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PCゲームにオススメ!手始めに買いたいコスパのいいゲーミングPCは?
これまではゲームをプレイするには家庭用ゲーム機を使うのが普通でしたが、米国ではパソコンを使ってゲームを遊ぶというスタイルが一般化してきており、その波は日本にも波及しつつあります。
そんな中、ゲーミングPCの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。この記事では、ゲーミングPCを選ぶ上でのポイントを簡単に解説しつつ、「Apex Legends」をはじめとするe-sports系のFPS(First Person Shooter)ゲームを快適に遊べてコスパのいいゲーミングPCを紹介します。
【目次】
①初めて買うゲーミングPCのおすすめは?
②GPUとCPUはどれを選べばいいの?
③3年保証が魅力 マウスコンピューター NEXTGEAR
④パーツ交換後も保障の対象に パソコン工房 LEVELθ
⑤ゲーミングPCの定番ブランド ドスパラ GALLERIA
⑥セールで驚きの値引きも HP Victus 15L
⑦まとめ
<①初めて買うゲーミングPCのおすすめは?>
ひと口にゲーミングPCと言っても、ゲーム用途向けに販売されているパソコンの総称でしかありません。このため10万円以下のものから50万円以上するものまで千差万別です。当然、値段相応に性能も違うので、ゲーミングPCを買えばWindowsパソコン用ゲームを何でも快適に遊べるというわけにはいきません。そこで今回は、「Apex Legends」をはじめとするFPSゲームを快適に遊べる製品について考えてみましょう。
初めに厳しいことを言うようですが、10万円前後で販売されているゲーミングPCを買うことは、おすすめできません。この価格帯の製品を買うならPlayStation 5を買って、浮いたお金でゲームをたくさん買った方が断然お得です。これらの安価な製品は2Dグラフィック中心のRPGやADV、レトロゲーム、もしくは「Mincraft」などの比較的軽量な3Dゲームを遊ぶためのものと考えましょう。特にFPSゲームでは画面を1秒間に何回書き換えられるかを示すフレームレート(モニター側で考えるとリフレッシュレート)が勝敗に関係するため重視されますが、安価な製品では高いフレームレートを維持することは難しく、総じてPlayStation 5との価格差を感じられない結果になってしまうでしょう。
そこで、今回は15万円弱~20万円以下の価格帯のゲーミングPCをターゲットに考えていきます。パソコンのゲーミング性能は主にグラフィック機能を司るグラフィックボードに搭載されている「GPU」と、各種計算処理を行うパソコンの頭脳「CPU」の2つによって決まります。メモリーとSSDのサイズも重要ですが、この価格帯の製品であればメモリー16GB、SSD 500GBが最低ラインなのでひとまずは問題ないでしょう。
<②GPUとCPUはどれを選べばいいの?>
この価格帯の製品では、GPUはnVidia社のRTX4060とRTX4060Tiのどちらかを、CPUはAMD社のRyzen 5の第4または第5世代かIntel社のCore i5の第13世代または第14世代が搭載されたものが中心となります。今回は詳しくは解説できませんが、同メーカー同世代のパーツの場合、基本型番の数字が大きい方が、数字が同じ場合は末尾にTiやSuper、XやKが付いている方が、性能が高いと考えて良いでしょう。
GPUのRTX4060とRTX4060Tiは共にフルHD解像度(1920x1080)向けの製品です。これ以上の解像度を望むなら最低でも20万~30万円程度は覚悟する必要があります。リフレッシュレートが240Hz以上のフルHDゲーミングモニターと組み合わせて使うなら上位機種のRTX4060Tiを搭載した製品を選ぶのがおすすめですが、120Hzのモニターと組み合わせる場合や画質設定の最高品質にこだわらないのであれば、RTX4060でも大抵のゲームは快適に遊べるはずです。
CPUはゲームだけでなくゲーム配信や動画編集もしたいなら、第13世代以降(第13世代と第14世代の性能差は小さいので価格で選んで構いません)のCore i5またはi7(13000番台や14000番台)を搭載している製品をおすすめします。ゲーム専用であれば第5世代Ryzen(7000番台)を搭載している製品がコスパ含め頭一つ抜けて優秀です。パソコン知識に詳しくなれば発表されたばかりの次世代RyzenにCPUを載せ替えられる可能性もあります。ゲーム専用でとにかく価格を抑えたい場合、第4世代Ryzen(5000番台)も悪くない選択肢でしょう。なお今回は取り上げていませんが、この価格帯でもまれに採用されているRyzen 5 4500については性能的におすすめしません。
これらを踏まえた上で、これから紹介する製品の内容をチェックしてみるとよいでしょう。
<③3年保証が魅力 マウスコンピューター NEXTGEAR>
