トピックス
実践してみたい喉のケア方法(シーン別)
以前のコラムでも触れましたが、声優にとって喉は武器であり生命線です。しかも、自分で守るしかない繊細な道具なのです。喉のことを考えずに生活していたら、あなたの武器はどんどん錆びつき、場合によっては折れてしまうでしょう。今回は、声という武器の切れ味を常に万全にしておくために、ふだんから心がけておくべきポイントをまとめてみました。
24時間声と喉を守り続けましょう
24時間というのは、決して大げさではありません。「たまにはいいか」という油断から暴飲暴食をして、喉に大きなダメージを与えることもあるのです。それでは、3つのシーン別に、喉をケアする方法を見ていきましょう。
喉ケアシーン1:就寝前
必ずマスクを着用し、湿度をしっかりと保ったまま眠りにつきましょう。湿度計や加湿器を揃えて、部屋が乾燥しないように注意することが大切です。空気が乾燥していると、喉は大きなダメージを負ってしまいます。エアコンを付けっぱなしにして寝てしまい、次の日に喉が痛くなっていた……という経験はありますよね? 声優を目指す以上は、そんな「うっかり」は絶対に避けてください。
喉ケアシーン2:日中の食事や水分補給
ミネラルウォーターやスポーツドリンクを常備して、いつでも喉を潤せるようにしておきましょう。飴を常にポケットに入れておくこともオススメです(その場合、のど飴が望ましいと言えます)。
コーヒーなどのカフェイン入りの飲み物にも注意してください。また、アルコールの摂取も控える必要があります。もちろん「まったく飲むな!」というわけではありませんが、できる限り遠ざけるように意識しましょう。特にアルコールは喉の水分を奪ってしまい、その状態で発声すると喉にダメージを与えてしまいます。また、炭酸飲料を摂取することもオススメしません。ゲップが出やすくなり、意図しない声が出て喉を痛めることがあります。そしてもちろん、タバコは厳禁ですよ! 喫煙中の方には、タバコを止めることを強く推奨します。
喉ケアシーン3:日常生活において
基本として、外出の際には必ずマスクを着用し、食塩水を使ったうがいをこまめに行うようにしましょう。また、たとえ風邪をひいていたとしても、咳をすることは可能な限り避けるべきです。病院でも薬局でも咳止めの薬は販売されていますので、購入して服用しましょう。咳は、予想以上に大きなダメージを喉に与えてしまうことを覚えておいてください。
喉はとても繊細な器官。大切にしてあげよう
アマチュア・プロを問わず、声優にとって喉を痛めることは「声優としての命」を削ることとある意味同じといえるかもしれません。意識してしっかり喉をケアし、大切に扱ってあげてください。あなたが大切にした分だけ、その喉と声は期待に応えてくれるはずですよ!
【無料 資料請求】最短2日でお届け!まずはパンフレットを取り寄せよう!