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滑舌を良くする早口言葉の練習方法とは?
滑舌が悪い理由
滑舌が悪い方はどのような練習や改善が必要になるのでしょうか。滑舌の悪い理由や具体的な練習方法をご紹介します。
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滑舌とは舌や口の滑らかな動きのことを言います。滑舌が悪いと声の大きさや高さが適正であっても相手に内容がうまく伝わりません。滑舌が悪い原因は主に3つあります。
1. 唇と舌がうまく動いていない
2. 口角がきちんと上がっていない
3. 母音を正しく発音できていない
これらのどれがあてはまるかは以下の5つの早口言葉を言えるかどうかによってわかります。
・生麦生米生卵 x3回
・観るコ黒コップ x3回
・東京特許許可局 x3回
・よど殿もよど殿なら、ねね殿もねね殿だ x3回
・お綾や綾にお謝り、お綾や親にお謝りとお言い x3回
1と2がうまく言えない人は、唇と舌の動きがうまくできていない、3は口角が上がっていない、4と5は母音をきちんと発音できていないといえます。
早口言葉を用いた練習方法
上記の早口言葉をうまく言えたかどうかによって、原因が明らかになりました。それぞれの課題に対して早口言葉を使って練習することで克服できます。
1. 舌と唇の動きを滑らかにする
まず、「らな」を繰り返し発音します。少し慣れてきたら速度を上げて20回言います。この時鏡を見ながら口元の動きに注目します。次に、「らぬ」を同様に繰り返し発音し、スピードを上げて20回言います。唇を大きくしっかりと動かしたり、舌を巻いたりすばやく戻したりすることが必要になります。始めは難しく感じるかもしれませんが、徐々に唇と舌の動きが改善されて「生麦生米生卵」「ミルコクロコップ」の早口言葉をよりスムーズにはっきりと言うことができるようになります。
2. 口角をきちんと上げる
「東京特許許可局」の早口言葉がうまく言えなかった方は、口周りの筋肉がうまく使うことができてなく、口の開きも小さい傾向があります。鏡に向かって口周りの表情筋をたっぷり使うような気持ちで「おあ」を繰り返して言います。慣れてきたらスピードを上げて20回言います。このとき、上下の歯がちゃんと見えるように意識して行いましょう。表情筋が鍛えられて口角を上げやすくなります。また、口を大きく開いてはっきりと話すことができるようにもなります。
3. 母音を正しく発音する
早口言葉の4と5がうまく言えなかった人ははっきりと母音を発音できていないことが多いようです。先ほどの二つの早口言葉の母音だけで発音してみます。例えば5の冒頭の「お綾や親にお謝り」は「おあああおあいおあああい」となります。これを繰り返して言うことで言葉を発するときに母音に意識が注力されて母音をはっきり正しく発音するようになります。