声優になりたい人が持っておくべき資質・能力

声優になりたい人が持っておくべき資質・能力

これから声優になりたい方は、どのような能力が必要なのか不安な方もいるでしょう。発声スキルはもちろんですが、それ以外でもいろんな能力が必要になる職業です。今回はそんな声優を目指す方が持っておくべきスキルをご紹介いたします。


強いメンタル

声優専門学校や養成所に通ったとしても、必ず声優という職業に就けるわけではありません。プロダクションに所属できたとしても、必ずしも順調にお仕事をいただけるとは限りません。お仕事をいただけたとしても、それが自分の希望していた類いのものではないかもしれません。このように声優として生計を立てていこうと思っている人の前には、挫折しそうな出来事がたくさん立ちふさがります。そんな時にも決して諦めずに、前を向いて進み続けることのできる強いメンタルは、プロ声優にとって必須の資質であると言えます。


国語力とセンス

声優というのは活字に命を吹き込む仕事です。その際に「この場面ではこのキャラはどのような感情を抱いているのだろうか」ということを理解しておかなければいけません。その理解がないままセリフを読んでも、それは本当の意味で声優の仕事をしているとは言えません。また、現場でパッと台本を与えられてすぐさまセリフを言わなければならない時もあります。そういった時には読解力が非常に重要になります。キャラの内面を理解する力、文章の読解力など総合的に見て、国語力が求められるのが声優という職業です。


自己管理能力

声優の武器、商売道具は自分の声」です。アスリートが理想的な体脂肪をキープするために、食事のバランスに気を使うように、声優もまた商売道具の声をいつでも万全な状態で発揮できるようにしておかなければなりません。セリフ合わせの日、大事なオーディションの日などに風邪を引いて声がうまく出せない方が成功することは難しくなります。自分に求められていることを理解し、それを常日頃から100%の状態で提供できるようにしておく自己管理能力も声優には重要な能力です。


営業力

声優のオーディションにはたくさんの応募者が集まります。その際に自分の声が、オーディションにかかっているキャラのイメージにぴったり当てはまれば、すんなり採用というケースもあるかもしれませんしかし、大抵の場合そうはいきません。何人かの候補者の中から最終的に決定されるわけですが、その際の面接もすごく重要になります。この面接時にいかに自分を売り込むことができるか、その内容次第で活躍の場は大きく変わるでしょう。声優の本質である声とは少し違った部分かもしれませんが、自分を印象付ける営業力というのも、声優には必要になります。