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VTuberの動画撮影ってどうなってるの?裏側に迫る!
VTuberはどうやって動画を撮影しているか、気になったことはありませんか?キャラクターを動かすために、いったいどんな機材を使用しているのか、考えたことがある人も多いのではないでしょうか。この記事を読めば、VTuberの撮影の裏側を知ることができます。素朴な疑問を抱えている人は、ぜひ読んでみてください。
【目次】
①そもそもどこで撮影してるの?
②モーションキャプチャーを使用した場合
③PCのソフトを使用した場合
④スマホのアプリを使用した場合
⑤まとめ
①そもそもどこで撮影してるの?
主に、自宅で撮影している人とスタジオを使用している人に分かれるようです。自宅の場合は機材をすべて自力で用意する必要がありますが、その分周りの目や使用時間などを気にせずに撮影することができます。スタジオを使う場合は、一般的な撮影スタジオではなく、モーションキャプチャーカメラの使用やクロマキー合成が可能なスタジオを選ぶケースが目立ちます。最近は、VTuberに向けた専門スタジオも多数オープンしており、複数人の同時撮影が可能なところも少なくありません。自分で3Dモデルを作成していたり、より品質の高い動画を配信したいと考えていたりする人は、良い環境下で撮影できる専門スタジオを使うことも多いようです。目指す動画のクオリティや予算の範囲を考慮した上で、自宅かスタジオのどちらで撮影するか選んでいるということです。
②モーションキャプチャーを使用した場合
体の動きや表情の変化をデジタル化してキャラクターなどに反映させる映像技術、モーションキャプチャーを使用する場合は、大きく分けて2つの方法があります。まずは、慣性式です。専用の機械を体のさまざまな部位に取り付けて撮影します。よりスムーズな動きを実現させるために、全身タイプのモーションキャプチャースーツを着用するケースが多いです。骨格モデルに当てはめてデジタル化するため、別途カメラなどを用意する必要がなく、自宅で撮影する人も目立ちます。もう1つの方法は、光学式です。こちらも基本的には体に専用のマーカーを装着して撮影します。複数のモーションキャプチャーカメラがマーカーの動きをリアルタイムに読み取ることで、キャラクターに同じ動きをさせることができるのです。慣性式に比べると位置情報の読み取りがスムーズに行えるため、ハイクオリティな動画を作成できるでしょう。
機材の種類によっては表情の移り変わりも認識してくれるので、喜怒哀楽も表現できます。しかし、モーションキャプチャーはその分値が張るのも事実です。高精度なタイプだと、数百万円もするものも少なくありません。業務用のものだと、数千万円を超えるものもあります。比較的安価なものでも数十万円はするので、モーションキャプチャーを使用する場合は専用スタジオの機材を借りて撮影するVTuberも多いようです。
③PCのソフトを使用した場合
PCソフトを利用しているVTuberも多く、この場合は主に自宅で撮影を行います。「Animaze by FaceRig」や「3tene」など、専用機材を購入しなくても基本的なVTuber活動ができるPCソフトは多数リリースされているため、一定以上の品質を保った動画を自宅で撮影することは十分可能です。表情の動きを撮影する際に必要なwebカメラや、クリアな音質でボイス録音するためのマイクを用意すれば、誰でもVTuberになれるということです。全国的に見ると、スタジオや高価な機材を使用せずに、こうして動画を作成しているVTuberが大多数だと思われます。
2D/3Dモデルを実際に動かすとなると、容量が重いデータを迅速に処理できるハイスペックPCが必要になります。特にゲーム実況を行っているVTuberは、動画撮影をしながらゲームも起動しておかなければなりません。ゲーム実況や生配信など、多数のソフトを同時に立ち上げているVTuberは、ゲーミングPC並の高精度なPCを使用していることが予想できます。
【Animaze by FaceRig...https://store.steampowered.com/app/1364390/Animaze_by_FaceRig/?l=japanese】
④スマホのアプリを使用した場合
スマホアプリを使って配信しているVTuberも、基本的に自宅で撮影しているケースが多いです。他に専用の機材が必要ないため、カラオケなど別の場所で撮影していることもあります。一般的に、VTuber向けスマホアプリは2種類あり、そのうちの1つが配信一体型です。アバターの作成から実際の配信までを同じアプリ内で行うことができ、「やりたい!」と思った瞬間からVTuber活動がはじめられる手軽さが人気を集めています。この場合のVTuberは、スマホ1つで配信を行っていることが多いです。
もう1つは、別の配信サイト等と接続することで配信が可能になる、アバター作成型です。アプリ単体で配信が行えるわけではないので、別途配信用のPCを使用しているケースが目立つでしょう。
いずれにしても、パーツを選びながら自分で好きなキャラクターをカスタマイズできるものと、使用できるアバターが固定化されているものがあります。PCソフトを使用した場合と比べると、体の動きなどカスタマイズの自由度が減る点も特徴の1つ。キャラクターが画一的な動きをしていたら、スマホアプリを使って配信しているのかもしれません。
⑤まとめ
VTuberの撮影方法は、どんな機材を使用しているかによってやり方が異なるものです。モーションキャプチャーやPCソフト、スマホアプリなどさまざまな機材があり、動画のクオリティや予算によって何を使うか選びます。