変わった経歴を持つ声優さんまとめ

変わった経歴を持つ声優さんまとめ

変わった経歴を持つ声優さんまとめ

声優さんの中でも、最初から声優を目指し専門学校や養成所に進み、声優さんになった方もいれば、そうではなく、一旦違う職に就いてから声優業へと転職した方などもいます。今回はちょっと変わった経歴を持つ声優さんを取り上げてみたいと思います。

阿澄佳奈
・前職
前職は親のすすめで短大に入学しており、その際に、幼稚園教諭と保育士の資格を取得し、1年ほど保育士として働いていました。しかし声優を目指す夢をあきらめきれず、保育士を辞めています。

・デビューの経緯
小学生の頃に運動会の映像で、自分の声を聞き、声にショックを受けコンプレックスとなったが、中学生の頃に声優がラジオのパーソナリティーを務めるのを聞き、自身も声優ならこの声を活かせると考え、声優を目指していました。高校では女性の声優志望者からなる福岡のローカルアイドルユニットの2代目メンバーとして活躍しました。大学在学中も、ネットラジオや、ゲームの仕事をするなど、自身でもデビュー作がどれなのかあやふやと言っています。大学卒業後、保育士の仕事を経て、2005年にゲーム「クロスワールド 〜見知らぬ空のエターティア」のパティ・アーリア役に公開オーディションに受かり、徐々に声優としての仕事を増やしてきています。

・声優としての仕事
現在は81プロデュースに所属し、声優の仕事として、主に、アニメ、ゲームが中心です。有名な作品では「金田一少年の事件簿」などがあり、2007年にはテレビアニメ「ひだまりスケッチ」で主役を演じ、同作品のラジオ番組である「ひだまりラジオ」では単独でパーソナリティーを務めるなど、あらゆるジャンルで活躍しています。

若本規夫
・前職
前職は、警視庁機動隊という異色の経歴であり、機動隊員として最前線で任務に勤めていました。またその後、日本消費者連盟事務局の創立メンバーとなり、アテレコ教室を経て声優に転じています。

・デビューの経緯
大学卒業後は機動隊となり、声優になることなど考えてもいなかったようです。日本消費者連盟に参加した際、上司との喧嘩により解雇され、組織へ属すよりも手に職をつけることが必要と考えたことがきっかけで声優を目指すことに。新聞広告にあった黒沢良が主催するアテレコ声優の養成所のオーディションを受け、合格し、25歳と遅咲きながら声優としての人生を歩み始めています。

・声優としての仕事
2000年以降はアニメやゲームの仕事が増えているようですが、その前までは脇役の仕事が多く、サザエさんのアナゴさんやドラゴンボールZのセルなどの声優業をこなしています。そして、今では誰でも知っている「人志松本のすべらない話」のナレーションを務めるようになりました。現在70歳でありながら、幅広い年齢層から支持を受け、声優界の大御所とし不動の地位を確立されています。