声優の仕事場 アフレコスタジオでの様子って?

声優の仕事場 アフレコスタジオでの様子って?

皆さんはアフレコスタジオを見たことはありますか?今までは、声優さんしか入れない場所で謎に包まれていることが多かったのですが、近年日本のアニメがブームになっていることもあり、TVでも取材される機会が増え目にすることが多くなってきましたね。今回はアフレコのスタジオの様子をご紹介していきます。


アフレコスタジオでの声優の一日

アフレコのスタジオ入りする前にとても大事なポイントが洋服選びです。動いたときに音が出る洋服はNGですし、アクセサリーや靴の選び方にも気を使わなければなりません。

スタジオ入りすると、モニターの正面は主役やメインの役など、セリフ数の多い声優が座るので、基本セリフ数が少ない役から端に座っていきます。アフレコでは、30分程度の映像(アニメ)の場合、15分毎に前半と後半に分けて収録し、モニターテレビ&台本を見ながら演技をしていきます。

またアフレコで難しいのが、マイクワークです。台本の流れをよく読んで自分の番になると、空いているマイクでセリフを言います。開始から終了するまで、30分アニメの場合でも3時間から6時間もかかる場合が多々あるそうです。収録が長時間にわたることもあるため、アフレコ中にお腹がならないように間食をとります。

アフレコスタジオでの声優の1日は、実に様々なことに気を遣い細心の注意を払っています。


アフレコスタジオ内の機材や設備はどんなものがある?

アフレコの時にかなり重要になるのが、マイクについている黒くて板状のポップガードと呼ばれるものです。ノイズが出来たり音が割れたりする現象を抑えるための道具で、唾や息や破裂音などが直接マイクにつくことも防いでくれます。マイクはアフレコ用に感度が高く、繊細なものが用意されています。その感度は、空気や服がこすれるような音でさえ拾うことができます。

他にもアフレコで重要な機材が、マイクからの入力信号を取りこむミキサーという機材です。ミキサーでは、音色加工やトラック音声加算をして様々な音声トラック形式へ出力させるための機能が付いています。音量や定位感を調整することにも使用されています。

このミキサーを含め、各種録音機械が入っている部屋をコントロールルームと呼び、そこからアフレコを記録していきます。