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2022. 08. 22
教育連携企業コラム【株式会社セック コラム vol.2】 IoTの事例(1)
株式会社セックの岩井と申します。
前回は、「IoTとは何か」について、お話ししました。
IoTの発達により、センサーが世の中にたくさん出てきて様々なデータを集められるようになりました。
そのことでAI(人工知能)が発達し、人間を介さなくてもデータが集まり判断できるようになりました。
IoTにおいては、このことが大きいと言われています。
動物も目が出来たことによって、様々な物を見て情報としてインプットできるようになり、
それにより脳が発達し一気に様々な生物が誕生したと言われています。
IoTはこの生物の進化に似ています。
この先、ネットワークの発達により蓄積されるデータ量がどんどん増え、AIも発達し、
より便利なサービスも生まれるのではないかと期待されています。
ここで、IoTの事例をいくつか紹介していきます。
まず、『タクシーの配車アプリ』です。
最近私もよく利用しているのですが、東京都内だと、タクシーが呼べて、決済もその場で出来て、
目的地も設定しておくと、勝手にタクシーがその場で目的地に連れて行ってくれる、
というようなことがアプリのみで出来ます。
スマートフォンとタクシーの端末がデバイスとなり、位置情報もふまえ、
ネットワークを介してサーバクラウドに情報が渡ります。
その情報により、どこにどの車を配車するかが決定し、利用者のもとへタクシーが到着します。
決済も加わっているので、一連の流れをサービスとして提供できるようになっています。
次に、『工場で機械故障の前兆を事前に把握するシステム』です。
製造業にとっては工場の生産ラインが安定的に稼働するというのは非常に大事です。
これまでは人が常に張り付いて設備点検を行っていましたが、
それをセンサーで解決することができるようになりました。
生産設備の主要な部分にセンサーを取り付けて、振動や温度などの変化をセンサーが常に捉え続けます。
センサーが、異常がないかを常時クラウドに送り、異常があればすぐに知らせることで、
機械の故障の前兆を事前に把握することが可能となりました。
このシステムは現在かなりのスピードで各工場に導入が進んでいるといわれています。
同じシステムは製造業だけでなく、飛行機などにも搭載され、いまや欠かせないものになっています。
次回も引き続き、IoTの事例について、紹介していきます。