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声優が専門学校で習うアフレコの技術とは?
声優が専門学校で習うアフレコの技術とは?
声優を目指す人が通う声優の専門学校では、正しい発声をおこなうための腹式呼吸の仕方や発音・滑舌などやアフレコの技術も教えてくれます。そこで、専門学校で教えてくれるアフレコの技術をいくつかご紹介したいと思います。
マイクの上手な使い方
マイクの高さは、基本的に自分の口と鼻の間ぐらいに合わせるとよいでしょう。また、マイクとの距離は親指と小指を広げた手のひら分がちょうどです。しかし、自分の声の特徴や出したい声のイメージに合わせて、マイクの位置を少し変えるだけで、欲しい音やきれいに入った音にすることができます。そこはいろいろ試しながらの調整になりますので、その時に応じて臨機応変に変えていきましょう。
覚えておきたい音の特徴として、マイクを低い位置に持ってきたり、マイクに近づいたりすると低い音がよく拾われ、低音が強調されます。マイクを低い位置に持ってくることで胸に響いている声が合わさり、音に厚みや深みを出すことができます。日々のレッスンで自分の声の特徴を知り、マイクとの位置を微妙に調整することで、イメージにあった声を作り出すことができるようになります。専門学校ではそのような実践の場を多く設けています。
ノイズを出さない方法
「ハヒフヘホ」「パピプペポ」「バビブベボ」といった「ハ行」の音を発音する時は、口から息をたくさん吐き出すことになります。この時、息がマイクにあたり「バフッ」といった雑音が入ってしまいます。このようにマイクに強い息がかかりノイズが入ることを「吹く」といいます。マイクを吹いてしまうとノイズが入り録り直しになってしまいます。そのため、強い息が出てしまう「ハ行」を発音するときは、マイクに息がかからないように、少しだけ下に向かって発音するという方法があります。
このほかにも台本をめくる時に出るペーパーノイズや服が擦れて出る衣擦れ、お腹の音やアクセサリーが揺れた時に出る音などのノイズがあるので、これらが出ないような練習と経験を専門学校では学んでいけます。
個人の地道な練習も大事
どんなにすごいテクニックを教わったとしても、繰り返し練習しなければなかなか身に付くものではありません。マイクの上手な使い方にしても、ノイズを出さないようにするやり方にしても、どんな場合にどんな音が出るかを意識しておく必要があります。台本をめくる時にペーパーノイズが出てしまうなら、台本の持ち方やめくり方、立ち位置などを研究し、音を出さないように反復練習が必要です。このように声優を目指すなら、自分からどのような声や音が出るかを意識するという地道な努力が大切です。