ゲームネタまとめ
グラフィッカーになりたいアナタへ プロの現場が求める人材とは?

ゲームグラフィッカーは人気職業です。なりたい人は大勢いますが、そのなかでもプロの現場に入れるのはごくわずかです。
では、いったいどんな人物がプロになれるのでしょうか? プロはどういった人材を求めているのでしょうか?
プロが求める人材、採用されるために必要とされる能力
今回は、プロの現場にいる人たち、プロデューサーやディレクターの声を集め、「どんな人材を求めているのか、どういった能力を持っていれば歓迎されるのか」ということについて、共通する意見を集めてみました。
グラフィッカーとしての卓越したスキルを持っていることは大前提として、他にはどんな能力が必要なのかを見ていきましょう。
ハードな制作環境に耐えられるタフさ・自己管理能力
ご存知の方も多いとは思いますが、ゲームの制作現場は非常にハードです。定時で帰れることが当たり前だと思っているなら、この業界に入ってくることは諦めた方がいいでしょう。ベンチャーが多く、小さい規模の会社がいくらでも存在しますから、一人が担当する仕事量は必然的に多くなります。朝から晩までディスプレイとにらめっこして、ペンタブレットに筆を走らせる……そんな生活に耐えられるかどうか、楽しめるかどうかがポイントになります。
また、そのような生活を続けても、体を壊さないタフさ、自己管理能力が重要になってきます。ゲームグラフィッカーがどれだけ重要な業務を任されているかは、このコラムで語ってきたとおりです。あなたひとりが倒れただけで、制作が止まってしまうこともあり得ます。
チームワークに適合できるコミュニケーション能力
ゲーム制作はチームプレイ。「一人で絵を描いてるのが好きだし、人と関わるのは苦手」という人は、現場からは歓迎されないし、そもそも採用されないでしょう。「ゲームグラフィッカーという職業の人は、きっとみんな芸術家気質で内向的だろう」と思う方は多いですが、それは大きな間違いです。現実は正反対で、チームとのコミュニケーションがうまくとれなければ、この業界で生きていくことはできません。プロデューサー、ディレクター、シナリオライター、そしてお客様……様々なポジションの人間と話をして、意見をくみ取ってデザインに生かさなければならないのです。
求められるデザインを限られた時間のなかで作れること
当たり前ですが、プロの現場は、趣味で絵を描いたりデザインをしたりするのとは大きく違います。違いはいろいろありますが、その筆頭はやはり〆切りの存在でしょう。〆切りが存在するので、常に「自分が納得するまで描く(デザインする)」ことができるとは限りません。それどころか、非現実的とも言いたくなるような短い納期を指定されることだってあります。
求められるデザインを限られた時間で作りあげるスピード、良い意味での手抜きのスキル(作業効率化のスキル)、妥協とうまく付き合うことなどが求められます。
スキル以外に求められるものは意外に多い
ゲーム業界は、「大好きな絵が描けるから」「自分のデザイン能力を生かしたいから」という単純な志望動機だけでやっていけるところではありません。もちろんそのような気持ちはとても大切なのですが、現場で求められる能力は多岐にわたります。すばらしいスキルを備えていても、「ウチではちょっと採用できないなぁ……」という人は大勢いると聞きます。だからこそ、専門校などでグラフィッカーとしての心構えや能力を育むことは非常に大切ですよ。スキルがあるからといって、決して油断しないでください!
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