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TV「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」(サンライズ)企画プロデューサー 古里 尚丈 氏が語る企画とは?

  
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TV「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」(サンライズ)企画プロデューサー 古里 尚丈 氏

プロデューサーのお仕事や、スマホ初の本格アニメーションRPG『ザクセスヘブン』の制作秘話などについて詳しくお話しいただきました。                                                           
                                                                        
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アニメ業界で21歳のときからイマ54歳まで33年ぐらい製作に関わりプロデューサーを20年間程経験しています。


✔古里さんが思う、企画とは?

当時、ジブリ時代の原社長に、『企画書を書くことが出来るのか?』と言われたんです。
僕は書いたことがなかったのですが、でも書けないと言っちゃうと仕事が来なくなるので『はい!書けます!』と言っちゃたんですね。

その瞬間にマンガ本を一冊渡されて、『これの企画書を書いてみなさい。』と言われたのがスタートです。

1週間ぐらいで書いたんです。原作があったので、おもしろいところを自分なりに抽出してまとめました。

その時に思ったのが学校で企画のこと全く習ってない!?』です。企画って言葉は聞いたことはあるけど、

企画の意味はわからない。企画の書き方、考え方が全く分からない。

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その後、ジブリを辞めてサンライズへ入社。サンライズも制作進行を担当していました。
そして、ある日上司のプロデューサーに呼び出されたんですね。

『お前この後、どうするの?演出?プロデューサー?何をやりたいの?』と。

当時僕は演出をやりたかったんです。でも、ジブリで宮崎監督を見ちゃったんですよね。サンライズでも若くてすごい監督を見ているわけです。

そんな天才たちを見ちゃうと、自分なんかね。皆さんてっぺんの人たちなんですよ。僕なんか地べたの下に居るんですよ。

それなのに、演出家になりたいなんてどの口が言うって、口が裂けても言えませんってぐらい、天と地ほどの差があったんですね。

自分は演出は向いていない!では、何が向いているんだ?と自分の中で答えを見つけるのに時間がかかりました。

その2年後、制作が好きだなってわかってきたので、『プロデューサーになりたい!』と言ったら、企画書を書いてこいと。

また、この時も『企画書、書き方習ったことないなー』と思ったんですが、2-3週間猶予を貰ったので・・・
 

  1. 一番初めにしたのが、ワープロを買いに行くこと。

  2. 次に会社にあるコピーできる企画書をコピー。

  3. あとは本屋さん企画書のHOWTO本を立ち読み(笑)。


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企画って何かわかる?良くわからないよね。


僕が今日みんなに言いたいのは、企画とは何か?

それは、『案やアイデアを出すこと。』です。


この後は来場者からの質問コーナー!

・プロデューサーとしてツライことは何ですか?
 ヒットしないことです。

・人を見る目を養うにはどうすればいいですか?
 私のやり方は本物を見ることです。本物ってなんだろう?ゴッホや、ベートーベンや黒澤明監督、何でもいいので『良い物、本物を見ること。そしてなるべく自分で経験すること。』が必要です。

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