漫画家に役立つ技術

最先端の技術を取り込み、
就職(夢実現)にこだわったカリキュラムが学生を変える。

増殖法

マンガの場面で、等間隔に並んだ窓などの人工物にパース(遠近感)がついている時に、正確にパースのついた窓を描く手法。透視図法を使って背景を描く場合に多用します。一定数描いた後、描き足して数を増やしたいときに使う手法です。

分割法

マンガの場面を描く上で、窓やドアを等分割する時や建物の高さや幅を等分割する時には「分割」を使って分割する方法。四角形の面の対角線の交差する点が、その四角の中心ということになり、この法則は遠近感がついた四角形にもあてはまります。この方法を分割法といい、マンガの背景を描く際に用います。

遠近法

パース。同じ大きさの物でも、視点から遠いほど小さくなります。これを遠近感といい、この遠近感を正確に絵にする技術を遠近法、または透視図法と言います。カメラ目線の高さと傾きで構図の基本が決まります。遠近法には、一般的な透視図法(背景を正確に書く上で必要な、一点透視、二点透視、三点透視)と空気遠近法や色遠近法など様々あります。

人物観察

マンガの登場人物を考えるとしたら、毎朝通勤の電車の中で見かけた人を、性格、癖、経歴とか想像を膨らませていくと、日常生活のすべてにマンガのネタが転がっています。とにかく人間ウオッチング観察が大事です。

芸術鑑賞

良い絵画をたくさん見る。展覧会・美術館で原画を見る。特に、映画観賞 マンガの神様・手塚治虫が言ってました、マンガを見ないで映画を観なさい、本を読みなさい、です。

売込方法・受賞秘訣

マンガコンテストに応募する場合に、例えば、同じ出版社マンガ編集部の賞でも、編集長が担当なら独断で賞が取れたり、逆に新人編集者が担当だと、なかなか賞に出させてもらえないなど、マンガを描くよりも、編集部の事情を理解しておくことで、受賞しやすくなります。

クリスタ

セルシス社のコミスタの後続となるソフト。通常のPro版とマンガ作成機能に特化したEX版の2種類あります。デジタル技術はマンガやイラストの仕事するには、ほぼ必須。ただ、クリスタが使えれば、ほぼ充分です。デジタルでマンガを描く時のメリットとして、トーンが消耗しない。また、貼った後に「線数」「濃度」「種類」など変更できます。

キャラクター造形力

面白いマンガを描くためには、キャラクター設定が大事です。登場人物の人物像と性格や趣味・嗜好、考え方や生い立ちなど細かく設定しておく。ある程度のフォーマットはあります。そこに、オリジナリティーのある掘り下げを加えられると、プロになれます。マンガ家を目指す上でもっとも必要なことは絵の上手さより創造・造形力です。

発想力

何かを生み出す時に必要となるのは、発想力・イメージ力です。また、問題を解決するのも、この発想力が役に立ちます。固定概念を壊したり価値観を広めたりするためにもいろんな体験をしていろいろな視点側面から世界を見て行きましょう。

資料考証学

マンガを描く上で、資料は大変重要で、良い資料を探し揃えることで80%は決まります。古今東西、時代、社会、のあらゆるデータを集めるには、どうするか。資料を、どう使いこなすか。取材が必要な時の方法など、考証全般のテクニックを知っておくことが大事です。

起承転結

マンガのストーリー、「話」の作り方には、テーマ、シノプシス、プロットやシナリオ、などを基に 、演繹法や帰納法など、で作って行きますが、特に4コママンガは、起、承、転、結、の基本が最重要エッセンスであります、先ず、ここを理解確認しておくことが、大事です。

専用道具

マンガを描くために、自由自在に画材を使いこなしたい。ペン、インク、筆ペン、雲形定規/円プレート/三角定規/ブラシ/コンパス/マーカー/描き慣れることによって、更に描く技術と速度をレベルアップして行きたい。

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