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ゲームグラフィッカーになるには?第6話 独学か、学校に行くか

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ゲームグラフィッカーを目指すみなさんなら、誰もが一度はこう考えたことがあると思います。「独学で目指すべきか、専門学校に通うべきか」と……。

好きなとき好きな場所で自由に勉強しながらゲームグラフィッカーを目指すのか、毎日学校に通いながら学ぶのか。果たしてどちらの成功率が高い(プロになる可能性が高い)のでしょうか?

結論から言うと、専門学校の成功率が高いのが現実です。プロを目指すなら専門学校に通うことを強くオススメします。なぜなら、独学では学べないことが多すぎるからです。

独学では学べないこと・できないこと、専門学校で学べること・できること

今回は独学と専門学校を比較して、なにを学べるのか・学べないのか、なにができるのか・できないかを見ていきたいと思います。

インプットできる知識と技術

独学

グラフィッカーは専門職であり、覚えなければならない知識や身につけなければならない技能は膨大な量に及びます。プロの講師が何人も揃っている専門学校とは異なり、独学ではインプットできる情報量にも限りがあります。また、情報に偏りが出たり、誤った知識や技術を身につけたりしてしまう危険があります。

専門学校

専門学校では講師たちが常に新しい情報を仕入れてくれます。講師ごとに得意分野も異なりますから、多角的で幅広い情報収集が期待できます。また、グラフィッカー志望仲間と情報交換や技術交換ができることもメリットと言えます。

チームワーク

独学

以前のコラムにも書きましたが、ゲーム制作はチームワークです。ですが、独学でチームワークを学ぶのはほとんど不可能と言っていいでしょう。

ゲーム制作は、プロデューサー、ディレクター、プランナー、シナリオライターなどのほか、細分化された他のグラフィッカーたちと共同で作業しなければなりませんが、そのノウハウは独学では学べません。

専門学校

専門学校では、「合同作業」と呼ばれる授業があります。この授業は、他の科と共同でゲームを作りあげるという内容です。つまり、実際のゲーム制作を体験できるのです。これは非常に有用で、この授業を受けることにより、将来プロになったときに即戦力として活躍できるようになるわけです。チームメイトとのコミュニケーションの仕方、制作の進め方など、チームワークの経験と知識があるかないかは、就職活動をする際にも大きな違いとなって現れるでしょう。

モチベーションコントロール

独学

一人きりで学習していると、どうしてもモチベーションを保つのが難しいものです。なかなか技術が向上しないときでも、心が折れないように黙々と勉強を続けるのは大変です。自分がやっていることが正しいのか、間違っているのかという判断もしづらいでしょう。勉強しながら不安を感じたとしても、自分一人で乗り切るしかありません。

専門学校

なによりも、自分と同じゲームグラフィッカー志望の仲間がいることが大きなポイントです。モチベーションが下がってきたときも、仲間と話すことで気力を充填することができますよね。また、技術がなかなか身につかないときでも、講師陣に相談することで突破口を見つけ出すことができます。

まずは一度体験入学に行ってみるべき

「絵を描くだけ、デザインの勉強をするだけなら独学でもできるし……」と考える人は多いようです。しかし、独学はかなり険しい道になることが予想されます。

専門学校では、デッサン・3DCG・WEB基礎・グラフィック基礎・プロダクトデザイン・アートデザイン・合同制作など、ゲームグラフィッカーに必要な技術を総合的に学ぶことができます。独学で突き進もうと決める前に、一度専門学校の体験入学を利用してみることをオススメします。

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