シナリオの書き方　プロライターの特訓法

シナリオライターを目指すみなさんは、日頃どんな特訓や練習をしていますか？面白いシナリオを書くには、日頃から訓練を重ね、少しでも自分のスキルを上げることが大切です。

とはいえ、「シナリオライターの特訓方法って、いったいなにをすれば良いのかわからない」と思っている方が多いのでは。

プロのシナリオライターが実践している特訓法

今回はブログや著作などを調査して、プロのシナリオライターが実際に行っている特訓法を集めてみました。そのなかでも、簡単に実践できる3つの特訓法を紹介したいと思います。

短編を書く

当たり前の話ですが、イラストなどと同じように、シナリオも書けば書くほど上達していきます。……が、シナリオを最後まで執筆するのは、イラストのデッサンのように短時間でできるものではありません。

そこで、100kbを多少超える程度の短編を書いてみてください。300kb以下の短いストーリーなら、1日でも作りあげることができるはずです。この特訓法は、何度も一からシナリオを作成することで、構成力と発想力を養うことができます。1日1時間だけでも良いですから、週に3つから4つのシナリオを制作してみましょう。

映画からシナリオに戻してみる

映画やアニメを見る際に、ノートと筆記用具を用意します。そして「どの場所でなにが起こっていて、誰がどんなセリフをしゃべっているのか」を時系列順に書き出してみましょう。つまり、映画やアニメをシナリオに「戻す」のです。この作業を行うことによって、シナリオの構造や流れ、シーンの盛り上げ方などを学ぶことができます。特にハリウッド映画のアクションやサスペンスは、シーンにメリハリがあり教材として最適なのでオススメです。

「より面白くするには？」を考える

映画やアニメを見終えたら、「より面白くするには、どうすればいいだろう？」と考えてみましょう。セリフを削る/増やす、シーンを改変する/入れ替える、結末を変えるなど、思いつく限りの改善点をノートに書き出してみてください。商業作品に突っ込みを入れるなんて、まるであら探しのようですが……。この作業をくり返すことで、観察力が養われることはもちろん、「自分がシナリオを作るときには気をつけよう」と思えるようになります。また、改善点を書き出したノートを友達に見せて、「こうすると面白くなると思うのだけど、どうだろう？」と意見を聞いてみるのも良いでしょう。