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声優の台本ってどんな内容? みんな何を書き込んでるの?

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声優が使用する台本を見たことがありますか?一般人はまず目にすることのない台本ですが、声優は台本に多くのことを書き込み、「自分専用の道具」として大切に扱っています。声優を目指す人ならぜひ手にとって見てみたいものですが、そう簡単に手に入るものではありませんよね。そこで、今回は声優が使用する台本のアレコレについて調べてみました。

声優が使う台本について

アニメやゲームなどのメディアによって多少形式が異なるものの、声優が扱う台本はほとんど共通の書式で書かれています。声優が使う台本がどういったものなのか、台本をどのように扱っているのかを具体的に見ていきましょう。

台本に印刷されているもの

台本には必要最低限のものしか印刷されていません。
上下に分割されたスペースのなかに、上部にキャラの動きなどの状況説明、下部にキャラのセリフが書き込まれています。 場面説明(時間や場所)、効果音なども書かれていますが、初めて見た人は「意外にさっぱりしてるなぁ」と思うかもしれません。
 

台本をもらったらまず素読み

さて、台本をもらった声優がまずやること。それは「素読み」です。素読みとは、感情を込めず淡々と読み上げていくことです。自分のキャラの出番や、シーンとストーリー全体の流れをつかむため、まずは最後まで通して読むことが必要なのですね。

台本に書き込んで「自分専用の道具」にする

もちろん素読みして終わりではありません。声優は台本に様々なことを書き込み、自分専用の道具にしているのです。具体的には……

・キャラの性格や留意点…演じる上で押さえておくべきキャラの性格、口調など
・アクセントのつけ方…セリフのどこにアクセントをつけるのか、どこでセリフを区切るのかなど
・漢字の読み仮名…難読漢字がある場合、読み仮名を振っておく
・セリフを発するときの演技の留意点…責めるように怒鳴る、色っぽく、困惑しながら、など、セリフの横に書いておく
・アドリブポイント(声優による)…ベテラン声優でかつアドリブが得意な方は、アドリブが入れられそうな箇所に印をつけておく

なにをどれだけ書き込むかは声優によってかなりの差異があります。書き込む内容に制限はないわけですから、実際には上記以外にも様々なことが記入されています。

台本は演技の道しるべ

台本が配られた時点では「ストーリーの状況説明と、声優がしゃべるセリフを並べた本」ですが、それを読み上げたり、多くの情報を書き加えたりすることによって、「自分専用の道具」に改造していくわけですね。一般人はこうした台本に生に触れる機会はまずありませんし、いざ台本に書き込もうとしても、なにを書いたらいいのか迷ってしまうと思います。台本の扱い方については、専門校でも指導をしていますから、声優デビューを目指している人は専門校に行って講師に質問してみると良いでしょう。

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