声優・俳優
聴くだけで上手くなる?!有名ナレーター5選
今も昔も、番組制作において欠かせないのがナレーターの存在ですね。
最近では俳優や芸人といった著名人なども起用され、以前にくらべて世間から注目されることも多いですが、テレビ番組を見ていると誰でも必ずと言っていいほど聞き馴染みのある声がありますよね?
声の仕事に憧れる人であれば、こうした方々の声を意識して聞いたこともあるのではないでしょうか?
そこで今回は、これまでナレーションの仕事をしてきた僕が、参考としておすすめしたい有名ナレーターを紹介していきます。
各ナレーターさんのここが必聴というようなポイントを書いていければと思うので、ぜひ聴いて学んでみてくださいね。
必聴!有名ナレーター5選
現在、第一線で活躍するどの方々も有名ナレーターばかりですが、ナレーションは番組を演出する裏方の仕事でもあり、実はものすごく奥が深い世界が広がっています。
その声を注意深く聞くことで、改めて気づくことや学べることがたくさんあると思います。
槇 大輔
【主な出演作】
- 『ザ!世界仰天ニュース』
- 『地球ファミリー』
- 『スーパーテレビ情報最前線』
- 『知ってるつもり?!』
- 『スーパーフライデー』
ナレーターの第一人者と呼ばれるのが槇大輔さん。
これまでに多くの番組に出演されてきましたが、とくにドキュメンタリー番組の語りかけるようなナレーションが印象的です。
過去に出演された『スーパーテレビ情報最前線』など、登場人物の人間臭さや光に隠れた影の部分を俯瞰で捉えたようなナレーションは思わず没頭して聴いてしまいます。
窪田 等
【主な出演作】
- 『情熱大陸』
- 『THE FISHING』
- 『スイーツ・SWEETS』
- 『日立 世界ふしぎ発見!』
- 『24時間テレビ「愛は地球を救う」』
- 『Masters』
TBSの人気番組『情熱大陸』のナレーションでお馴染みなのが窪田等さんですね。
低域の包み込まれるような声はもちろんのこと、コンマ数秒の絶妙な語り出しのタイミングや、少ない文章でも重みある言い回しはすごいとしか言いようがなく、あくまで作品が主役ということを実感させられるのでぜひ参考にしてほしいです。
最近では、テレビ番組やCMだけでなく、YouTubeチャンネルから朗読の配信も行われています。
垂木 勉
【主な出演作】
- 『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』
- 『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』
- 『ありえへん∞世界』
- 『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』
- 『増田オートサロン』
出演作品でもわかるように、バラエティー番組のナレーションに欠かせないのが垂木勉さんです。
映像を引き立てつつ短い尺におさめる技術や、幅広い音域でのダイナミックなナレーションは、一度視聴すれば耳に残るインパクトがありますね。
各局のバラエティ番組を抱えながら、2008年からはナレーター事務所「ザ・ユニバース」の代表も務めています。
立木 文彦
【主な出演作】
- 『世界の果てまでイッテQ!』
- 『櫻井・有吉 THE夜会』
- 『炎の体育会TV』
- 『嵐にしやがれ』
- 『PRIDE』
アニメ『新世紀エヴァンゲリヲン』碇ゲンドウ、吹き替え『バイオハザードシリーズ』アルバート・ウェスカーなど、ナレーション以外でも幅広く活躍する立木文彦さん。
番組のテイストに合わせて、重厚さと軽妙さのどちらの演出できる表現はとても参考になるはずで、『世界の果てまでイッテQ!』のナレーションが印象的ですね。
また、総合格闘技をはじめとした宣伝やアバンでの煽りのナレーションも圧巻です。
真地 勇志
【主な出演作】
- 『一億人の大質問!?笑ってコラえて!』
- 『世界の果てまでイッテQ!』
- 『秘密のケンミンSHOW』
- 『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』
- 『日立 世界ふしぎ発見!』
- 『新・情報7days ニュースキャスター』
テレビをザッピングすれば聴けるといっても過言ではないくらい、多数のレギュラー番組を抱えるのが真地勇志さんですね。
明るくわかりやすい語り口調が印象的で、決して映像のジャマにならず、かといって地味にならないナレーションは絶妙の一言です。
2016年に『「稼ぐ!」話し方』という著書も出版されているので、真地さんの紹介する話し方のコツを知りたい人はこちらもおすすめですね。
まとめ
今回は聴くと必ず参考になる有名ナレーターを厳選して紹介しました。
こちらの方々以外にも、テレビやラジオ、インターネットを通して多くの声を聴くことができます。
気になった声、よく耳にする声、自分と近い声など、よく耳を立ててナレーションを聴けば新しい発見があるはずです。
ライター:ゆうき