声優・俳優
声優オーディション合格のための印象アップ術
「初対面では第一印象が大事」と言われるように、ファーストコンタクトで受け取る印象はものすごく大きいですよね。
昨今、声優を目指す多くの人もこうした見た目や印象について考えることも多いかもしれません。
オーディションでは、わずかな時間でいかに良い印象を残せるかが合否を左右しがちで、ここを改善していくことも非常に大切なポイントになります。
また、近年では声優学校でもオーディション対策としてブラッシュアップ講座などが取り入れられているようにその重要性は高まっていますよね。
そこで今回は、第一印象の重要性を解説した上で、筆者である僕自身が過去に学んだおすすめの印象アップ術についてご紹介します。
必ず実践に活かせると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
第一印象について
人は見た目が9割と言われるように、第一印象で受けるイメージには大きなインパクトがあります。
例えば、数多くの応募者を長時間にわたって審査する場合、審査する側も人間なので、すべての人を1から10までしっかり見るなんてことは集中力がもちません。
人の集中力には「15・45・90の法則」があるとされ、これは時間の経過によって維持できる集中力の度合いを表したものになります。
深い集中力を保つ場合でも15分が限界と言われていて、それを過ぎると徐々に集中力が低下してしまいます。
みなさんもテレビやYouTubeを視聴するときに、途中で観るのを諦めたなんて経験がありますよね。
オーディションにしても、10人目...20人目...という感じで続いていくと無意識のうちに集中力が低下してしまうため、より第一印象で判断される可能性も高まってきます。
自己PRや実技など内容にこだわるのももちろん大事ですが、オーディションを客観的にみて自分がどうすれば印象に残るのかを練ってみるのも大切ですね。
※【オーディション合格のポイント】審査目線で考える第一印象の重要性(2020.02.04)
オーラについて
少し話は逸れますが、スポーツ選手など一流のアスリートは凛としていて格好良く見えますよね。
元プロ野球選手・イチローさんの現役当時は、プレーもさることながら、ユニフォームの着こなしや立ち居振る舞いに至るまで洗練された印象を受けますが、これは日々のトレーニンングに加えて、日頃から"見られる"という意識があるからこそだと思います。
よく「あの人はオーラがある」なんて言いますが、そうしたものは日頃の意識や鍛錬から生まれる素養なのかもしれません。
これからオーディションや面接を受けようと思っている人も、こうした積み重ねによって相手の第一印象をガラッと変えることで、その後のPRなどにも良い影響を与えやすくなるのではないでしょうか。
おすすめ印象アップ術
それでは、以下でオーディションでおすすめしたい印象アップ術について紹介していきます。
どれも簡単に実践できることなのでぜひ試してみてください。
姿勢矯正
見た目の印象として欠かせないのが姿勢の良さですよね。
鏡でチェックしてみるとわかりますが、曲がったり俯きがちだとそれだけでマイナスに見られてしまいます。
そこで、おすすめの姿勢矯正トレーニングですが、こちらは壁さえあれば誰でもすぐにできる方法です。
方法は簡単で、壁にまっすぐ背中をつけて3分間じっとしているだけです。
胸を張って背筋をピンし、かかとから頭のてっぺんまで体に一本の芯を通す意識で行ってみてください。
毎日継続的に行うことが大切で、終わったときに姿勢がまっすぐになっていることを実感できるのでぜひ試してみてくださいね。
【壁トレーニング】
- 顎を引いて両足を肩幅くらいに開く
- 後頭部をつける
- 肩甲骨をつける
- お尻をつける
- かかとをつける
口角を上げる
オーディションでは、姿勢と同様に表情の明るさも大切ですよね。
そこで、日頃から人前では口角を上げる習慣をつけておきましょう。
目線が下がらず表情が明るい人は不思議と好印象に見えますし、口角を上げることで声のトーンも明るくなります。
小さなことですが、顔つき、目つき、口元など、表に出たら見られる意識を持って取り組むことを意識してみてください。
【ポイント】
- 顎を引く
- 胸を開く
- 口角を上げる
※【表情筋トレーニング】鍛えると滑舌も良くなる!様々なメリットとおすすめの練習法(2020.01.24)
第一声を意識する
緊張するとどうしても第一声が堅くなったり弱くなりがちで、一度沈んでしまうとそこからの立て直しが難しくなります。
一言目でしっかりとした声を魅せることで第一印象がガラッと良くなりますし、テープ審査では最後まで聞いてもらえる可能性がグッと高まります。
初対面ではとくにインパクトに残りやすい瞬間なので、このときに自分の声やキャラクターを良い方向に印象付けるようにしましょう。
日常の挨拶からクセをつけておくといざというときにも役立ちますね。
※【声優オーディション】書類&テープ審査で合格率を上げるポイント(2019.11.18)
まとめ
というわけで、今回は声優オーディションのための印象アップ術について紹介しました。
実際に、姿勢や表情、そして声を明るくすると実感できることですが、体が変わると心にも余裕や自信がついてきます。
日頃から自分を客観的に見て改善すれば、オーディションでも必ず活かされるスキルになるのでぜひ意識して取り組んでみてください。
※【声優オーディション】印象をアップさせる写真撮影と服装選びのコツ(2020.08.25)
ライター:ゆうき