声優・俳優
【声優学校・養成所】オープンキャンパスに必要な準備と心構え
進路対策
現在、各学校や養成所では、体験入学や説明会といった様々なイベントが定期的に開催されていて、入学希望者が気軽に参加できるようになりましたね。
しかし、はじめて参加する人にとっては、「オープンキャンパスがどういったものなのか?」「何を準備すべきか?」など不安や想像しにくい部分もあるかもしれません。そこで今回は、これからオープンキャンパスへ参加する人に向けたおすすめの準備と心構えを紹介していきます。当日あると便利なアイテムから、知っておくと役立つ知識などを経験者目線で紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
体験入学・説明会の内容
声優学校・養成所のオープンキャンパスには主に3つの形式があり、それぞれ微妙に内容が異なります。
- ●体験入学
- ●学校/養成所説明会
- ●体験説明会
「体験入学」は、参加者に対して実際の学校生活やレッスンなどを理解してもらうことが目的で、施設見学をしたのちにアフレコ体験やヴォーカルレッスン体験などが組まれることが多いですね。
「学校/養成所説明会」は、その名の通りガイダンス形式での説明や質疑応答が中心で、学費や制度、カリキュラムといった基本から、どういった声優が求められるか?といった業界話、さらには在校生や卒業生を交えて体験談などが聞けるイベントがほとんどです。今では、オンライン形式でよく採用されるものですね。
そして、これらをミックスさせたのが「体験説明会」で、声優学校を中心にもっとも広く浸透しているものかもしれません。こうした内容に加えて、在籍講師による「模擬レッスン」や有名声優を招いた「トークイベント」などが行われることもあります。開催時期は、ゴールデンウィークの連休や夏季休暇中がもっとも盛んですが、養成所の場合は開催頻度が少ないため、こまめにホームページをチェックしておくことがおすすめです。
便利アイテム(当日の持ち物から服装まで)
大前提として、学校・養成所が指定しているもの(本人確認や身分証明書など)は必須ですが、それ以外にオープンキャンパスをさらに充実したものするためのアイテム等を取り上げてみたのでぜひ参考にしてください。
フリクション・メモ帳
筆記用具やメモ用紙は必ず持参すべきですが、書いたり消したりの作業をよりスムーズに行うには「フリクションボール」がおすすめです。コンビニや書店など、どこでも入手できて芯の太さやカラーバリエーションも豊富なので複数持っておくといいかもしれません。なんだかんだで原稿読みや台本チェックなど、今後も役立つ機会が多いと思うので長く愛用できるアイテムです。
飲み物
オープンキャンパスの場合、数時間にわたってスケジュールが組まれているため、喉をケアするためにも欠かせないものです。人それぞれ好みはありますが、もっともおすすめなのは「水」で、とくに体験レッスンなどがある場合は邪魔にならないサイズのものを持っておくといいかもしれません。
パンフレット
資料請求などでもらえる「パンフレット」も忘れず持参したい持ち物ですね。こちらは対象の学校・養成所パンフレットもそうですが、他学校や養成所のものも揃えておくと比較するときに役立ちます。
クリアファイル
オープンキャンパスに参加すれば、必ずといっていいほどパンフや資料をもらうことができますが、そんなときにあると便利なのが「クリアファイル」です。校内見学や体験レッスンがあれば何かと移動が多いので、一つ持っておくと安心ですね。
清潔感のある服装
服装については個々に合うものが異なりますが、なるべく清潔感のある装いを意識しましょう。こちらも、アフレコや演技の体験レッスンがあれば、動きやすく音の出ない服や靴をチョイスし、アクセサリーは極力控えたいところです。
- ●明るく清潔感
- ●動きやすさ
- ●音の出ないもの
バッグ/鞄
バッグについては、荷物の出し入れが簡単にできるもので、クリアファイルが収納できるサイズ感がおすすめです。参加者や移動が多い場合を想定して、大きすぎないものがあると便利ですね。
参加にあたっての心構え
次の参加にあたっての心構えですが、以下は自分自身の経験もふまえて感じたことを紹介していきます。
僕は、以前所属していたプロダクションの養成所説明会に卒業生(説明側)の立場として何度か参加させてもらっていました。参加者は、その養成所の入所審査を検討している人が多く、一般の未経験者や専門学校の在校生を対象にしたものです。々の説明を受けて、自分なりに想像し疑問をぶつけたり、あらかじめ質問事項を考えてきた人もいましたが、多くの人は消極的でリアクションが薄かったのが思い出としてあります。毎回そういった印象が強かったので、説明する側としては不安というかちょっと残念な気持ちになります。
オープンキャンパスは審査でもなければ評価の対象にすらならないので、もっと積極的に率直なことを聞いてくれた方が参加者にとっても進路選びの良い参考になるのではと感じています。僕自身も、逆の立場になってはじめて気付かされたことではありますが、こうした場では参加者が"納得すること"が何より大切だと思います。
まとめ
- ●フリクション・メモ帳
- ●飲み物(水)
- ●パンフレット
- ●クリアファイル
- ●清潔感のある服装
- ●バッグ/鞄
というわけで、今回はオープンキャンパスで必要なアイテムや心構えについてご紹介しました。
いざ参加するとなると、学校や養成所の関係者とコンタクトをとるわけなので、どうしても身構えてしまうかもしれませんが、聞きたいことを聞けるとても貴重なタイミングでもあるわけです。自分が納得できることが何より重要なので、オンラインでもオフラインでも気軽に参加し、少しでも進路に対する疑問や不安を取り除いてほしいと思います。
ライター:ゆうき