、ぜひ一度オープンキャンパスなどに参加してみることをお勧めします。
