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2022年も開催決定!今更聞けない「AD-LIVE」の魅力とは?

06-01_アートボード 1 (1).jpg2008年から開催されている即興舞台劇「AD-LIVE」(アドリブ)が、2022年も開催されることが決定しました。「AD-LIVE」って聞いたことはあるけど、一体どんな舞台?即興舞台ってどんなことをするのだろう?と疑問に思う方もいるかと思います。この記事では、今更聞けない「AD-LIVE」の魅力や見どころをご紹介します。

目次

①「AD-LIVE」って一体どんな舞台?

②「AD-LIVE」の魅力や見どころは?

「AD-LIVE2022」の詳細情報は?

④まとめ

「AD-LIVE」って一体どんな舞台?

「AD-LIVE」は2008年から開催されている即興舞台劇です。即興舞台劇とは、台本が用意されずにその場その場で動きながらセリフを発する舞台劇のこと。「AD-LIVE」も、大まかな設定や最小限のプロット(宅急便が来る、電話が鳴るなどの状況設定)のみが決められ、セリフやキャラクターは全て舞台上のアドリブで作られます。「AD-LIVE」が始まったきっかけは、アニメイトTVで配信されていた「鈴村健一の超人タイツジャイアント」で、声優の鈴村健一が脚本のドラマCD発売記念イベントとして行われた「鈴村健一の超人タイツジャイアント 微妙にスケジュールがあいませんでした~SAKURAI/IWATA~」です。今でこそ即興舞台劇として人気を博す「AD-LIVE」ですが、実は「稽古時間がないからアドリブで決行してしまおう!」という何ともスリリングな提案から生まれた舞台。終演後、観客に事情を伝えたところ思いのほか評判が良かったため、翌年からはあえての即興舞台劇として開催されることになりました。当初は声優の櫻井孝宏と岩田光央のみの出演で、岩田光央からは「こんなリスキーなことをやる人はいない」と反対をされていたのだとか。2014年から鈴村健一が総合プロデューサーを務めるようになり、梶裕貴、下野紘、小野賢章など人気声優が出演するようになりました。舞台設定が斬新なことも反響を呼び、これまでに「惑星が地球に衝突する日に突然出会った2人」、「ロボットが店長を務めるコンビニ」など聞くだけでワクワクするような設定で舞台が作られています。さらに、出演者の設定は日程ごとに違うものがあてがわれるので、毎公演全く違うストーリーが誕生。舞台上から伝わる緊張感がクセになる、唯一無二の即興舞台劇です。

②「AD-LIVE」の魅力や見どころは?

一つ目の魅力は、アドリブだからこそ生まれる数々のドラマです。タイトル通り、全て「アドリブ」で進行される「AD-LIVE」の舞台。アドリブだからこそ生まれる予想できないストーリー展開や、奇想天外なセリフが魅力です。「舞台は生もの」とよく言われますが、「AD-LIVE」の舞台はまさにその言葉を体現しています。その日の、その時間に、そのキャストでしか生まれない物語は、その空間に居合わせた人たちしか見ることができないレアなもの。そのプレミア感や、ふいな出来事から生まれる「神展開」に、観客も一体となって舞台のリアルを体感できます。同じテーマとは思えないほど毎公演別の物語に仕上がるので、どの公演も見逃したくなく、全公演観劇したい!と熱望するファンも少なくないのだとか。また、普段見ることのできない声優陣たちの素顔も注目ポイントです。アドリブに翻弄され、ついつい役を忘れた素の部分が出てしまう出演者も。セリフに詰まったり、思わず笑いが漏れたり、共演者に助けを求めたり...そんなハプニングすらも即興舞台の醍醐味です。

2つ目の魅力は、一般人を巻き込んでの無茶ぶりセリフです。「AD-LIVE」が他の舞台とは違うところは、一般人を巻き込んでの演出にもあります。舞台中には「アドリブバッグ」という小道具が登場し、中には一般募集で集められた様々なキーワードが入っています。出演者はアドリブバッグからアトランダムにキーワードを選び、そのキーワードを必ずセリフの中に組み込まなければいけません。必ずしも舞台設定にマッチしたキーワードを引くことができるとは限らないのが、アドリブバッグの怖いところです。アドリブバッグによって試される出演者の運とアドリブ力。引いたキーワードによっては更に頭を悩ませ、その結果ここまでとは180度違ったストーリー展開を見せることもあります。出演者のキーワードを引いた時の反応や、無理やりキーワードをセリフに組み込もうと奮闘する姿に会場から笑い声が漏れることも。出演者同士が繰り出す怒涛のアドリブ合戦が舞台を更に盛り上げます。予想もつかない結末に、観客も一緒になって即興劇のドキドキ感を味わえるのが「AD-LIVE」の魅力です。

③「AD-LIVE2022」の詳細情報は?

そんな話題沸騰の「AD-LIVE」が、2022年も開催されることが決定しました。2022年の開催決定にあたり、総合プロデューサーの鈴村健一は「何度目かの検証リハーサルを終えたところですが、すでに面白くなることは見えましたぞ!この仕組みで出演のキャストさんの数だけ物語が生まれると思うともうすでにワクワクが止まりません!」とコメントを寄せています。

8月27日、28日は東京(J:COMホール八王子)、9月17日、18日は千葉(森のホール21大ホール)。そして9月24日、25日の大阪(大阪国際交流センター大ホール)公演で千秋楽を迎えます。その他、出演者やチケットの発売日、公演時間などの詳細は明らかになっていません。

去年は、6日間12公演の全公演がライブビューイング・ライブ配信され、日本国内だけではなく香港、台湾の映画館でも舞台を楽しめました。チケットが取れなかった方はもちろん、新型コロナウィルスの影響により現地での観劇を諦めざるを得なかった方にもライブ配信はありがたいですね。今年の舞台が配信されるかどうかはまだ発表になっていませんが、詳細情報の解禁とともに、配信情報の発表にも期待しましょう。今後のお知らせは「AD-LIVE」の公式ホームページをチェックしてください。

https://ad-live-project.com/

④まとめ

「稽古時間がない」を逆手にとって生まれた即興舞台劇「AD-LIVE」。今ではかなりのチケット難の人気舞台となりました。毎公演全く違う舞台が完成するという特別感は、確かに全公演足を運びたくなりますね。2022年は誰の手によってどんな舞台が誕生するのか、今から大変楽しみです。

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