総合学園ヒューマンアカデミーゲームカレッジ

ゲームを動かすために、プログラミングを駆使する技術者

ゲームだけじゃなく、様々な分野での活躍もできる

ゲーム上の全てのものは、プログラムがなければ、存在できない。

デザイナーが用意した3DCGも、豪華なBGMも、プログラマーがゲームに実装しなければ、ゲーム内に存在することはできません。つまり、プログラマーがいなければゲームが完成することはありません。それだけ重要な仕事といえます。また、ゲーム開発において、実際に完成する最後の最後まで仕事をする職種であり、一本のゲームの、開発開始から完成するまで立ち会えるやりがいのある仕事といえます。

業界が求めるゲームプログラマーとは?
他の職種と変わりはありませんが、確かな基礎と次々新しい技術にとりくむ貪欲さが求められます。現在、ゲームを取り巻く環境は激変しており、スピードや新しさが求められる分野もあれば、世界水準と戦える高度な技術が求められるジャンルもあります。多様な環境で活躍していけるよう、つねに学ぶ姿勢が求められます。また、多様な知識を活かして、サーバー構築などゲーム以外の分野での活躍も可能です。

ゲームをもっとおもしろく! ゲームの世界とユーザーをつなぐプログラマーの仕事について現場のプロにインタビュー

株式会社Aiming

松田 敦規 さん

株式会社Aiming  開発G プログラマー
ヒューマンアカデミー神戸校卒業
プログラマー専攻

中学生の頃よりプログラミングに興味を持ち、 高校2年生の頃に当時通っていた高校からヒューマンアカデミーのプログラミング学科に転学。

ヒューマンアカデミー主催の「全国合同作品展示会」で株式会社Aimingのスタッフから声がかかり、インターンを経て2015年4月に同社に入社。『剣と魔法のログレス』を手がける。

©Marvelous Inc. Aming Inc.

「ゲームが好き」という気持ちが何より大事

株式会社Aimingでオンラインスマホゲームの開発に携わっている松田敦規さんは、ゲームの世界とユーザーを繋げてゲームをより一層楽しんでもらえるための仕組みを作る、クライアントサイドのゲームプログラマー。ゲームプログラマーの仕事は幅広く、日々報告されるバグを修正したり、ゲームを一層楽しくするための新機能を追加したり、改善点を見つけ出して新たに機能を提案したりと、様々です。

「この機能が入ると絶対にもっと面白くなる!という箇所は、しっかりと要素を分析して説明します。機能の目的をちゃんと考えて明確にした実装内容は、他のプログラマーが見ても見やすいし理解しやすいんです。そうやって自分が面白いと思ったものが理解されて実際に世の中に出て、お客様が喜んでくれていることを知った瞬間は本当にうれしくてモチベーションが上がります」

「将来はゲームプログラマーになる」という目標は揺るぎなく、ゲーム制作の現場に少しでも早くから加わるため、高校2年生の頃にヒューマンアカデミーのプログラミング学科に転学した松田さん。Aiming入社のきっかけは、ヒューマンアカデミー主催のイベント「全国合同作品展示会」だったとのことです。

「在学中に制作したゲームを展示するイベントなんですが、そこにAimingの方々が見に来ていて声をかけてくれたんです。当時はまだ日本では話題ではなかった『League of Legends』の話ですっかり意気投合して制作物の評価に加えてコアゲーマーとしても認めてもらえて、まずはインターンとして参加することになったんです」。インターンを経てAimingに入社して今年で3年目となる松田さんは、「ゲームが好き」という変わらぬ思いを胸に、今でも研究の毎日を送っています。

ゲームプログラマーの仕事とは?

ゲームの面白さをお客様にダイレクトに届ける!

お客様の目に直接触れる部分を作るのがゲームプログラマーの仕事です。ゲームで遊んでいてお客様に違和感を覚えさせないようにしたり、パッと見ただけで面白そうなゲームだと思ってもらえるよう工夫したり。ゲームを楽しく遊びやすくするために組み込んだコードはダイレクトにお客様に届きます。そうやって出来上がったタイトルが世に出て、お客様が反応が得やすいのもプログラマーの仕事の面白さの一つだそう。

また、既存のゲームに新機能を追加させて作品をグレードアップさせるのも、プログラマーの腕の見せ所であり醍醐味。松田さんは『剣と魔法のログレス』では課金以外でもアイテムをグレードアップできる新機能として、アイテムの「素材システム」と「進化システム」を組み込みました。このことで、より多くのユーザーにゲームを楽しんでもらえるようになり、実際にゲーム自体の人気も上がったとのことです。

在学中に経験しておいた方がいいことは?

