システムプログラマーの仕事を知ろう！

プログラムと聞くとシステムだとか馴染みのないものだと考えていませんか。実はプログラムは、電子レンジだったり、携帯電話だったり私たちが身近に使用しているものにも組み込まれているものです。システムプログラマーとは、このようなプログラムの作成に関わっている仕事のこと。それでは、システムプログラマーとは具体的にどのような仕事で、どのようなスキルが必要な仕事なのでしょうか。

システムプログラマーとは？

システムプログラマーとは、システムエンジニアが設計したシステムの概要を、プログラミング言語を用いてプログラムをつくっていく仕事です。システムの設計図と言っても、詳細には書き込まれてはいないため、システムプログラマーはアルゴリズムを考えながらシステムを構築してかなくてはなりません。また、プログラマーの仕事はプログラム作成だけでなく、つくったものにバグがないかテストやデバッグ作業もあります。システムは少し違うだけでもバグが発生してしまうので、デバック作業は忍耐力と神経を必要とする作業です。

システムプログラマーになるには？（必要な資格・スキル）

システムプログラマーになるには、IT企業に採用されて仕事につくのが一般的です。こうした働き先では、情報系やプログラミング系の大学や専門学校卒業者が多く働いています。
システムプログラマーになるのに、必要な資格はありません。全くの経験がない文系でもなれる可能性はあります。ただ、狙う企業によっては、ある程度のスキルを持っていた方が有利になるのも事実です。プログラム系だと様々な資格がありますが、国家試験である基本情報処理技術者試験や応用情報処理技術者試験を持っているとなお良いでしょう。基本情報処理技術者試験の下にあるITパースポートは一般利用者向けの簡単な試験内容になっているので、システムプログラマーを目指すのであれば、少なくとも基本情報処理技術者の資格は目指したいところです。

システムプログラマーの年収は？

システムプログラマーの初任給は20～30万円で、年収は350～500万円。他業種と比べると地域によって差もありますが、初任給は比較的高めに設定されています。システムプログラマーの働き方は、大企業や中小企業で働く働き方と特定派遣の主に2つ。特定派遣とは、会社に属していながら、案件ごとに違う会社に派遣されるという働き方です。年収は、企業内で働く働き方の方が高くなります。

システムプログラマーの求められる人物像は？

システムプログラマーは、黙々とシステムを構築していきます。集中力や忍耐力が試される仕事です。そのため、これまで何かに一生懸命取り組んできたことがある人物や、何かに没頭できる集中力のある人物が求められます。
また、淡々と仕事をしていく印象のあるシステムプログラマーですが、設計図に沿ってシステムを構築していくため、システムをつくるうえで変更しなければ難しい部分などはエンジニアなどとしっかり調整してかなくてはなりません。一生懸命になれるだけでなく、コミュニケーション能力も大切だとされています。