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グラフィッカーの武器、ポートフォリオ やったほうがいいこと、ダメなことまとめ

  

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今回はゲームグラフィッカーとして、やったほうがいいこと、ダメなことをまとめてみました。これまでのコラムとあわせてチェックしてみてください!

やっていいこと・やるべきこと・良いアピールになること

自分のデッサン力は大きくアピールしよう

どの企業もデッサン力は重視する。ポートフォリオとしてデッサンをごく少量入れておくのは良いアピールになる。パースや構図にこだわってみたり、デッサン対象に変わったモノを選んだりするのも有効。

キャラクターを提出する場合もひと工夫を

キャラクターイラストは誰もが提出してくるので、自分なりにひと工夫する。三面図や各表情を並べる、リアルタッチとデフォルメの両方を用意するなど(デフォルメキャラをうまく描ける人、表情の描き分けができる漫画家的素養がある人は、あなたが考えている以上に重宝される)。

人間以外の生き物を描いた作品を入れる

「人間は描けるけど動物はちょっと……」という人は多いので、犬・猫・馬などの実在の動物を描けることは大きなアピールになる。また、宇宙人やクトゥルフ神話などに登場する架空の神々や生き物を描けるとインパクトがある。

風景・背景なども数点あると良い

生き物以外にも、風景・背景などを描いたものがあると良い。架空の風景・背景(未来都市など)は、高い画力とセンスを要するのでインパクトがある。

仕事として関わったものがあるなら必ず提出する

すでにグラフィッカー、デザイナー、イラストレーターとして商業ベースの仕事をしたことがあるなら、必ず提出すること。どんな仕事をしたかにもよるが、商業ベースの経験があることは大きなアドバンテージになる。

ポートフォリオの構成は先方に合わせる

ポートフォリオは相手企業の社風や雰囲気、求人内容によって構成を変える。最低でも「2D萌え系」「2Dリアル系」「3Dローポリ系」「ドット系」といった感じでジャンル別に作り分けておく。

製本にはこだわる

製本は印刷所に頼むこと。質感と見栄えが圧倒的に良いし、良い紙に印刷された作品は見栄えが良い。

やってはいけないこと・避けたほうが良いこと・失敗例

二次創作作品を含める

それがどれだけうまくできたものだとしても、二次創作作品をポートフォリオに入れるのはNG。ポートフォリオは自分の作品のみで構成する。

ポートフォリオの使い回し

複数の企業に応募する際、どこの企業にも同じポートフォリオを提出するのは避けたほうがいい。相手によってポートフォリオは使い分けるべき。

ポートフォリオの内容が相手に合っていない

2D萌え系のグラフィックを得意としている会社に対し、3Dリアル系の作品が大量に入ったポートフォリオを送るなど、あきらかにその企業に合っていないポートフォリオは絶対にダメ。

「なんでウチに応募してきたんだ?」「ほんとうにウチで働きたいのか?」「ウチが出してる商品を調べてないのか?」と思われてしまいかねない。

ポートフォリオの構成が単調

似たような作品が連続したり、同じような構成の絵ばかり並んだりすると、見ている側も退屈してしまうしインパクトがない。

チープな製本

印刷が汚く低画質だったり、コピー用紙などの薄い紙にプリントしたり、A4などの標準的なサイズではなく、極端に大きい/小さいサイズで作ったり等もNG。製本には気合いを入れている人も多く、手に取る前に勝負がついてしまう可能性もある。

苦労した分だけ良いポートフォリオができる

5回にわたって解説してきたポートフォリオですが、もしかすると「覚えることやコツが多すぎて大変……」と思ってしまわれたかもしれません。実際に大変なのですが、ポートフォリオに関しては「苦労した分だけ良いものができる」と断言できます。希望する企業に就職するためにも、ポートフォリオは気合いと時間を費やして作りましょう!

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