声優・俳優
声優志望者のためのおすすめ防音対策と練習
練習対策
現在、集合住宅で一人暮らしする人も多いかもしれませんが、こうしたところでは騒音や音漏れのトラブルがあったりしますよね。とくに声優を目指す人の場合、音に気を使うことが多いかもしれませんが、自宅でもそれなりの練習をする環境ができればかなり心強かったりします。
そこで今回は、声の仕事を目指す人向けにおすすめの練習や防音対策についてご紹介します。
物件選びのポイント
構造
これから引越しを検討する人も多いかもしれませんが、物件選びも防音性を高めるための重要なポイントです。物件サイトの情報欄から確認できますが、建築構造によって防音性がかなり違ってくるケースもあるのでぜひチェックしておきましょう。以下は、上から順に防音性が高いとされている建築構造です。
- 1.鉄筋コンクリート(RC造/SRC造)
- 2.重量鉄骨
- 3.軽量鉄骨
- 4.木造
防音性が高い構造の方が賃料は高めではありますが、あとになって生活音に気を使ったり隣人の音が気になるというトラブルを防ぐ意味でも鉄筋コンクリート造の物件がもっともおすすめです。
より詳しい内容は、「スマイティ」さんのサイトを参考にしてみてください。https://sumaity.com/press/29/
間取り
構造以外にも、間取りで言えば「ワンルーム」ではなく「1K」以上だったり、部屋やリビング同士が隣接していない方が遮音性も高まります。部屋同士が隣り合わせだと音もダイレクトに伝わりやすいので、間にバス、トイレ、クローゼットなどを挟んでいる方が間取りを検討してみるのもおすすめです。
位置
構造や間取りと合わせてチェックしておきたいのが部屋の位置ですね。
当然ながら、四方に隣人がいるよりも端部屋や角部屋の方がお互いのトラブルを避けやすいメリットがありますし、密集した住宅街よりも建物同士ある程度離れた立地の方が安心です。これらすべてに該当する物件はなかなか見つけにくいかもしれませんが、当てはまるポイントが多いほどより快適に生活できる物件といえます。
防音性を高めるアイテム
いくら音が気になるとはいえ、わざわざ引っ越すのは難しいという人も多いかもしれません。
それでも、ある程度毎日声が出せて練習できる環境があれば大きなアドバンテージになります。そこで、部屋の防音性を高めるアイテムから、自宅でできるおすすめのトレーニングなども以下でご紹介していきます。
●吸音材
もっとも手軽に購入できるのがスポンジ素材の「吸音パネル」ですね。
よく録音スタジオの壁一面に備えられているように、室内の音の振動を吸収してくれる役割があるため、こちら側の音が壁の向こう側に伝わりにくくなります。価格もリーズナブルなことにくわえて、用途にあわせて切って使うこともできるので汎用性が高いのもメリットですが、貼る際は通常のテープではなくスポンジ専用の両面テープを使用するのがおすすめです。
その他にも身近なもので代用できる方法として、壁側に物を置く、毛布やマットを活用するといったことも音の反響や振動を抑える上で多少の効果があります。
●防音テープ
音漏れが気になる人におすすめなのが「防音テープ」で、窓や扉の隙間を塞ぐことで音漏れをかなり抑えられる場合があります。締め切りの窓や扉があれば、ポイントを絞って貼っていくことで内側と外側の音漏れ解消になり、必要な分だけ切り取って使うことも可能です。こちらも安く購入できるので、1本持っておくとなにかと便利ですね。
●防音マット
木造建築の物件にありがちなのが、足音や扉の開け閉めといった衝撃音が響きやすいことです。
実際に生活してみて気になる人は、リビング用のマットを「防音マット」に替えてみたり、練習時はトレーニング用のマットを使用するのもおすすめです。素材や商品によって効果は異なりますが、床に緩衝材的なものがあるとないのとではかなり違ってきます。
自宅でできるトレーニング
なるべく音を出さずに自宅で自主練習を行う場合は、筋トレやブレストレーニングを中心に行うのがおすすめですね。
その他にも、ストレッチ、姿勢矯正や瞑想(リラクゼーション)など、基礎やメンタルを重点的にメニューを組むと効率的です。また、ある程度声が出せる環境なら、滑舌棒を使って口周りの筋肉を鍛えるほか、舌トレーニングもかなり有効です。
以下は、僕自身も実践していたことですが、声優学校や養成所のレッスン前のウォーミングアップでも行うことなので、日頃から集中的に鍛えておくのが大切です。
- ●ストレッチ
- ●筋トレ
- ●ブレストレーニング
- ●滑舌トレーニング
また、自宅以外でも周辺にある公共施設や店舗などで練習場所を探してみるのもおすすめですね。
- ●公園
- ●区民センター
- ●レンタルスタジオ
- ●カラオケ店舗
都市部であればこれらの多くが近くに点在していますし、複数人であれば安く利用できるところもあります。
まとめ
というわけで、今回は声優志望者に向けに防音対策やおすすめトレーニングをご紹介しました。みなさんにとっては、なにかと気を遣うことの多い「音」ですが、探せば工夫次第でできることもたくさんありますね。
- 1.物件選び
- 2.防音対策
- 3.トレーニング
- 4.練習場所
それぞれのポイントから、日々効率よく練習できる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
ライター:ゆうき