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声優が身に着けておきたいアドリブのコツとは?
声優が身に着けておきたいアドリブのコツとは?
アドリブで最も難しいのは、演じている役の台詞の時間よりも長く喋ることも、短く喋ることも出来ないので、与えられた時間ちょうどでアレンジし、入れていかなければなりません。語彙力が求められ、頭の回転の速さも必要になります。
アドリブ力が上がるための方法
演技力や表現力が求められる声優にとってアドリブが出来るかどうかは大変重要なことになっています。
アドリブ力を上げることは、知らなかった文章や言葉などを勉強し、語彙力を蓄積していくことが重要です。それを一番手っ取り早く勉強できる方法が読書です。読書では、アドリブで必要な言い回しを知るだけでなく、感情の表現方法やストーリー性を理解するのにも役立ちます。読書以外では、ひとつの言葉に対してどのような違った言い方ができるのか、など国語の授業で習ったような感覚で、言葉をまとめておくと便利です。例えば同じ意味だけど違う言葉や、同じ意味の似たような言葉、または正反対の意味の言葉などを調べておくだけでもボキャブラリーはかなり増えます。
アドリブが必要なシチュエーション
実際のアドリブが行われる場面は、映像中、キャラの口元が映っていない場面や、背中を向けている時が多いです。アドリブが必要なシチュエーションで多いのは、キャラが口を動かしていないときに入れる言葉、心の声などです。台本では「...」のように記されている箇所はアドリブが求められます。また心の声や感情が動くような場面でのアドリブが多いので、場面で台詞が足りてないと思った時や、台詞を足したほうが作品やキャラを表現できると感じた時にはアドリブを入れていきます。
アドリブの事例
実は、名アニメの名言やキャッチフレーズには、声優のアドリブから生まれることが多いそうです。例えば、ポケモンアニメのロケット団の「ヤな感じ?!!」というセリフはアドリブから生まれ、その後定番のセリフとなりました。さらに大人気のちびまる子ちゃんのナレーションの「後半へ続く」というのもキートン山田さんのアドリブをスタッフが気に入って、お馴染みのフレーズになったそうです。また、こどもから大人気のそれいけ!アンパンマンでは、バイキンマンの「ハーヒフーヘホー」もアドリブから誕生したセリフだそうです