色彩設定の仕事を知ろう!
色彩設定のお仕事紹介
例えば、手元にある画像を編集ソフトやアプリを使って、色を反転させてみてください。色が変わるだけで、印象がだいぶ変わってしまうと思います。色彩設定とは、色を巧みに使って、ゲームやアニメーションの世界観を表現する大切な仕事です。今回は、色彩設定の仕事の内容と必要なスキルなどについて確認してみましょう。
色彩設定とは?
色彩設定は、ゲームなどでデザインされたキャラクターや小物などに色を決めていく仕事です。ゲームだけでなく、アニメーションや映画など活動の場は幅広く設けられています。
色彩設定以外にも、色に関する仕事には色指定と仕上げというものがあり、それぞれ色指定は各セッションの細かな色の指示、仕上げは実際に色を塗っていく仕事になります。つまりシーンごとの色彩を決め、最終的な色の仕上がりを確認する色彩設定は、「色」に関わる仕事における責任者なのです。
現在は、原作をゲームやアニメーション化することも多いので、はじめから色をつくっていくのではなく、より原作に近い色味を出せるように検証し、色を練ることもあります。
色彩設定になるには?(必要な資格・スキル)
色彩設定になるには、アニメーション制作会社などに採用されて仕事につくのが一般的です。こうした働き先では、デザイン系の大学や専門学校卒業者が多く働いています。
色彩設定になるのに特別な資格は必要ありません。しかし、ゲームやアニメーションは色によってずいぶんと印象が変わってくるもの。目的や世界観に合った色を効果的に使えるようにするためには、デザイン系の知識を身につけておいた方が良いでしょう。また、色彩に関わる資格の中には、色に関する知識を総合的に判断できる内閣府認定色彩検定協会の色彩検定というものや全国美術デザイン専門学校教育振興会主催の色彩士検定150があります。色に関するスキルを証明するために、取得をめざすのもおすすめです。
色彩設定の年収は?
色彩設定の初任給は13~17万円で、年収は150~300万円。いきなり色彩設定の仕事を任されるのではなく、仕上げの仕事から行い、キャリアを積んで色指定、色彩設定になることが多いです。また、色彩設定などの色の仕事は固定給の他、歩合制を用いている会社も多く、会社によっても年収は大きく左右されます。
色彩設定の求められる人物像は?
色彩設定は色を決める重要な役割を担っています。そのため、色彩についてのセンスが問われる仕事です。色彩に関する知識はもちろんですが、豊かな感性をもった人物が求められます。
そして、色彩設定になるには仕上げから入るケースがほとんど。仕上げでは、ひたすら決められた色で色付けしていかなくてはなりません。そのため、忍耐力のある人物も求められます。
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