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声優の専門学校には何年通う?養成所との違いやおすすめの人を解説!

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「声優を目指すには何年学校に通えばよいか」というのは、通う学校の種類によって異なります。養成所なら「半年〜3年程度」、専門の学校なら「2年」が一般的です。

どちらの学校を選ぶべきかは、「受けたい指導のレベル」「所属したいプロダクション」などによって異なります。そのため、自分の考え方や目指している声優像などを踏まえて決めることが大切です。

本記事では、具体的な「養成所・専門の学校」の違いや、それぞれでおすすめな人などを解説します。

声優になるための学校には何年通う?

声優を目指して学校に通う場合、年数は「養成所と専門の学校のどちらに通うか」によって異なります。

  • 養成所:半年〜3年程度
  • 専門の学校:2年

養成所:「半年〜3年」と幅が広い

養成所に通う年数は「半年〜3年程度」が一般的です。

専門学校:「2年」が一般的

専門の学校の場合は「2年」が一般的です。ただし、学校によっては「3年」というケースもあります。

「養成所」「専門学校」の違い

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このように、声優を目指して学校に通う際の年数は「養成所」と「専門の学校」によって異なります。そのため、年数も含め両者の違いを把握したうえで、通う学校を決めることが大切です。

今回は以下の項目ごとで「養成所と専門の学校の違い」を解説します。

  • 入所時(入学時)の違い
  • 指導内容の違い
  • プロダクションとのつながりの違い
  • 学費の違い

入所時(入学時)の違い

養成所は、入所時にオーディションを行うことが一般的です。ある程度声優の基礎スキルが求められるため、入所のハードルは高いでしょう。

専門の学校は、4年制大学と同じように「AO入試・自己推薦入試・学校推薦入試・一般入試」で入学試験を行うことが一般的です。養成所と異なり、入学段階では声優のスキルより、一般的な学力が重視されます。受け入れる学生数も多いため、養成所より入学ハードルは低いといえるでしょう。

指導内容の違い

養成所は、カリキュラム数が「週1日〜」など少なめに設定されています。そのため、発声練習やイントネーションの調整といった基礎レッスンは省いて、実践演習に取り組むことがメインです。カリキュラム数が少ないため、社会人や大学生でも通いやすい点は魅力的です。ただし、基礎的な技術は自分で勉強する(あるいはすでに身に付けている)ことが前提となります。

一般的な専門の学校のカリキュラム数は「週5日」です。養成所よりスケジュール調整は難しいですが、その分、発声練習やイントネーションの調整といった基礎から指導してもらえます。そのため、未経験から声優を目指したい人にはおすすめです。現在では「夜間・週末講座」などを設けている専門の学校もあるため、社会人や大学生でも通いやすくなっています。

プロダクションとのつながりの違い

養成所は、一般的に声優プロダクションが運営しています。そのため、原則として入所後に、他のプロダクションのオーディションは受けられません。その分、運営元プロダクションとのつながりが強固なため、養成所で実力をアピールできれば、所属中にプロデビューできる可能性があります。

専門の学校は、複数プロダクションとつながりを持っていることが一般的です。こうしたつながりを活かし、在学中にさまざまなプロダクションのオーディションが受けられるケースが多いため、デビューチャンスを広げやすいでしょう。外部のオーディションにも自由に参加できます。

学費の違い

養成所の学費は「年間50万円〜」が相場です。カリキュラム数が少ないため、リーズナブルに設定されています。

専門の学校の学費は「年間100万円〜」が相場です。養成所より高めですが、その分、週5日間にわたって基礎からみっちり声優の技術を指導してもらえます。

養成所・専門学校のどっちが良いかは人によって異なる!

上記のように、養成所と専門の学校には明確な違いがあるため、決して「どっちが良い・悪い」というものではありません。「基礎から指導してほしいのか」「入りたいプロダクションは決まっているか」といった点を踏まえ、適切な学校を選ぶことが大切です。自分にマッチした学校を選べれば、学びを活かして効率的にレベルアップできます。

それでは具体的に養成所・専門の学校のそれぞれについて、おすすめな人をチェックしましょう。

養成所へ通うことがおすすめな人

以下に該当する人は「養成所」へ通うことがおすすめです。

  • 基礎を自分で身に付けたうえで実践的な指導を受けたい人
  • 入りたいプロダクションが決まっている人
  • 仕事や大学生活と両立させたい人

基礎を自分で身に付けたうえで実践的な指導を受けたい人

養成所は、入所時にオーディションを受けたり実践メインのカリキュラムが組まれたりすることからわかるように、ある程度の基礎を身に付けていることが前提となっています。そのため、「普段から自分で発声練習している」「専門の学校に通ってすでに基礎が身に付いている」という人におすすめです。

入りたいプロダクションが決まっている人

養成所に入所すると、他のプロダクションによるオーディションは受けられません。そのため、卒業後は運営元のプロダクションに所属することが一般的です。

受けられるオーディションが限られるというのは、一見すると制限のように思えるかもしれません。しかし「憧れの声優がいるこのプロダクションに入りたい」「◯◯ジャンルに強いこのプロダクションで活動したい」というように、希望の所属先が決まっている人なら養成所に入ったほうが効率的です。

