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声優の平均年収ってどれくらい?
声優の平均年収ってどれくらい?
声優の給料は「月給制」で仕事をする人もいますが少数で、ほとんどが「歩合制(ギャラ)」です。そのため、給料は働いた分だけ支払われるので毎月一定ではなく、さらに「ギャラ」から事務所への「手数料」(ギャラの2,3割)が引かれ、さらに源泉徴収分(1割)を引いた分、ギャラの約6割が手元に残る計算になります。
アニメの声を担当するときの収入
主にアニメ声優の給料は、日本俳優連合の「外画動画出演規定」を基にしたランクによって金額が変わります。声優業界では、新人から3年目までを「ジュニア」と呼び、その時代は出演するアニメの役柄、収録時間に関わらず5分でも1時間でも「1本」と数え、「1本」の出演で15,000円が相場となっています。3年を超えランクが上がるごとに給料も上がり、最高ランクで「1本」45,000円以上になりますがその上位ランクの人は1割程度で、副業をしながらでないと生活していくのが大変なのが現状です。
外画の吹き替えの収入
外画の吹き替えの声優になると、給料は上がります。金額は制作側が決めるのですが、洋画・海外ドラマの仕事は1時間で約50,000円です。人気のある声優ですと15万円支払われることもあります。
ゲームのキャラクターの収入
ゲームソフトのキャラクター声優としてのギャラは、アニメと違い日本俳優連合の規定には沿わず、一般的には1文字単位でいくらかという計算です。「ジュニア」ですと1ワード30円が相場で、実績のある声優になれば1ワード200円にもなります。売れ筋のゲームや美少女系ゲームですと2倍のギャラが提示されることもあるようです。
ナレーションの収入
一番仕事の幅が広いのがナレーション声優です。ジャンルはさまざまで、よく耳にするスーパーマーケットのアナウンスなどは1本1,000円と安く設定されています。金額の高い仕事ですとテレビCMでのナレーション。「ジュニア」でも数10万円稼ぐこともありますし、1本で100万円になることもあります。テレビ番組の仕事でも1回10万円が相場になっています。
平均年収はどれくらい?
声優の仕事にもさまざまあり、報酬も大幅に違います。年収が5,000円の人もいれば、数千万円稼ぐ売れっ子もいます。「ジュニア」でも、一度チャンスを手にしたら収入がガラッと変わる業界です。ジャンルにこだわらず仕事を引き受けて経験と実績を積み重ねて、信頼と仕事を得ることが声優業界で生きていくための秘訣かもしれません。