ゲーム
プランナー?プログラマー?グラフィッカー?ゲームに携わる仕事の職種って?
「ゲームに携わる仕事がしてみたい!」「ゲーム業界の仕事にはどんな職種があるんだろう?」そう疑問に感じたことはありませんか? この記事では、ゲームプランナーやプログラマーをはじめとしたゲーム関連の仕事に関する情報をまとめました。ゲーム業界の仕事に就きたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
①ゲームの企画を取りまとめる仕事
②ゲームの中身を作る仕事
③ゲームの各種デザインを行う仕事
④ゲームを販売する仕事
⑤まとめ
<①ゲームの企画を取りまとめる仕事>
ゲーム業界の仕事は、おおまかに分けて4種類のタイプに分かれます。「ゲームの企画を取りまとめる仕事」にはゲーム制作の責任者がそろっており、プロジェクトやチームを統括する職種が多いです。
・ゲームプロデューサー:プロジェクトの総責任者。予算、人員、スケジュールなどの計画を立て、プロジェクト全体の管理を行う仕事。場合によっては、数百人規模のプロジェクトを統括することもある。
・ゲームディレクター:現場監督のようなポジション。プロジェクトが問題なく進行するように、チームに具体的な指示を行う仕事。各メンバーのマネジメントも個別に実施し、制作現場全体の責任を負う。
・ゲームプランナー:ゲームの企画や制作進行を担う。現場と積極的にコミュニケーションをとり、複数の職種における調整も行う仕事。ゲーム内容の充実性を求める開発プランナーと、売上向上に力を入れる運営プランナーに仕事内容を分けることも多い。
これらの仕事に就くには、まず現場で「ゲームの中身を作る仕事」などを行い、実績を積むことが必要です。一定のキャリアを築いたあとに、責任者としてゲーム制作の重要ポジションを任されることになります。
<②ゲームの中身を作る仕事>
「ゲームの中身を作る仕事」には、実際に自分の手を動かしてゲームを作り上げていくクリエイターが多数存在します。
・プログラマー:ゲームのプログラミングを行う開発職。各ゲームに適した言語を使ってキャラクターを動かしたり、ゲームシステムを形成したりする。
・シナリオライター:ゲームで使用する脚本・シナリオを執筆する仕事。キャラクターや世界観などの設定も担当することが多い。
・スクリプター:スクリプト言語を使用して、キャラクターの動きや映像の切り替えなどを細かく設定する仕事。カメラワークなどの設定も担当する。
・デバッガ―:作成したゲームにバグが発生しないか確認する仕事。バグを見つけたら随時報告する。
上記の中でも、プログラマーはさらに細かな種類に分けられます。
・ゲームプログラマー:指示通りにプログラミングを行い、ゲームを組み立てる仕事。
・システムプログラマー:ゲーム制作に必要な開発環境を構築する仕事。
・ハードエンジニア:ゲームのハードウェアを設計・開発する仕事。製品のメンテナンスも実施する。
・サウンドプログラマー:ゲーム音声を制作するための開発環境を構築する仕事。
「ゲームを作ってみたい!」と考える人は、これらの仕事に憧れるケースが多いようです。
<③ゲームの各種デザインを行う仕事>
「ゲームの各種デザインを行う仕事」には、ビジュアルやグラフィックを担当する職種がそろっています。
・アートディレクター:ビジュアル面全般の管理を行う仕事。デザイナーを総括し、企画職とデザイナーの橋渡し役としても活躍する。
・アートデザイナー:2D3Dともに、キャラクターや背景などのグラフィックを制作する仕事。各種エフェクトやモーションの動きも担当する。
・モーションデザイナー:キャラクターの動きを最適化する仕事。特徴に応じた動きをつけていく。
・エフェクトデザイナー:攻撃や爆発といった演出のデザインを担当する仕事。
・ドットデザイナー:ドットを使ってキャラクターやアニメーションを描画する仕事。
・UI/UXデザイナー:メニュー画面やボタンの位置などを設定する仕事。ユーザーがより遊びやすいデザインを制作する。
・WEBデザイナー:ゲームの公式サイトなどを制作する仕事。
・コンセプトアーティスト:ゲームの世界観を確立するために、架空の世界をビジュアル化する仕事。イメージの具現化を担当する。
・サウンドクリエイター:ゲームで使う音声を制作する仕事。
ゲームの世界観を彩るクリエイターが、それぞれのフィールドで活躍しています。
<④ゲームを販売する仕事>
「ゲームを販売する仕事」は、ゲームをユーザーの手元に届けるために大きな役割を果たしている仕事です。クリエイターではありませんが、ゲームと大きく関われる職種が集まっています。
・営業:自社が開発したゲームを取り扱ってもらえるよう、販売店などに売り込む仕事。同業他社とのコネクションを形成することもある。
・広告宣伝:ゲームを宣伝するために、プロモーションを実施する仕事。認知度を高めるため、イベントの企画を行うことも多い。
・広報:マスコミからの問い合わせに対応する仕事。企業側がメディア出演する場合の対応も実施する。
・人事:クリエイターなどを新しく採用する場合、試験や面接などを担当する仕事。
・法務:自社が開発したゲームにおける知的財産を悪用されないために、手続きや調査を行う仕事。
・カスタマーサポート:ユーザーからの問い合わせについて対応する仕事。
ゲーム開発を縁の下の力持ちとして支える職種が多く存在します。このような形でゲーム制作に携わる選択肢も有効です。
<⑤まとめ>
ゲーム業界の仕事は、多種多様な職種に分かれています。企画や開発などさまざまなアプローチ方法があるので、自分に合った仕事を探すことが大切です。今回ご紹介した職種の中から興味のあるものを見つけたら、専門学校などの情報を調べてみてくださいね。