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ゲームの企画書の書き方とは?初心者向けに分かりやすく解説
ゲーム業界に就職したいと思っている人にとって、ゲームの企画書作りは非常に重要です。「書き方が分からない」「どうまとめたら伝わるのだろう」と悩んでいる人も多いでしょう。本記事では、ゲームの企画書の書き方を初心者にも分かりやすく解説しています。ぜひ本記事を参考に、ゲームの企画書を書いてみてくださいね。
【目次】
①企画内容を整理する
②ゲームのタイトルとキャッチコピーを書く
③ゲームのジャンル、ターゲット、コンセプトを書く
④ゲームの内容や機能を書く
⑤まとめ
<①企画内容を整理する>
まず、頭の中に浮かんでいる企画内容を整理してみましょう。どのようなゲームで、どのようなポイントが面白いのか、どのような人にプレイしてもらいたいのかなど、項目ごとに紙に書きだしてみるのがおすすめです。企画内容を整理しながら、アピールポイントや押し出したいキャラクターなどを決めていきましょう。最初は「なかなかまとまらないな」と思うかもしれませんが、頭に浮かんでいることを一つ一つ書き出してみると、ゲームの全体像がつかみやすくなります。煮詰まってしまった時は「これだけは伝えたい!」というポイントを決めて、そのポイントを中心に企画書を作っていくのも一つの方法です。
<②ゲームのタイトルとキャッチコピーを書く>
企画書を作る時は、パワーポイントなどのツールを使うと相手に伝わりやすくなります。まず企画書の1ページ目に、ゲームのタイトルとキャッチコピーを書きましょう。タイトルは、パッと見たときに「面白そう」「どんなゲームなんだろう」と思ってもらえるものがいいですね。ゲームの内容を印象的な造語で表してみたり、メインキャラクターの名前をタイトルにしてみたり、あるいは漢字一文字など攻めたタイトルもいいかもしれません。タイトルは自分のセンスや個性が一番出る部分なので、じっくり考えましょう。
そしてキャッチコピーは、タイトルを補足するように分かりやすいものにするのがおすすめです。無理にひねりをきかせたり、難しい言葉を使ったりするよりも「どんなゲームなのか」がすぐに伝わるものにするのがポイントです。
<③ゲームのジャンル、ターゲット、コンセプトを書く>
次のページには、ゲームの詳細を記入していきます。ここでは「どんなゲームなのか」「誰に向けたゲームなのか」「どのような方向性のゲームなのか」など、自分の頭の中にあるゲーム像を言葉にして書かなければなりません。
まずジャンルに関しては「シューティング」「育成」「リズム」など、既存のゲームジャンルの中で一番近いものを選びましょう。複数のジャンルを組み合わせるのもいいですね。
ターゲットは、年齢や性別だけではなく「通勤時間を有効活用したいと思っているサラリーマン」「放課後も友達とコミュニケーションを取りたいと思っている学生」など、属性や生活習慣も細かく設定すると、よりゲームの方向性が伝わりやすくなります。
コンセプトの欄では、ターゲットを踏まえて「どんな人にどんな風にプレイしてもらいたいか」を詳しく説明します。例えば「通勤時間を有効活用したいと思っているサラリーマンに、短い時間でスカッとしてもらえるようなバトルゲーム」のように、ターゲットに向けてどのような体験を提供できるのかを書くのがポイントです。ゲームの企画書の中でコンセプトは最も重要と言っても過言ではないため、伝え漏れがないように細部まで作りこみましょう。
<④ゲームの内容や機能を書く>
最後に、ゲームの内容やどのような機能があるのかを簡潔に説明しましょう。一つ一つの機能を細かく説明するというよりも「ここを見てほしい!」というアピールポイントを紹介するイメージです。
例えば「通勤時間を有効利用したいと思っているサラリーマンに、短い時間でスカッとしてもらえるようなバトルゲーム」ならば、どのような敵キャラが出てくるのか、どのような方法で戦うのか、新たなスキルや技はどのように取得できるのかなど、自分のアイデアを存分にアピールしましょう。
また、より伝わりやすい企画書にするためには画像やイラストを活用するのがおすすめです。例に挙げたゲームであれば、敵キャラのイメージイラスト、画面の仕様はどのような雰囲気なのか、どのアイコンが何の機能を表しているのかなど、言葉では伝えきれない抽象的なアイデアも、画像やイラストなら伝えやすくなります。
最後にまとめとして、一押しポイントや既存のゲームとどこが違うのかなど、自分が企画したゲームの良さを簡潔に説明しましょう。
<⑤まとめ>
ゲームの企画書を作る時は、まず頭の中にあるイメージを紙に書きだして整理しましょう。バラバラに思えるアイデアも、書き出していくうちにまとまっていくこともあります。企画書の1ページ目には、ゲームのタイトルとキャッチコピーを記載しましょう。興味を持ってもらえるように、タイトルはインパクトのある言葉にし、キャッチコピーでタイトルを補足するのがおすすめです。ゲームのジャンル、ターゲット、コンセプトは、自分のアイデアを伝えるために、なるべく詳しく記載しましょう。続くゲームの内容、機能は、押し出したいポイントを画像やイラストを使って簡潔にアピールしてください。
また、専門学校の体験授業に参加して先生や先輩から学びを得るのもおすすめです。
初めて企画書を作る時は、時間がかかったり上手くまとまらずに悩んだりすることもあると思いますが、本記事を参考に企画書作りの練習をしてみてくださいね。