ここが知りたい!シナリオライター入門

シナリオライターのお仕事紹介

シナリオライターは、ゲームにおけるストーリーをより魅力的に色づけする大切な仕事です。実際、シナリオライターを目指そうと思ったら、ゲームシナリオの書き方はどのように行い、どのような行動を起こしていくべきなのでしょうか。


シナリオライターのやりがいとは

いくら素晴らしいゲームの企画があったとしても、そこにしっかりとしたシナリオが伴っていないと、ゲームとして魅力に欠けてしまいます。シナリオライターはゲームプランニングの一部として、またゲームユーザーを引き込む要素としてやりがいのある仕事です。自分の作ったシナリオに合わせてキャラクターが動き、物語が進んでいく様を見ると、達成感も味わえるでしょう。さらに、自分の作ったシナリオを楽しみながらゲームをしているユーザーの姿を思い浮かべると、喜びも実感できるはず。


シナリオライターにおけるゲームシナリオの書き方

ゲームシナリオは、キャラクターのセリフの他に、ト書きといってフェードアウト、キャラクターの動作など演出も含まれます。
そのため、まずは下準備としてキャラクター設定のもとになるフローチャートやキャラクターのビジュアル。そして演出に必要なBGMや背景などの素材も把握しておく必要があります。
素材が揃ったら、シナリオの骨組み部分。起承転結がしっかりしていないと、ストーリーにまとまりがなくなってしまいますので、ここで起承転結を意識しだいたいの流れをつくっていきます。
そしていよいよシナリオの中核となる、セリフとト書きの部分です。セリフについてはキャラクターの性格に合ったセリフを考えなくてはなりませんし、ト書きはよりゲームの世界観を大切にした演出を心がけなくてはなりません。そのため日々、感性を磨き、ゲームのセンスを向上させていくことが大切です。
シナリオ作成には様々な技法がありますが、特にセリフやト書きを書くうえで知っておきたいのが「リトマス法」。リトマス法とは、事件や道具を使って、人物の感情を浮かび上がらせる技法のことです。このように脚本的な技法をうまく取り入れることでより魅力的なシナリオが完成します。


シナリオライターにおけるコンテスト

ゲーム会社においては、ゲームシナリオのコンテストを実施しているところもあります。コンテストで賞を受賞したら、ゲームシナリオライターとしての仕事がまわってくるなどの特典がついているのが魅力的。シナリオライターとしての下積みがなくても、才能が認められれば、シナリオライターになれる可能性もあるのです。
ただやはり、ゲームにおけるシナリオライターは他の脚本家とは違った面もあるので、専門学校などで脚本だけでなくゲームの基礎を磨いておくと良いでしょう。



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