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TikTokを企業が活用するには?メリットやポイントを優しく解説!
若者を中心に、音楽に合わせたショート動画が人気ですが、近年は一般のユーザーだけではなく、企業の参入も多く見られます。
拡散力や、ユーザー数の多さから、TikTokはマーケティングにも効果が高いSNSとも言えるのです。
「自社の宣伝効果を上げるために、TikTokを活用しようか考えている」
「TikTokが流行っていることは分かっているけれど、どんな風に使ったらいいのか分からない」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、企業でTikTokを活用しようと検討している方へ向けて、TikTokを活用するメリットや、活用する際のポイントをご紹介します。
【目次】
- TikTokの基礎!上手に活用するために覚えておこう
- TikTokを企業が活用すると、どんなメリットがあるの?
- TikTokを企業が活用するためのポイントは?事例も紹介
- まとめ
<1.TikTokの基礎!上手に活用するために覚えておこう>
それでは、まずTikTokそのものについて、簡単にご説明します。
TikTokは、中国発祥のショート動画投稿サービスで、日本では2017年にリリースされた、比較的新しいSNSツールです。
決まった尺で動画を撮影し、エフェクトや文字入れなどの加工を施し、投稿することができます。
フォロー、いいね、コメントなどの機能もあり、TikTokを中心に活動するインフルエンサーを「TikToker」と呼び、新たな流行が生み出される場でもあります。
TikTokは日本だけではなく、世界にも広がりを見せており、簡単に海外のユーザーと繋がることが可能に。
また、AIによる「おすすめ表示機能」により、閲覧履歴から興味のありそうな動画をピックアップしてくれるため、無限に大量の動画が楽しめるのです。
元々は、踊ってみた動画や、リップシンク動画が人気を集めていましたが、今はグルメ、YouTube切り抜き、便利術、カップル動画など様々なコンテンツに広がりを見せ、個人で自由な表現ができる貴重なツールとなっています。
<2.TikTokを企業が活用すると、どんなメリットがあるの?>
そんなTikTokを、企業が活用した場合、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず、一番のメリットと言えるのが、若年層へのアプローチができることです。
TikTokは、TwitterやFacebookなどの他のSNSに比べ、若い世代が多く利用しています。
特に10代~20代は閲覧だけではなく、動画の撮影や投稿も行っていることがほとんど。
若年層の情報共有のスピードは凄まじく、再生回数の多い、いわゆる「バズり動画」を作ることができれば、企業の認知度も一気にアップするに違いありません。
また、「マーケティング感」を薄めることができるのもメリットの一つです。
企業アカウントというだけで、なんとなく嫌悪を感じるユーザーも少なくないですが、TikTokは企業アカウントの投稿でも、一般の投稿に馴染みやすいです。
投稿者よりも動画そのものに視線が行く仕様のため、一見、投稿者が企業アカウントと気づかない場合も多々あります。
そうすることで、自然にユーザーに対してアプローチをすることができるでしょう。
そして、さらなるメリットとして、ユーザー参加型のプロモーションが頻繁に行われている点が挙げられます。
決まったハッシュタグを使用しての投稿をすることで、拡散やフォロワーの増加が狙えるため、多くのユーザーがこういったキャンペーンに参加しています。
ハッシュタグを用いれば、フォロワー以外にも投稿を見てもらえる可能性が高くなり、さらなる宣伝効果が得られるでしょう。
<3.TikTokを企業が活用するためのポイントは?事例も紹介>
では最後に、TikTokを企業が活用するためのポイントを、実際の例と共に見ていきましょう。
まずは、「親しみやすさ」「企業感がない」の二つを意識してアカウントを作成するのがオススメです。
前述したように、「マーケティング感」を薄め、いかに一般の投稿に馴染むかが大切になります。
例えば、「ほっともっと」の企業アカウントでは、TikTokで流行っている音源を上手く活用することで、企業感を薄めることに成功。
また、「サブウェイ」の企業アカウントでは、サンドイッチを実際に作っている様子を投稿したり、サブウェイで働いたことのある人なら共感できる「裏方あるある」などのネタ動画を投稿し、人気を集めています。
普段見ることのできない、トマトをカットする動画なども人気で、再生回数が200万回を超えている動画も。
ユーザーと積極的に交流することで、親しみやすさも兼ね備えています。
続いては、広告投稿を活用することです。
TikTokには、有料で広告を出すことができ、それによち多くの人の目に留まるきっかけとなるでしょう。
特定のハッシュタグをつけた投稿を促す「ハッシュタグチャレンジ」や、独自のエフェクトをユーザーに体験してもらうことができる「ブランドエフェクト」など、広告メニューは様々で、どんな人に、どんなアプローチをしたいかによって、その手法は変わってきます。
例えば、ライフスタイルの情報を共有するアプリ「レモンエイト」の企業アカウントでは、Vlog風の動画を撮影した広告を投稿。
こちらもポイントとなってくるのは「企業感が薄い」ことで、一般ユーザーも多く投稿しているVlog風動画は、流行やオシャレに敏感な人たちへのアプローチが期待できます。
有料広告を上手く活用することで、宣伝効果の増加に繋がるでしょう。
また、TikTokには「ビジネスアカウント」という設定があり、動画のトレンドを知ることができる「人気動画ショーケース」の閲覧ができたり、アカウントのリーチ数を把握することで、投稿の分析をすることができます。
ビジネスアカウントは誰でも無料で設定が可能なので、企業でTikTokを活用する場合は、ぜひとも設定しておくことをおすすめします。
<4.まとめ>
ここまで、TikTokを企業で活用するポイントや事例をご紹介しました。
一般の投稿と馴染みやすい投稿を心掛けたり、ユーザーとの距離を縮めることで視聴者数が伸び、企業の認知度が高くなることが分かりましたよね。
まだまだTikTokには未知なる可能性があり、今後もユーザー層の拡大が期待されます。
YouTubeに比べても、比較的簡単に動画を編集・投稿できるため、業務の合間にも投稿が可能ですよ。
ぜひ、企業でのTikTok活用を検討してみてください。