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2022. 07. 24
教育連携企業コラム【株式会社セック コラム vol.1】 IoTとは何か?
本日より、総合学園ヒューマンアカデミー ITカレッジ のカリキュラム監修をしている、株式会社セック のみなさまより、業界コラムを不定期で連載いたします。
記念すべき第一回目のテーマは、「IoTとは何か?」です。
株式会社セックの岩井と申します。
簡単に自己紹介をしたいと思います。
私は株式会社セックにて、システム開発をしています。
セックは従業員300人ほどのソフトウェアの会社ですが、
基本的に全員技術者で、リアルタイム技術を専門としたソフトウェアを開発しています。
私はこれまで様々なシステム開発を担当してきました。
代表的なものですと、
ハワイ島のマウナケアの山頂に日本が建設したすばる望遠鏡の観測制御システムや、
色々な人工衛星の運用システムを開発しました。
小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」のソフトウェアもうちの会社で開発しています。
あとは、自動運転のシステムです。
日本でも2020年から
自動運転レベル3(条件付き運転自動化)の機能を搭載した車の販売が始まり、
各自動車メーカーではさらなる開発を進めています。
セックでは自動運転の自動車の中で動くソフトウェアの開発を担当しました。
さらに、IoTの教育サービスの企画や運営も行っています。
総合学園ヒューマンアカデミー ITカレッジ では、
セックの新入社員研修の内容に基づいたカリキュラムを提供しています。
また、教材の開発、実際の授業への参加など様々な協力も行っています。
それでは、「IoTとは何か」 ということを話していきたいと思います。
IoTは Internet of things(モノのインターネット) の略で、
ありとあらゆるモノがインターネットに繋がる技術と、
その技術を使ったしくみを指している、概念のことを言います。
IoTには『 4つの基本形 』があります。
車や冷蔵庫、ウェアラブル端末やスマートフォン等、
昔では考えられなかったものが何でもインターネットに繋がるようになっています。
それらのセンサーがまず起点になります。
センサーからデータをまず集めます。それが第一段階です。
様々な情報がデータとして蓄積できるようになります。
センサーはそれぞれインターネットに繋がっており、
クラウドといわれるデータの箱に溜まります。
これが第二段階ですね。
次に、クラウドに集められた大量のデータ(ビッグデータ)をAI(人工知能)が分析します。
それが第三段階です。
AIはデータがあればあるほどより精度が上がり、
正しい答えを見つけ出せるようになります。
今は、色々なモノにネットワーク機能、センサー機能がついて
データが大量に集まるようになりました。
そしてAIが発達して、データの分析ができるようになりました。
AIが分析した結果に基づいて、個別に表示したりとか、
提案をしたり、人が判断できるようなものを分析結果として返すことができるようになりました。
これが第四段階です。
そこから、新たなサービスが生まれてきています。
次回は、IoTの事例について、紹介します。