プロ声優のすごい声

プロ声優のすごい声

トップで走り続ける声優にはそれなりの理由があります。仕事がたくさんあるということは、スキルや演技力はもちろんですが、声自体のパワーにすごさがあります。今回は具体的にすごい声の声優を紹介していきます。


特徴的な声がすごい声優

声優の方の中には一度聞いただけで、「あっ〇○の役をやってる人の声だ!」と分かるほど特徴的な声の持ち主が数多くいらっしゃいます。具体的に見ていきましょう。

男性だと大ベテラン声優として有名な、山寺宏一さんがかなり特徴的な声をお持ちですね。ルパン三世の銭形警部や新世紀エヴァンゲリオンの加持リョウジなど、大人の渋さを感じさせるキャラから、アンパンマンのチーズまで担当するなどなど。「七色の声を持っている」と評される山寺さんですが、どれも特徴的で耳に残る素敵な声です。

サザエさんに登場するアナゴさんと、ドラゴンボールZに登場するセルの声でお馴染みの若本規夫さんも、特徴的な声で耳に残ります。女性だと「おしりかじり虫」で一躍有名になった金田朋子さんも、一度聴いたら忘れることはできないほど特徴的な声です。

声優の「声」は俳優でいうところの「顔」「演技力」ので、その人自身を表現し、その人の売りになっているものです。一度聞いただけで分かり耳に残るほどの特徴的な声をお持ちだからこそ、長年声優として活躍されているという側面は大きいのでしょうね。


声の使い分けがすごい

声優の声の「すごさ」は特徴的な声そのものがすごい、というだけには止まりません。トップ声優は、ただでさえ特徴のある声を、いくつものパターンで演じ分けられるということが本当にすごいです。

先ほど挙げさせていただいた山寺宏一さんなどはその最たるパターンですよね。銭形警部とチーズと、「チップとデール」のデールを全て同じ声優が演じているとはとても思えません。その他にもドラえもんのスネ夫と、「Fate」シリーズに登場するギルガメッシュの声はどちらも関智一さんという声優が演じています。 女性キャラだとドクタースランプアラレちゃんのアラレちゃんと、BLACK LAGOONのバラライカは小山茉美さんという方が担当されています。キャラを見比べていただければ分かると思いますが、関智一さんの場合も小山茉美さんの場合もとても同じ声優が担当するとは思えないようなキャラ同士でありながら、実際に声を聞くとしっくりくると言うのがすごいところです。

男女の壁を越えた例を挙げると、灼眼のシャナのシャナと、鋼の錬金術師のアルフォンス・エルリックはどちらも釘宮理恵さんという女性声優が演じています。同性ならともかく男性も女性も担当できるほど声の使い分けができるというのは、個々の声優さんの修練の賜物でしょう。