松田さんが在学中に制作したゲーム作品

プログラミングは、悩むより実践で身につける!

プログラミングの勉強は奥深く幅広いが、学生のうちにとにかくたくさんゲームを作ることが効率よくプログラミングが身につく方法だと松田さん。「この機能を使ってゲームが作りたい!という目的ができると、プログラミングの勉強も進んで取り組むようになるので苦ではなくなるんです」

難しいプログラミングの本を読んでいるだけではなかなか頭に入ってきませんが、自分でゲームを制作をする過程で、必要に迫られて調べたことは案外すんなりと身につくものです。そして、そうやって作ったゲームをどんどんコンテストや大会に出してみましょう。

ゲームプログラマーのキャリアプランは?

ベースとなるプログラミング言語「C++」を身につけよう!

常に最新の技術についていけるよう、しっかりとしたプログラミングの知識と技術を身につけて、技術者としてレベルアップしたいという松田さん。VRを始めとする新たなデバイスの登場や新たなテクノロジーによるコンテンツ開発にいつでも参入できるよう準備中とのこと。

プライベートでは、Unreal EngineやUnityといったゲームエンジンを使ってオリジナルのゲームを制作しているそうです。また、全ての基礎となるプログラミング言語「C++」をしっかりと身につけていれば、プログラマーとして活躍できる幅は広がります。プログラマーのキャリアアップには欠かせないスキルです。

ゲームプログラマに必要なスキル

言語

家庭用ゲーム機やアーケードゲームで使用されているC/C++が主流ですが、Webゲームやスマートフォン用アプリでは、他の多くの言語が使われています。新しい言語に即応できる柔軟さが求められます。


向上心

プログラマーに限りませんが、常に学習し、常にスキルアップを目指す向上心がなければ、日進月歩のゲーム業界で生き残っていくことはできません。つねに前向きに向上心を持って取り組めるように心がけましょう。


コミュニケーションスキル

携帯アプリなどの小さなゲームでも、仕事で作るゲームは、基本的に一人での開発ではありません。人と仕事をしていく以上、コミュニケーションスキルは欠かせません。また、エンターテイメントの基本はコミュニケーションです。相手に伝わらなければ意味がありません。


語学力

プログラム言語は言語の一種であり、語学力は直接役に立ちます。それだけでなく、最新の技術情報は殆ど英語で発信されています。インターネットを通して海外との垣根も低くなっています。語学力とくに英語力はとても役立ちます。


体力

ゲーム開発はアップ間近となると、深夜まで作業をする事も珍しくありません。何はなくとも、まずは体力!体力がなければ何もできません。健康に気をつけて、体力をつけましょう。


20年前・30年前と比べて、現在のゲーム開発に用いられている技術のレベルは格段に向上しています。

初めてゲームプログラミングを学ぶ学生には相当に高いハードルが待っているのは確かです。しかし、その高いハードルの向こうにいる作り手たちも、元々はみなさんと同じアマチュアです。やればできると信じて、寸暇を惜しんで一生懸命取り組みましょう。そして、実はその取り組む姿勢こそがゲーム業界で一番求められているものなんです。
また、現在ゲーム業界は、激変の時期を迎えています。今までの常識は通じなくなっています。この状況は若い人にとっては大きなチャンスです。全力で取り組んで、最大限活かしていきましょう。

岸本 洋平
担当:ゲームプログラム

目指す職業で専攻を選ぼう

プログラマー専攻

C/C++を中心に、プログラミングを基礎から学びます。2D主体のソーシャルゲームから、最新の3Dゲームまで、幅広くプログラムの世界で活躍するなら

プログラマー専攻


プランナー専攻

ゲームの主軸となる企画やシナリオだけでなく総合的なゲームデザイン力を学んで、ゲーム業界で活躍するなら

プランナー専攻


CGデザイナー専攻

基礎画力を高めるデッサンを始め、ゲームを構成するグラフィック素材である2DCG・3DCGを基礎から学んでいき、ゲームグラフィックの世界で活躍するなら

CGデザイナー専攻


アニメーター専攻

アニメーションや映画、CMなど、多くの人に感動と喜びを与える映像スキルを手に入れ、映像業界で活躍するなら

アニメーター専攻


大学部(大学学位取得)

ゲームを学びながら、大卒資格を取得できるコースです。ゲームの夢も大卒資格も取得できる、自分によくばるあなたには
高校3年生・大学編入者対象

大学部(大学学位取得)


迷ったときはキミの特性とやりたいことに合わせて、講師と専門スタッフが方向性もサポートします。

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