日本のパソコンメーカー、「マウスコンピューター」のBTO(受注生産)パソコンです。マウスのゲーミングPCは「G-Tune」ブランドが有名ですが、「NEXTGEAR」はWeb通販限定のブランドで比較的小型のミニタワーケースを採用した高コスパなモデルが揃っています。比較的安価なモデルながらしっかりと3年保障が付いているのが魅力です。
●NEXTGEAR JG-A5G6T
CPU :Ryzen 5 7500F
GPU :GeForce RTX4060 Ti
メモリ :16GB
SSD :1TB
外形寸法:幅220mm×奥行424㎜×高さ410mm
価格 :169,800円~
URL :https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/gngear-jga5g6tb6adcw101dec/
●NEXTGEAR JG-A5G60
CPU :Ryzen 5 7500F
GPU :GeForce RTX4060
メモリ :16GB
SSD :1TB
外形寸法:幅220mm×奥行424㎜×高さ410mm
価格 :154,800円~
URL :https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/gngear-jga5g60b6adcw101dec/
<④パーツ交換後も保障の対象に パソコン工房 LEVELθ>
パソコンやパーツの販売を行う専門店「パソコン工房」のBTOパソコンです。パソコン工房のゲーミングPCは「LEVEL∞」ブランドが有名ですが、「LEVELθ」はWeb通販限定のシンプルなミニタワーケースを採用した高コスパブランドです。延長保証を利用しない標準の保証期間は1年ですが、全国に店舗を展開しているため店舗持ち込みでの相談や修理依頼が可能な点は心強いところ。またグラフィックボードなどPCに搭載されたパーツを交換しても、保障が無効にならない点は嬉しいポイントです(交換時に故障させた場合を除きます)。
●LEVEL-M17M-134F-SLX-BLACK
CPU :Core i5-13400F
GPU :GeForce RTX 4060 Ti
メモリ :16GB
SSD :500GB
外形寸法:幅220mm×奥行411mm×高さ441mm
価格 :159,800円~
URL :https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=1037701
●LEVEL-M17M-134F-RLX-BLACK
CPU :Core i5-13400F
GPU :GeForce RTX 4060
メモリ :16GB
SSD :500GB
外形寸法:幅220mm×奥行411mm×高さ441mm
価格 :149,800円~
URL :https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=1037693
●LEVEL-M1A6-R75F-SLX-BLACK
CPU :Ryzen 5 7500F
GPU :GeForce RTX 4060 Ti
メモリ :16GB
SSD :500GB
外形寸法:幅220mm×奥行411mm×高さ441mm
価格 :154,800円~
URL :https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=1040955
●LEVEL-M1A6-R75F-RLX-BLACK
CPU :Ryzen 5 7500F
GPU :GeForce RTX 4060
メモリ :16GB
SSD :500GB
外形寸法:幅220mm×奥行411mm×高さ441mm
価格 :144,800円~
URL :https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=1040953
<⑤ゲーミングPCの定番ブランド ドスパラ GALLERIA>
パソコンやパーツの販売を行う老舗専門店「ドスパラ」のBTOパソコンです。BTOパソコンのゲーミングブランドといえば真っ先に名前があがるのがこの「GALLERIA」でしょう。大柄なミドルタワーケースを採用しておりメンテナンス性に優れています。延長保証を利用しない標準の保証期間は1年ですが、全国に店舗を展開しているため店舗持ち込みでの相談や修理依頼が可能な点は心強いところ。またグラフィックボードなどPCに搭載されたパーツを交換しても、保障が無効にならない点は嬉しいポイントです(交換時に故障させた場合を除きます)。
●GALLERIA RM5C-R46T インテル(R) Core(TM) i5 プロセッサー 14400F搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』
CPU :Core i5-14400F
GPU :GeForce RTX 4060 Ti
メモリ :16GB
SSD :500GB
外形寸法:幅220mm×奥行440mm×高さ425mm
価格 :164,980円~
URL :https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13642-SN4701.html