仕事や大学生活と両立させたい人

養成所はカリキュラム数が少ないため、「週1日だけ通う」「土日のみ通う」など柔軟にスケジュール調整できます。そのため「働きながら声優を目指したい」「大学生活と両立させたい」という人におすすめです。

ただし、前述したように、基礎の学習を省いたカリキュラムで設定されています。そのため、初心者の方であれば、「週1などから夜間・週末に通える専門の学校を探して利用する」という手もおすすめです。養成所だけでなく専門の学校もチェックしておくと、より自分にマッチした学校が見つけられるでしょう。

専門学校へ通うことがおすすめな人

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以下に該当する人は「専門の学校」へ通うことがおすすめです。

  • 声優に必要な幅広いスキルを基礎から身に付けたい人
  • 自分とマッチしたプロダクションを見つけたい人
  • 多くのオーディションを活用してデビューチャンスを増やしたい人
  • 声優としての将来像をこれから決めたい人
  • 最短で養成所の「入所〜卒業」を目指したい人

声優に必要な幅広いスキルを基礎から身に付けたい人

専門の学校は「週5日間のカリキュラム」が基本です。以下のように基礎から学べるカリキュラムが充実しているため、段階的にスキルアップできます。

  • アフレコの練習
  • 演技の練習
  • 正しい呼吸や滑舌を身に付けるためのヴォイストレーニング
  • 細かいイントネーションの調整
  • 発声の基礎
  • ナレーションの基礎

各ジャンルのプロから直接指導を受けることで、自分の改善点や強みなどを洗い出し、より効率的にスキルアップが図れます。

自分とマッチしたプロダクションを見つけたい人

専門の学校では、複数プロダクションとのつながりを活かして、在学中に多くのオーディションを開催しています。オーディションを通じ多くのプロダクションを知ることで、自分のやりたい仕事や得意分野とマッチする所属先が見つけられるでしょう。

そのため、「まだ所属したいプロダクションが決まっていない」という人におすすめです。

多くのオーディションを活用してデビューチャンスを増やしたい人

ほぼ毎日オーディションを開催している専門の学校もあるため、初心者でも在学中からプロデビューのチャンスを掴み取りやすい点が魅力です。

もちろん、漠然とオーディションを受けてもチャンスは広がりません。以下のようなポイントを意識して、少しでも合格の可能性を高めることが大切です。

  • キャラクターを分析して自分なりにキャラクターの性格や価値観などを解釈し、セリフ読みをしてみる
  • オーディションでアドリブを求められた際に対応できるようシミュレーションしておく
  • 基礎的なマナーを身に付けて「一緒に仕事がしたい」と思われる態度を心がける
  • 自分の魅力が最も伝わるヘアメイクや表情を意識する

声優としての将来像をこれから決めたい人

専門の学校の中には、大物声優による特別レッスンやセミナーなどを行っている学校もあります。こうしたセミナーを通じさまざまな声優を知ることで、自分の理想の声優像が見つけやすくなるでしょう。

目標とする声優像が見つかれば、将来所属したいプロダクションや活躍したいジャンルを考える際のヒントになります。

最短で養成所の「入所〜卒業」を目指したい人

先ほど解説したように、養成所は入所時にオーディションがあるため、入所のハードルは高めです。「未経験から声優の技術を勉強したい人」が入所するのは、なかなか厳しいかもしれません。そのため、「専門の学校で基礎を勉強してから養成所を目指す」というルートもありです。

専門の学校には2年程度通うため、もしかしたら遠回りに感じるかもしれません。しかし、独学で養成所のオーディションに挑戦し何度も落ちるより、専門の学校でみっちり勉強してからチャレンジしたほうが、結果的に最も効率よくスキルアップして最短で事務所所属が目指せます。

「基礎からみっちり勉強したい」と思ったら総合学園ヒューマンアカデミーへ!

声優を目指して学校に通う場合、具体的な年数は「養成所と専門の学校」のどちらを選ぶかによって異なります。養成所なら「半年〜3年程度」、専門の学校なら「2年」が一般的です。

「基礎から声優の技術を学びたい」「さまざまなプロダクションのオーディションを受けてデビューチャンスを増やしたい」と考えているなら、専門の学校を選ぶことがおすすめです。

専門校である「総合学園ヒューマンアカデミー」であれば、アフレコや演技練習、ボイストレーニング、感情を解放する方法、マイク前でのパフォーマンスなど、声優に必要な基礎技術を徹底的に指導できます。希望者全員が参加できるオーディションを年間「約400回」以上も開催しているため、ほぼ毎日のようにデビューチャンスが掴める点も魅力です。

さらに、過去に森久保祥太郎氏や野沢雅子氏、浪川大輔氏など、声優界のトップをお招きしたセミナーも開催しているため、スキルアップだけでなく自分の将来像を考えるうえでも大いに役立つでしょう。

夜間や週末に実施している講座もあるため、大学生や社会人などでも両立可能です。

「具体的なカリキュラムが知りたい」「どんな声優の話を聞けるのか知りたい」などが気になった人は、まず以下のページから資料だけでもご覧ください。

https://ha.athuman.com/pa/course/voiceactor.php

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