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オーディションの基本!宣材写真って何...?
オーディションに応募する際、宣材写真の提出を求められて困った経験はありませんか?宣材写真は、オーディションで良い印象を与えるために、とても重要な役割を果たします。この記事を読めば、宣材写真にまつわる基礎知識を理解することができるでしょう。ぜひご覧ください!
【目次】
①そもそも宣材写真って何?
②スタジオで撮影する時のコツ
③自分で撮影する時のコツ
④スタジオ選びのコツ
⑤まとめ
①そもそも宣材写真って何?
宣材写真とは、宣伝材料用写真の略称です。一般的に芸能事務所側がクライアントに提供するもので、オーディションやメディアへの売り込みの際に使用されます。作品告知媒体などで使われることも多いため、「芸能活動を行う上で、自分のプロフィールを世間に知ってもらう時に利用される写真」だと考えておくといいでしょう。
クライアントは、宣材写真の内容をもとに、その人物を採用するか否か判断することになります。写りの良さはもちろんのこと、「自分の持ち味やキャラクター性がしっかりと出ているか」が重要だということです。
より自分の魅力が伝わる宣材写真を用意するためには、スタジオを予約してプロに撮影してもらうケースが多いようです。とはいっても自分で撮影するのも不可能ではないので、自分の予算と相談しましょう。
よく勘違いする人が多いのですが、宣材写真はオーディション写真ではありません。オーディション写真とは、そのオーディションに合格するためだけに撮影された資料用の写真です。宣材写真は同じ写真を何年も使用するケースが多いですが、オーディション写真は1回きりというケースがほとんど。また、ナチュラルな印象で撮影することが多い宣材写真に比べて、オーディション写真はそのオーディションの内容に合ったヘアメイクを行うケースが目立ちます。どっちがどっちなのか、混同しないように気を付けましょう。
②スタジオで撮影する時のコツ
スタジオで撮影する時は、とにかくカメラマンと相談しながら撮影することが重要です。表情やポーズを一緒に分析しながら撮影することで、より印象に残る写真を目指せるからです。「どう撮られたいのか」「どんな印象を持ってもらいたいのか」を事前に伝えておけば、自分のキャラクター性が伝わりやすいでしょう。
宣材写真のクオリティは、カメラマンの腕によって変わってきます。積極的にコミュニケーションを取りながら「一緒に良い作品を作る」くらいの気持ちで撮影に挑むことで、カメラマンのスキルを引き出すことも可能になるでしょう。会話を交わせば自分の緊張感もほぐれるので、一石二鳥です!リラックスしながら、カメラマンと良い関係を築くことを意識しましょう。
ちなみに、宣材写真で見られる部分は、「ビジュアル・スタイル」以外だと「雰囲気がマッチしているか」ということ。親しみやすさを売りにしたい場合は笑顔の方がいいですし、クールさやスタイリッシュさを前面に出したいならスマイルはほどほどにして、自然な表情を浮かべた方が効果的かもしれません。この点もカメラマンと相談してくださいね。
③自分で撮影する時のコツ
プロのカメラマンの力を借りず、自分で撮影する時は、まず「自然光で撮影すること」と「白背景を用意すること」に気を付けてください。ナチュラルな雰囲気を演出でき、余計な人物の映り込みを防げるからです。自然光とはいっても、直射日光が当たる時間帯は避けましょう。夕方、あるいは午前中に撮影すると表情が自然に見えます。自宅内に白背景のスペースがない場合は、撮影場所だけを借りられるレンタルスペースや撮影スタジオを利用するといいですね。1時間から借りられるところも多いので、近所の店舗を探してみてください。
それらに加えて、「背筋を伸ばすこと」「あごを引くこと」も頭に入れておきましょう。カメラマンに撮影される場合は随時指示をもらえますが、自分で撮影するなら美しい立ち姿をキープする必要があります。身体のラインを綺麗に見せる必要がある人は、すっきりした服装を選ぶことも重要です。
また、使用する機材は無理に専用のカメラを購入しなくても問題ありません。現在のスマートフォンの画質なら、宣材写真として十分通用すると思われます。自撮りはNGなので、必ず友人や家族に撮影してもらいましょう。その上で、写真選びも第三者に行ってもらうことが大切です。1番自分の良さが出ている写真はどれなのか、客観的な目線で判断してもらいましょう。
④スタジオ選びのコツ
スタジオ選びで1番大切なのは、ズバリ「口コミの良いスタジオを選ぶこと」です。カメラマンとのコミュニケーションの充実度によって写真の出来は変わってくるため、「こちらの要望を聞いてもらえそうか」「相談しながら撮影を進められそうか」を確認することが求められます。実際に利用してみなければわからない部分もありますが、相性が合わなそうなスタジオは避けておいた方が無難です。不明点があったらスタジオに直接問い合わせをしてみて、その対応を見て判断するのも1つの手ですよ。
また、価格設定がシンプルなスタジオもおすすめです。中には、写真撮影以外のオプションが自動的に付いてくるスタジオもあります。自分自身でプリントができる人やレタッチの必要性を感じない人は、無駄なお金を支払うことになりますよね。必要な作業だけを依頼できる、良心的な価格システムのスタジオを選んでください。
なお、複数人のカメラマンが在籍するスタジオは、担当カメラマンのスキルに差が出ることもあります。口コミの内容が良くても、必ずしもそのクオリティを期待できないかもしれないので注意しましょう。
⑤まとめ
宣材写真とは、芸能活動を行う上で自分のプロフィールを知ってもらうための写真です。スタジオで撮影するなら「カメラマンとよく相談すること」、自分で撮影する場合は「自然光・白背景を意識すること」がコツでしょう。