●GALLERIA RM5C-R46 インテル(R) Core(TM) i5 プロセッサー 14400F搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』
CPU :Core i5-14400F
GPU :GeForce RTX 4060
メモリ :16GB
SSD :500GB
外形寸法:幅220mm×奥行440mm×高さ425mm
価格 :154,980円~
URL :https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13686-SN4701.html
●GALLERIA XA7R-R46T 5700X搭載『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』
CPU :Ryzen 5 5700X
GPU :GeForce RTX 4060 Ti
メモリ :16GB
SSD :1TB
外形寸法:幅220mm×奥行440mm×高さ425mm
価格 :164,980円~
URL :https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13262-SN4572.html
●GALLERIA XA7R-R46 5700X搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』
CPU :Ryzen 5 5700X
GPU :GeForce RTX 4060
メモリ :16GB
SSD :1TB
外形寸法:幅220mm×奥行440mm×高さ425mm
価格 :154,980円
URL :https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13261-SN4553.html
●GALLERIA XA5R-R46T 7600搭載
CPU :Ryzen 5 7600
GPU :GeForce RTX 4060 Ti
メモリ :16GB
SSD :1TB
外形寸法:幅220mm×奥行440mm×高さ425mm
価格 :197,980円
URL :https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13258-SN4495.html
●GALLERIA XA5R-R46 7600搭載
CPU :Ryzen 5 7600
GPU :GeForce RTX 4060
メモリ :16GB
SSD :1TB
外形寸法:幅220mm×奥行440mm×高さ425mm
価格 :182,980円~
URL :https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13257-SN4503.html
<⑥セールで驚きの値引きも HP Victus 15L>
米国の大手パソコンメーカーHPのネット通販モデルです。標準でWi-FiやBluetooth機能を搭載しています。同社のゲーミングPCトップブランドの「OMEN」に比べると手を伸ばしやすい価格設定ではあるものの、BTOパソコンと比べると定価はかなりお高め。しかし、各種セールや配布されるクーポンを利用することでBTOパソコンより安く買えてしまうこともしばしばです。たとえば2024年の初売りセールでは、定価209,000円が驚きの124,300円での販売となっていました。なお延長保証を利用しない標準の保証期間は1年と標準的な内容となっています。
●Victus 15L(インテル) スタンダードモデル
CPU :Core™ i5-13400F
GPU :GeForce RTX 4060
メモリ :16GB
SSD :512GB
外形寸法:幅155mm×奥行297.3mm×高さ337mm
価格 :209,000円~
URL :https://jp.ext.hp.com/gaming/personal/victus_15l_intel/
<⑦まとめ>
ここまでおすすめのゲーミングPCをいくつか紹介してきましたが、パソコンの価格は水物といえるくらい変動するため、この記事の執筆時点(2024年1月末)とは価格が変わっている可能性があります。いきなり購入するのではなく、Web検索でセールやクーポン配布の状況を検索してみるのがよいでしょう。
また、今回紹介しているゲーミングPCはデスクトップパソコンなので、実際に使用するには外付けモニターやキーボード、マウスが必要ですし、ゲームスタイルによってはヘッドセットやゲームパッドなども必要になる点は注意しましょう。
BTOパソコンは注文時にパーツをカスタマイズできるので、予算があるならSSDを1TB~2TBに変更すると保存できるゲームの数が大幅に増えるのでおすすめです。動画編集などクリエイティブ用途でも利用したいなら、メモリーを32GBにするのもよいでしょう。
結局どのブランドを選んだらいいのかわからないという人もいるかもしれません。今回紹介しているブランドは、24時間365日対応の電話サポートを受けられる点も重視して選んでいますが、近所にパソコン専門ショップ(家電量販店は基本NG)があるならサポート内容を確認した上でそちらで購入するのも賢い選択でしょう。