これは知っておきたい芸能界用語10選

これは知っておきたい芸能界用語10選

「1クール」「MC」「消え物」など芸能界で使われている業界用語はたくさんあります。そんなたくさんある芸能界用語の中で、これだけは知っておきたい!という10ワードを紹介します。


見た目とギャップのある声優

アゴ
食事や食費のことです。「アゴ」のほかに「アシ」「マクラ」があり、「アシ」は交通費、「マクラ」は宿泊費をあらわしています。「アゴアシ」や「アゴアシマクラ」と2つ3つ組み合わせて使う場合もあります。

ありもの
他の番組で使用した舞台装置や機材を使いまわす時や、自分たちで撮ったオリジナル映像ではなく既存の映像を用いる際に「ありもので間に合わすか!」などと使います。

うるさい
周りが騒がしいことを「うるさい」というわけではありません。主に映像業界で使われる用語で撮影の対象となる物や人の周りに余計なものが写り込んでいる状態を言います。「見切る」の近い意味になります。

ガバチョ
布粘着テープ、通称「ガムテープ」のことです。アシスタントディレクター(AD)が、腰にぶらさげている必須アイテムであるガムテープを惜しげもなく「ガバッチョ」と使用する様子から来ているそうです。「ガバッチョ」というのは「ガバッと」の変形した言葉と思われ、勢いのよい様子を表しています。

ツッコミ
ツッコミというと芸人さんの役割のようですが、番組中に緊急で放送に入れたい内容の原稿の意味で使い、ます。臨時ニュースなど場合によっては、アナウンサーは原稿の下読みなしでいきなり読まなければいけないことがあります。「割り込み」も同意義語です。

てっぺん
夜中の12時のことをいいます。撮影や収録などで夜中の12時を越えた場合に「てっぺんを越した」という言い方をします。ちなみに、昼の12時はてっぺんとは言いません。

てれこ
物事を入れ違いにすることを言います。また、一つ違い入れ替えることを差すこともあります。毎週、番組を交互に放送する時や内容を前後入れ替える時などに用います。元々は歌舞伎用語の一つで、歌舞伎の演目を交互に上演することを表す言葉です。

バミる
セットの位置や出演者の立ち位置にテープを貼って目印にすることを言います。舞台でも役者の位置や道具の位置など途中で変わることがある場合に必ずバミっておきます。あらかじめ決めておくことから転じて「予定を入れる」という意味でも使われるようになりました。ちなみに漢字を使うと「場見る」と書きます。

バラシ
番組で使ったセットや大道具を片づけることをいいます。また、予定が合わずにキャンセルする時や仕事が終わり解散する時にも使います。

見切る
舞台やTVの撮影で裏方や余計なものや無駄なものが画面や舞台にはみ出てしまい、視聴者や観客に見えてしまっている状態。「見切れる」とも言います。最近では、逆の意味で映っていないといけないものがはみ出て映っていない時にも使われます。