ツールプログラマーの仕事を知ろう！

ツールプログラマーは、一般的なプログラマーと比べ、他の開発を支える補助的な役割の強い職業です。具体的にはどのような仕事を行い、どのようなスキルが必要になるのでしょうか。さっそく、チェックしてみましょう。

ツールプログラマーとは？

ツールプログラマーとは、ゲーム制作において補助的なツールをつくる技術者のことです。ツールプログラマーがつくるツールと言えば、グラフィックをパソコンが読み取れるデータにコンバート、つまり変換させるツールやゲーム内のマップを作成するツール。他にも、バトルのテストを行うツール、キャラクターの声にそって唇や表情を変えるリップシンクツールなどさまざまなツールを作成します。このようなツールプログラマーの作成したツールを使うことによって、ゲーム制作がより効率化されるため、グラフィックや音声など他の担当者にとっても重要な仕事です。

ツールプログラマーになるには？（必要な資格・スキル）

ツールプログラマーになるには、ゲーム制作会社に採用されて仕事につくのが一般的です。こうした働き先では、情報系の大学やプログラム系の専門学校卒業者が多く働いています。
ツールプログラマーになるための必要な資格はありません。しかし、プログラマーという立場上少なくともC言語やC＋＋などの開発言語の知識は有していたいところです。また、ゲームツールに限った求人となると、ゲームプログラマーやシステムプログラマーと比べて少ないため、基礎的な言語プラスアルファも持っていたいところ。就職する会社によっても若干異なりますが、ゲームエンジンであるUnityやソフトウェアを開発できるAPIであるDirect Xなどの知識を持っているとなお良いでしょう。

ツールプログラマーの年収は？

ゲームプログラマーの初任給は20～30万円、年収は300～500万円。一般的なプログラマーと比較するとだいたい同じくらいの年収になります。また、経験や勤続年数、企業によっては、年収が1000万円を超えるような技術者もいるので、年収の面で見てもやりがいのある仕事です。

ツールプログラマーの求められる人物像は？

まず、ツールプログラムの場合、会社で使用している開発言語やゲームエンジン、APIなどを使用するため、中には全く使ったことのないものを使用するということもあります。全く未知のものを使用するとき、これまでの知識をどのように活用しまた、新たなスキルを吸収していくのかという向上心が大切です。
そしてツールプログラマーは他のグラフィック作成やシナリオ作成など他の業務の補助的な役割を担う仕事。他の業務がより円滑になるために、様々な職種の人としっかりコミュニケーションがとれるという点も求められます。