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原稿読みにおすすめの無料練習テキスト3選

69.jpg台本・原稿題材

声優やナレーターを目指す人の中には、日々のトレーニングで原稿読みを実践している人も多いのではないでしょうか。

読解力・表現力を養うために一つの作品をじっくり読み込むことも大切ですが、オーディションや現場へ行ったらその場でもらった原稿を初見で読む機会もかなり多くなります。

そんなときこそ、日頃からたくさんのテキストに触れることで得られる「初見読みスキル」が活かされます。

今回は、そうした練習に適した無料で手に入れられるテキスト3つ紹介していきます。

練習題材に困ったとき、初見読みを鍛えたいときなどにぜひ活用してみましょう。

おすすめの無料テキスト

無料新聞

ネットにあるフリー電子版が主流ですが、各店頭に無料で配布されている新聞も意外と多くあります。

記事には、政治、経済、スポーツ、エンタメなど、様々なジャンルに触れることができ、一面の文章量もあるので原稿読み練習に最適な題材です。

複雑な漢字や堅めの文章にも強くなれて、なおかつ最近の社会情勢や時事ネタの知識も身につくのでかなりおすすめですね。

また、市販の新聞はさらに内容も充実していて、1部あたり¥100前後と非常に安く手に入れられるため、一度買えばしばらく題材に困ることはありません。

11面と決めて練習していくと、確実に初見読みに強くなれます。

フリーペーパー

駅構内やコンビニ、書店や飲食店など、店頭に無料で配布されているのがフリーペーパーですね。

全国どこでも置いてありますが、都市部の方がかなり多くのフリー雑誌が揃っています。

新聞よりは文章が柔らかくイラストや写真も多めなので、気軽に読み進められるのが利点ですね。

ローカル誌、エンタメ誌、グルメ誌、フリーマガジンなど、各フリーペーパーで特定のジャンルを扱ったものが多く、その分野に絞って題材を選びやすいのもメリットです。

青空文庫

インターネットで著作権が切れた書籍を閲覧することができるサイトが「青空文庫」です。

日本だけでなく海外作家も含めて、小説、詩、エッセイ、短歌、童話など、たくさんの作品が収録されているので、有名作品や純文学作品を読みたい人にはこちらがおすすめです。

その他、朗読音声が聴ける「青空朗読」や、縦書きで読める「青空+BinB」も便利ですね。

プリントアウトして、朗読テキストとして練習してみましょう。

【掲載される主な作家】

  • 芥川龍之介
  • 高村光太郎
  • 中原中也
  • 夏目漱石
  • 新美南吉
  • 宮沢賢治
  • アンデルセン
  • ルイス・キャロル
  • グリム兄弟
  • サン=テグジュペリ

青空文庫:https://www.aozora.gr.jp

青空朗読:http://aozoraroudoku.jp

青空BinBhttps://aozora.binb.jp

【朗読入門】初心者におすすめの「青空文庫」短編作品20(2021.01.31)

「初見読み」上達のポイント

実践で活かされるのが初見読みスキルですが、多少の練習ではなかなか身につかないのが難しいところです。

そのため、継続した練習はもちろん、日常生活から積極的に文字を読む習慣をつけることが上達のポイントになりますし、どうすれば間違わないように読めるかを突き詰めて、原稿を読みやすいようにアレンジしてみるのもおすすめです。

以下では、僕自身の経験から、そうした方法を細かく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【現場で活きる】声優・ナレーターの初見読み上達法(2019.08.09)

不思議と滑舌が良くなる!絶対に噛まないための原稿チェック法【裏ワザ】(2020.03.20)

まとめ

というわけで、今回は原稿読みにおすすめしたい無料練習テキストをご紹介しました。

声の仕事を目指すなら、オーディションや現場などで必ず求められる大切なスキルなので、ぜひたくさんの文章に触れて練習してみてくださいね。

ライター:ゆうき

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